現在をうろうろ(796)
日本貧窮者経済新聞
 中国の鉄道貨物輸送と、なぜか、周口店と北京原人・・・?

 どうも、中国の成長率は、貨物の滞貨に左右されるような気がしています・・・多分、海上コンテナは・・・ヨーロッパに行ったのが戻ってこない・・・小まめに回収するためには、鉄道輸送によって本国への回送を実現したいとか、なんとなくね・・・ちょっと興味深いのは・・・編成が基本50両編成で走っている・・・という事は、ブロックトレインを作っているわけなのでしょう。貨物ヤードは結構多くの線路が敷かれて分離合体を繰り返しているわけですね。これって、結構、時間がかかる・・・そのため、日本では鉄道貨物はあっという間に衰退してトラック輸送が中心の社会になってしまったというわけですね。

 中国では・・・どうやら近頃は貨物列車の組み換えを行わないで、主要工業地帯間での直行定期貨物と使い分けているような感じ・・・まあ、見た感じでは・・・火力発電所への石炭輸送が定期便で走っていますから・・・このパターンですかね・・・コンテナ輸送はフレートライナーが走っているという感じですかね?

 中国は、これで、密集した工業地域を作っているという感じがしますね。徳州市の西部地域が興味深いですね。ここでの、工場の引き込み線までを書き込んでみると・・・右下の路線で真中が線路で囲まれていて中が白く抜けている所は、貨物ヤードでぎっしりと線路があるのですが・・・輪郭さえ分かれば良いので手抜きですね。

 黄色の2つのピンがこのあたりの工業を支える電力源の石炭火力発電所です。ここに大きな石炭ヤードがあり、石炭火力発電所とともに、石炭化学工業の工場があります。

 石炭化学工業は・・・アンモニア合成や窒化炉などがありますから、北朝鮮の興南化学プラントと同じような感じですね。

 工業地域から工業地域への貨物輸送・・・計画経済の為せる技というか・・・エネルギー政策に基づく鉄道の利用ですかね?石炭輸送は石炭火力発電所へ定期的に行わなければなりませんから・・・中心的な定期輸送という事になるのでね。

 日本もこういった形での石炭輸送が行われていたら、産業構造が随分と違ったのではないかと思いますが・・・ちょっと気になるのは、中国の石油化学コンビナートと思われるのが・・・・北京の南西にあります。周口店のちょっと北・・・

 左の写真で、右の四角が北京の内城とその中の紫禁城で、左下の丸をつけた場所に石油コンビナートらしきものがあります。

 右の写真のようなもので写真右が北です。

 燕山石油化学の工場のようですが・・・何でこんな山の中かね?北京が攻められる事を前提にすると、ここに石油基地があるのは悪くないと思いますが・・・このあたりで石油が出るなんって噂は聞きませんが?

 このあたりは地名としては左のような表記です・・・りつがん?とにかくかなりの規模ですね・・・燕山山脈に位置しますから・・・燕山石油化学と名乗っているのはおかしくは無いのですが・・・

 ここへの物資の輸送は、右のような貨物ヤードがあります。

 このあたりから南の方に旧石器時代の遺跡群が広がっているようですね。

 周口店に代表されるものですが・・・Wikiで周口店の原人遺跡の座標はこの石油化学コンビナートの南の端あたりになっているのがね。

 北京原人遺跡が世界遺産に登録されるのに先立って、どうやら工場設備が撤去されたとか・・・そうなると、座標は正しいのかね?

 詳細は分かりませんが、北京原人の発掘地点は第一地点から始まって・・・20か所以上の発掘地点があり、この第一地点または猿人洞と呼ばれる地点は龍骨山にあるとの事・・・博物館からおよそ5kmの所にあるようですから・・・多分、座標はあっていて・・・左の写真のあたりが、この第一地点であるようです。

 周口店の龍骨山の山頂近くに140m程の洞窟があって、この洞窟内から北京原人の最初の骨が発掘されたとか・・・そうなると、ここの可能性が高そうですね。周口店遺跡 これは新しい博物館の様で・・・古い博物館が山の上にありますが・・・

 新しい博物館の座標は・・・
 39°41'11.08" N 115°55'52.21" E ここです。

 右の写真で、右下の赤丸の建物が新しくできた博物館、そして左上の赤丸が古い展示館ですね・・・この古い展示館の周辺にいくつかの発掘現場が残されているようです。

 ここから5km程で工場の南の端にあたる上の写真の地点ですから多分、・・・近代デジタルライブラリー - 東北帝国大学理学部地質学古生物学教室研究邦文報告. 第36号 支那大陸の脊椎動物化石(前編) 22コマ 

 どうやら、左の写真が第一地点のようです。これは上の本の15コマに発掘作業の写真がありますね。Otto Zdanskyの写真のようですね・・・

 そして、どうやら、上の報告書の22コマの発掘が、3号及び13号地点を主力として行われていますから・・・その遺構に相当するのが上の写真の左の写真の山の部分で・・・

 右の周口店上部洞窟の発掘という事のようです。

 周口店に関しては、とりあえず納得したから良いでしょう・・・あれ?周口店の北の石油コンビナートを眺めるはずが・・・古生物学の本も読んでしまったし・・・まあ、良いでしょう。

 内陸に工業を起こす事を日本は怠ってきたという事もなんとなく理解しましたから・・・日本は、貧乏だから産業資本を沿岸部に集めて、そこへ人を運ぶ事が基本・・・エネルギー物資移送は、基本的に海運に任され、沿岸部に富が偏在する体制を組みあげていた・・・

 戦後は1950年代に、その政策を推し進め、敗戦からの復興を図った・・・しかも、地方からの集団就職で、若い人間を根こそぎ動員に近い事をして・・・結局、地方の停滞はこの時点で播かれた種なのではないかと・・・中央を富ませることによって高度経済成長を行った・・・つまり、富の偏在を推進した・・・1950年代の日本の成長、今度の成長も同じパターンを使うのでは・・・今度は女性の社会進出を狙い、高卒・大卒の女子を海浜部へ引き出して、産業資本の偏在を利用して、再び地方を疲弊させることで・・・富を生み出す・・・なんだか、吸血鬼のような政府に見えてきましたね・・・日本は格差社会を生み出すことで経済の再生を行うのか?

 あれ?・・・変な物を見つけました・・・従軍慰安婦に関する公文書・・・表題は、支那渡航婦女に関する件 で、所蔵館における請求記号 平9警察00286100(所蔵館:国立公文書館) 資料の書き出しは・・・

秘 起案 昭和十三年十一月四日 支那渡航婦女ニ関スル件伺 本日南支派遣軍古荘部隊参謀陸軍航空兵少佐久門有文及陸軍省徴募課長ヨリ南支派遣軍ノ慰安所設置ノ為必要ニ付醜業ヲ目的トスル婦女約四百名ヲ渡航セシムル様配意アリタシトノ申出アリタルニ付テハ、本年二月二十三日内務省発警第五号通牒ノ趣旨ニ依リ之ヲ取扱フコトトシ、左記ヲ各地方垂ニ通牒シ密ニ適当ナル引率者(抱主)ヲ選定之ヲシテ婦女ヲ募集セシメ現地ニ向ハシムル様取計相成可然哉 追テ既ニ台湾総督府ノ手ヲ通ジ同地ヨリ約三百名渡航ノ手配済ノ趣ニ有之 ・・・

 国立公文書館 アジア歴史資料センター 支那渡航婦女に関する件 は、支那渡航婦女の取扱に関する件 - Wikipedia の内務省発警第5号なんですが、それの案です・・・色々と修正があって興味深い・・・国立公文書館 アジア歴史資料センター 支那渡航婦女の取扱に関する件(庁府県)  そのうちこの手の資料も眺めるとしますかね・・・社会が変化すると正邪の考えも変わりますから・・・

 今の世の中では、身の回りの世話をしてくれる優しい女性を求めることは邪悪な事になったのかもしれません・・・?仕方ない、飯の支度でもするか・・・よこしまな事を考え始める前に・・・

2015.02.22

  

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