現在をうろうろ(786)
日本貧窮者経済新聞
 モンゴルから石炭が運ばれるというが・・・?(2)

 さて、前回の続きで、モンゴルから天津への鉄道とその沿線に関して気になるわけです。中国の辺境開発は、とにかく電気を引いて電化製品を普及させることで、遊牧民の定住化を図っているような感じです。そして、石灰岩の出る所にはセメント工場を建設し、鉄道を敷いて・・・石炭を運びこみ、火力発電も行う・・・そして、産業資本を蓄積して中核都市を生み出す・・・そんな感じですね。

 さて、中国領内の石炭輸送のための交易路をチェックしてみると、まずはモンゴルと中国の国境の貯炭施設から、道路距離で163kmのところに再び貯炭施設が現れます。黄土色の線が道路、青が鉄道、赤が風力発電所からの送電線です。まだ、この地域は細かく精査しているわけではないので、石炭はこのルートで送られてきています。

 左の写真下の貯炭施設が、どうやら砂漠と農地の境界のような感じの場所です。この貯炭施設の座標は・・・

 41°17'58.31" N 108°33'14.85" E ここですね。

 東西は7km程の施設ですね。どうも、ちょっと良くわからないのは、この場所が・・・鉄道の終点であった事は間違いないようです。この貯炭施設の右側はどうやら火力発電所のような感じです。そして、左側の黒い区画はモンゴルからの石炭の貯留施設であることは、トラックと道路の黒い色から確実なのですが・・・

 なんだか、このプラント、初めは石炭火力かと思ったんですが・・・なんだか違うみたい・・・これって・・・なんとなく、石炭液化プラントのような感じがするのですが・・・気のせい?妄想?近所の・・・寧夏自治区銀川市寧東石炭化学基地・・・に神華寧夏煤業集団の間接液化の事業のプラントがあるはず・・・中華人民共和国 寧夏 銀川市 霊武市 寧東鎮・・・ここの石炭関連のプラントは・・・座標は・・・

 38°10'25.44" N 106°36'40.19" E ここですね。

 多分、右の写真が寧夏自治区銀川市寧東石炭化学基地であると思われます。すると、この化学基地で石炭を液化する装置は・・・良くわからんが・・・JPECレポートの2014年8月009 のレポートに概要がありますね・・・

 なんとなく、上の奴も、石炭を乾留して石炭ガスを作り、一酸化炭素と水素から液体燃料や化学工業用の原料を生み出している可能性が高いような?

 なんだか、北朝鮮も中国も石炭液化が進んでいるようですね。日本の研究はどうなっている?確か、先駆的な研究は行われていましたが、実証プラントまでは作られたはずですね・・・鹿嶋に・・・

 左のような実証プラントが作られていましたが・・・こいつの実用化はどうなったのやら?・・・、NEDOLプロセスは技術的に世界 最高水準にあり、国際的展開も期待でき る段階に到達していると高く評価された。 これによって、日本の石炭液化技術開発は、 研究段階から実用化段階へと進んでいる。・・・高く評価されたことで、満足したのかね?

 あれ?また、我が国の政治屋君は毎回同じ演説をしていますね・・・この道しか無い・・・「この」の意味内容が無いのに・・・毎回拍手をしている人もご苦労さんですね・・・待ったなしとか・・・今まで何をしていたのやら?世界は大きく変化しているのに・・・何でも、最先端のつまみ食いをして満足するみたいな感じ・・・左の写真は1997年ですからね・・・改革の中身はどうせ無い・・・雰囲気だけで何で・・・人が動くかね?馬鹿じゃない?TPPは出口が見えてきた?ホントかね?

 コーポレートガバナンスか・・・我が国の政府のガバナンスはまともなのか?責任あるエネルギー政策か・・・中国の辺境の方がエネルギー政策が充実しているような感じですね・・・余計な演説を聞いている場合じゃない・・・何が水素ステーションだ・・・水素源は天然ガスじゃん・・・水素を作るときに発生する二酸化炭素はどうするのかね?大胆な改革は・・・先ずは総理の首のすげ替えから始まるような気がしますね・・・しかし、何で同じ内容の演説をするかね?自画自賛的な内容・・・地方の権限を増やすという事は・・・国税を減らして地方税を増やすのかね?どうも、我が国の政治屋の話を聞いていると、どこから金が出てくるのか?気になりますね・・・どう考えても、あの政治家の懐から出るのではなく、税金を大きくしてばら撒くしかないような気がしますがね?私などは、どうしても金ありきの話で考えてしまいますからね・・・うそ・・・国連改革も考えているのか・・・

 あれ?中国とモンゴル国境では変な事がある?中国からの送電線がモンゴルへ伸びている・・・残念ながら、モンゴル国内の画像がちょっと古くて途中から写っていない・・・という事は2004年以降にモンゴルへ中国の送電線がモンゴルに伸びたことになりますね・・・

 この送電線が、モンゴルの系統に接続しているとなると、モンゴルの電力は中国の系統電力と一体になっている事になっちゃいますが・・・そうなると、モンゴルのエネルギーの独立は無い事になる・・・

 どうやら・・・モンゴルの発電所はあまりまともに動いていなくて、国境の近くでは2012年以降はかなりの電力をロシアや中国から買いこんでいるとか・・・どうも、この風力発電による電力はモンゴルに送られているのか?そう言えば・・・モンゴルの砂漠で風力発電を行い、日本に送電するという事業の話があったような?

 まさか、モンゴルの新手の資金導入策にソフトバンクは手を出すのかね?これも、モンゴルに日本の金を放り込んで、送電線で中国が儲けるという素敵なシステムかね?なんだか、中国の遠大な計画に踊らされているような?なんとなく嫌な予感が・・・何かは、ちょっと判然としませんが・・・?何か、ちょっと気にかかる・・・なんだか分からないけれど・・・

2015.02.14

  

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