現在をうろうろ(746)
日本貧窮者経済新聞
 新「宇宙基本計画」って何だ?戦争準備か・・・?(48)

 前回の続きで・・・我が国の宇宙開発利用を支える産業基盤はゆらぎつつある・・・というやつですね。

 また、人工衛星等に用いる機器や部品には、宇宙空間においても機能するよう、放射線や熱に対する強い耐性等他の産業には無い高度な技術が求められる。しかしながら、我が国の政府機関おける人工衛星等の需要量は十分ではなく、少量生産となるため、我が国の宇宙機器産業が 採算性を確保しながら生産・技術基盤を持続的に維持していくことは困難である。このため、我が国の宇宙機器産業は、世界市場を供給先とする海外事業者に人工衛星等に用いる基幹的部品の多くを依存せざるを得なくなっている。長期的視点から、部品枯渇への対応を始め宇宙機器・部品に関する取組を推進する必要がある。

 人工衛星用の機器や部品は、放射線や熱に対する耐性を持たせる必要があるのは分かりますが・・・まあ、需要を広げる事を考える必要がありそうですが・・・原発解体のためのロボットの制御装置やセンサーとか・・・多分、研究仕分けを考えれば、安上がりな研究が行えるはずだと思いますが・・・なんとなく、分野毎にばらばらに、似たようなものを開発しているような気がして・・・そして、超少量多品種・・・1回きりの発注とか平気でやっているのではないかと・・・何しろ、掛け声は世界最高水準で、実験にしかすぎないものが大半ですからね。

 ちょっと、不思議なのは・・・軍事目的だと、兵器というゴールがあるので実現できるが、民生用となるとコストで挫折しているのか、最後の詰めで実用にならないような感じですが・・・

 多分、問題なのは・・・軍事技術として開発されたものなどの、民間移転が不完全なのではないかと・・・GPSなど軍事技術ですが、米国はさらりと公開しちゃうわけですから・・・公開が原則で成り立っている・・・研究成果の商品への転換までを考える必要がありそうな気がしますが・・・宇宙関連は儲かる・・・そんな旨みが無いような?あるような?

 そう、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー) - 科学技術政策 - 内閣府 こいつを眺めて思ったんですが・・・実用に向けた部分が・・・出口戦略として記されている部分ですが・・・本来は、研究そのものより、社会システムの立ち上げに近いわけで、技術開発が終わっても、その技術を使って作って売る部分が無い・・・例えば、エネルギーキャリア・・・

 2020 年の東京オリンピック・パラリンピックでのデモンストレーションや、ある一定の地域において水素の製造・輸送・貯蔵・利用技術を確立し、発電、熱利用、自動車等に水素またはエネルギーキャリアを用いて、ゼロエミッション社会(水素タウン)の実現を実証していく。現在でも水素を積極的に利用している地域はあるが、その利用は地域内の一部の発電用や自動車用に限られる等、極めて限定的・断片的である。特区等による制度改革も交え、水素社会が成り立つことを国内外に示していく。
(参考) 2018 年頃に想定している主な技術開発成果
  ・エネルギーキャリアを活用した水素ステーション
  ・エネルギーキャリアで駆動する燃料電池やタービン 等


 この技術の担い手に関しての部分が無い・・・完成された技術に対しての参入の形か、研究者とつながりのある企業が試作品などの製造を通じて関与するという感じなのですかね?

 私だと、この手のプロジェクトは、先に参入する業者を考えちゃいますが・・・

 先ず、エネルギーキャリアをキーワードに新たな産業群を育成する・・・ここから考え始めてしまいます。だって、研究者が立ちあげるベンチャーではないようですからね。社会全体が共有するシステムとしての水素社会ですら・・・

 次に研究者・・・エネルギーキャリアをキーワードとして、実現可能な研究を行っている者を公募・・・エネルギーキャリアとしての水素や硝酸系の燃料を中心として・・・水素製造・水素利用・・・で水素製造で2方式程度、利用で燃料電池・内燃機関・ガスタービン・エネルギーキャリアステーションなど・・・で研究者をピックアップ・・・

 ここで、入札・・・研究者とその研究に対して・・・将来の利権を掴むために投資をさせる・・・応札の無い研究はパス・・・旨みが無いと判断されたわけですから・・・どうしてもやらせたければ国費は、プロジェクトそのものの見直し・・・エネルギーキャリアステーションなどは、当然、補給のためのタンクとのジョイントなどの規格なども策定する・・・つまり、プロジェクトの終了が、そのまま、新しいエネルギーキャリア時代を拓く全ての準備が終わり、実施される事を前提としたくなるわけです。

 研究段階で、利権の割り振りを出資額に応じて・・・金銭的な出資だけでなく、技術的な出資でも良いと思いますが・・・この研究のために、我が企業の溶接技術者を出す、評価額として300万円とか・・・技術の価格の評価システムなどが面倒だと思いますが・・・まあ、材料などを除いた工賃として300万円分を提供するとか・・・ここで、資金の積み上げを図りつつ事業の調整を行えば・・・問題は、調整者がよほどしっかりしていないと・・・何しろ2020年の実現で全てが上手くいかなければ駄目ですからね・・・現状の置き換えや、現状の代替物があればそれも視野に入れての組み立てになるから、システム自体に深い造詣があって、とりあえず目標時期にシステムとして動き出すようにできるようにする強い心棒になる人材を探すこと自体が難しいかも?

 共産圏の5カ年計画の類はこんな動きだったような気がしますが・・・1つのシステムをいくつかのサブシステムで完成する事になるわけですから・・・この手のプロジェクトでは、野心的な試みまではOKですが、我が国の御家芸のハッタリでは成立しなくなりますからね・・・あのハッタリ野郎と一緒に仕事なんかできるか!なんてなりますからね・・・あいつは間に合わない男だから・・・あとは、新技術に好意的な技術者とかの兼ね合いとか・・・学者は技術者を低く見たりしますからね・・・何回か、こういったプロジェクトを繰り返すことで、産官学のすり合わせが上手くなって行くのでしょうが・・・果たしてどうなるか?

 結局のところ、実用のために国力を上げてではなく、とりあえず、世界最先端の研究をやってみました・・・これで、満足してしまうために・・・我が国の宇宙機器産業が 採算性を確保しながら生産・技術基盤を持続的に維持していくことは困難・・・という事になるのだと思います。虜囚日記の敗因21カ条・・・日本の学問は実用化せず、米国の学問は実用化する・・・理由は・・・日本の不合理性、米国の合理性・・・そして・・・克己心の欠如と反省力なき事・・・毎回同じ・・・進歩が無い・・・一人よがりで同情心が無い事・・・そして、それでもいいや・・・兵器の劣悪を自覚し、負け癖がついた事・・・克己心は無い、反省もしない・・・世界の最先端へ向けての万歳攻撃・・・そして、飽きちゃう・・・日本はなぜ敗れるのか―敗因21カ条 でもね・・・それが、我が国の国民性なんで・・・万歳攻撃か・・・

 どうせ、今回もイスラム国との全面対決に駆り出されるのではないですかね?反省しないで、米国に良いところを見せようと頑張った末に泥沼の戦争への道を歩きはじめたのか?・・・健二の命を救って下さい。ヨルダンとの交渉にどうか最後まで全力をあげて下さい。残された時間はあとわずかです・・・官邸は約15分後に「面会を断る」と回答した・・・総理に面談を求めましたが断られてしまいました。母親として面目なく残念に思います・・・下手をすると、国民からも嫌われる・・・だって・・・皆さんが、あるいは皆さんのお子さんやお孫さんたちがその場所にいるかもしれない。その命を守るべき責任を負っている私や日本政府は、本当に何もできないということでいいのでしょうか。内閣総理大臣である私は、いかなる事態にあっても、国民の命を守る責任があるはずです・・・こんな風に言ってますからね・・・拘束された本人だけでなく、本来はその脅威を感じている人の安心も醸成しなければならないのに・・・

 ただ、官邸の回答・・・官邸は約15分後に「面会を断る」と回答した・・・この中身が分からないのでね。頑張って対応しています、今はお会いできませんが、全力を尽くしますなのか・・・首相 面会を断る 以上 とでは違いますが・・・「面会を断る」・・・しか、書いてなければ問題ですね。国民の不安を取り除く事ができる政治家ではなく、感情に対して対応できないただの政治屋、親の心を知らない・・・そうか、親の心を知らないんだ・・・

 報道関係諸氏よ次回の首相外遊に際して、誘いがあっても、政府専用機に乗るな!そうすれば政治屋は孤独を知るようになる・・・がらんとした客席を十数時間・・・楽しい時間が送れるね・・・報道諸氏は合同で別にチャーター便を仕立てて行けば、それはそれで楽しいはず・・・言いたい放題ができますからね・・・専用機では気が気ではないでしょうが・・・

 残念ながら、日本の社会はこんなことで成り立っている感じがしますね。・・・会社の宴会、上司がいなけりゃ、言いたい放題・・・立派な上司の話題で盛り上がることは・・・まず無いね。挙句の果てに、在職中の死を迎えて、告別式の後で、酷い奴だった、でも、最後に良い事をしたよ・・・早く死んで良かった・・・日本は意外と根に持つ怖い国なのでね・・・お追従、手のひらかえして反逆者・・・両極端なんです。・・・あれ?宇宙開発の話だよ・・・なんだか、政府の文書を読んでいると国民性の研究になってしまうのは何故?・・・??

 気になるのは、日本は中東に派兵する事になるのか?本気の戦闘の消耗率って互角だとどの程度ですかね?私はいいかげんに計算するときは1回戦について20%程度の戦闘不能者が出ると計算していますが・・・3回の戦闘で兵力は半減、各回戦で戦闘不能者の2割を死者として・・・3回戦で出征した1割の死者、4割の負傷者、5割の健全な戦闘員・・・なんとなくね。

 死者を考えると、戦争なんか考えたくない・・・だって・・・私だって、ソフィストでしたから数多くの生徒を教えていましたのでね・・・日本が戦争をし、戦死公報が出されるのであれば・・・出るたびに目を通すはずですから・・・すると、同姓同名の違う人かもしれませんが、教え子の名を見出すことになるから・・・この世から命を背負った名前が消える・・・いや、政府の戦争指導によって消される・・・

 だから、命が消されるような戦争はしてはいけない・・・逆に言えば、靖国神社などで、その名を残そうとする・・・陸軍の神社ですからね・・・祟られないための装置としての神社のような気がしてね・・・政府の戦争指導が無ければ死ななくて済んだ人達・・・日本が戦争をする国になって、戦死者がでるようになったら・・・戦死公報を見るのが日課になるかも・・・本物の戦死公報など見たくない・・・しかし、あの政治屋はどうなのだろうか?戦死者を見て・・・国際貢献と思うのか?票田の肥やしか?・・・それに対して、詐欺罪や背任は構成できないのかね?

 ・・・特定の民族を差別し、憎悪の対象とすることが、人間をどれほど残酷なものにしてしまうのかを、学ぶことができました。昨年3月、アムステルダムにアンネ・フランクの家を訪ねましたが、本日は、決意を新たにいたしました。 ハショア・レオラム・ロー・オッド(ホロコーストを、二度と繰り返してはならぬ)。・・・心の底か?それとも・・・オウムのような練習の結果なのか?ヘブライ語かね?キッパーをかぶった?ということは、ユダヤ教の聖なる空間に入った事を意味するね。ユダヤ教の神に対して頭を隠すことで謙遜の意を表す・・・という事は、イスラエルのホロコースト博物館であるヤド・ヴァシェムは宗教施設なのかね?・・・ 旧約聖書のイザヤ書56章5節 わが家のうちで、わが垣のうちで、むすこにも娘にもまさる記念のしるしと名を与え、絶えることのない、とこしえの名を与える。・・・旧約聖書は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖典だが・・・また、余計な事を考えている・・・

2015.01.29

  

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