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日本貧窮者経済新聞
 新「宇宙基本計画」って何だ?戦争準備か・・・?(43)

 国家安全保障戦略を眺める羽目になって・・・1月13日の701回の続きに入れますね。新「宇宙基本計画」 (素案)5ページ目ですね・・・インドや中国の台頭が恐ろしいとかそういったものの続きですね。

A 日米宇宙協力の新しい時代の到来
 アジア太平洋地域において、その
平和と安定を維持するためには米国の抑止力が不可欠である。米国の全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)を始めとした宇宙システムは、米国の抑止力の発揮のために極めて重要な機能を果たしており、万一、これが劣化・無力化され、アジア太平洋地域に対する米国のアクセスが妨げられることとなれば、米国の抑止力は大きく損なわれることになる。また、我が国を守る自衛隊の活動は、我が国自身が保有する宇宙システムや商用衛星サービスのみならず、GPS を始めとした米国の宇宙システムにも大きく依存している。

 変なの?平和のために法の支配を叫んでいるのだから、まともな法があれば米国の抑止力などは必要としないのでは?なんだか矛盾が・・・法の順守を叫べばよいのですが、その法が信用できないから、補完するものとしての軍事力が欲しい、核による抑止力が無いと眠れないという状態になるのかね?

 少なくとも、昨今の国際情勢からすると、イスラム国・・・我が国の政治屋からすると25日のNHK討論番組で政治屋君がISISだかISILだかちょっと発音が不明瞭だったので分かりませんが、それをイスラム国の事ですねと何度も聞き返されていましたっけ・・・イスラム国・・・国として認めたくないからシリアにおける邦人拘束事案としているわけですからね。別段、米国の軍事力など気にせずアッラーの方が優先されていますからね。このあたりが、信念の違いのような気がします。我が国の安全保障でニュージーランドが別枠になっているのは、米国とニュージーランドでは安全保障の概念が違いようですからね。そのため、太平洋安全保障条約は事実上停止されている・・・米軍はニュージーランドの防衛義務を停止しているわけですからね。

 従って、米国の抑止力が絶対的な条件かというとそれもまた怪しい・・・台湾なども、基本には米国の台湾関係法によって事実上の軍事同盟を組んでいますが・・・第二次世界大戦中の建造になる潜水艦などを運用していますし、米国からの武器の売却が停止されていますから、事実上米国の核の傘の下にはいないような感じですね。ベトナムなどもしっかり中国の官憲と争ったりして、外交問題として処理したりしていますからね。

 どうも、あまり納得のいかない話というか・・・よほど中国が怖いのか?まるで黄禍論の世界のような?中国の世界侵略・・・フー・マンチュー博士の映画でも見るか・・・

 なんとなく、それに対抗するために日本は火中の栗を拾う事になるのかね?

 GPSが停止されるとき?近頃はGPSのナブスター衛星からの信号は民間用と疑似乱数による保護されたものと疑似乱数にさらに内容証明が付いた奴の3種類でしたっけ?

 一応、どのような場合でも民間用の奴は以前のような精度を落とすような操作はしないことになっているようですし、疑似乱数の奴は・・・暗号文と平文が通常両方とも出ているので、疑似乱数は解読可能・・・乱数表が再現できるわけで、軍用といっても非常に単純な暗号体系ですね。

 内容証明付きは・・・偽のGPS信号に騙されないようにするためのものですね。そして、現在調達されている衛星には誤差データーを加える衛星は無いので・・・衛星が破壊されるか、広域の妨害が無い限りは劣化や無力化は無いはずなんですが・・・我が国を守る自衛隊の活動は、我が国自身が保有する宇宙システムや商用衛星サービスのみならず、GPS を始めとした米国の宇宙システムにも大きく依存している・・・のは分かりますが・・・GPSの信号を妨害されるようであれば、他の衛星の通信も妨害されますね。高高度での核爆発による電磁パルス;EMPなんかだと広域の通信障害が出ますが・・・さて、何が言いたいのやら?そのために、未だに艦船には磁気コンパスや紙の海図や天測道具が、航空機には磁気コンパス・管制航行装置などが積まれているのだと思いますが・・・続きは・・・

 こうした中、「日米安全保障協議委員会」(「2+2」閣僚会合)等を踏まえて平成 26 年 5 月に開催された日米両国政府の事務レベル協議において、「両国が直面する共通の安全保障上の課題を踏まえ、日本の宇宙活動の活発化が日米双方の安全保障に不可欠な宇宙アセットの抗たん性 の向上につながる」日米宇宙協力の新しい時代の到来が確認され、具体的な関心分野として、米国 GPSと我が国の準天頂衛星システムによる衛星測位、SSA、宇宙を活用した MDA、リモートセンシング・データ・ポリシー等が挙げられた。また、「日米防衛協力のための指針の見直しに関する中間報告」(平成 26 年 10 月 8 日)においても、日米両政府が重要性を認識する事項の一つとして「同盟の文脈での宇宙及びサイバー空間 における協力」が挙げられている。
 我が国としても、これらの分野を中心に、日米同盟強化に向けた取組の一環として、安全保障面での日米宇宙協力を強化していく必要がある。


 まずは・・・両国が直面する共通の安全保障上の課題・・・と書かれていますが、こいつは何だ?北東アジアの問題の話だとは見当が付きますが、この具体的な内容となると、何だろうとなるわけです・・・この文言が現れる文書は、2014年4月25日の日米共同声明:アジア太平洋及びこれを越えた地域の未来を形作る日本と米国 こいつですね。

 日米両国は,開かれた海を依り所とするグローバルな貿易網を有する海洋国家として,航行及び上空飛行の自由を含む国際法の尊重に基づく海洋秩序を維持することの重要性を強調する。日米両国は,事前に調整することなく東シナ海における防空識別区の設定を表明するといった,東シナ海及び南シナ海において緊張を高めている最近の行動に対する強い懸念を共有する。日米両国は,威嚇,強制又は力による領土又は海洋に関する権利を主張しようとするいかなる試みにも反対する。日米両国は,これらの緊張に対処するため,この地域における各国の政府及び軍の間における信頼醸成措置の確立を強く促す。日米両国は,南シナ海について,関係国が自らの海洋における権利の主張の根拠を国際法に合致する形で明らかにするよう求める。また,不測の事態のリスクを削減する方法として実効的な行動規範(COC)の早期策定に向けた取組を支持する。日米両国は,南シナ海における海洋の紛争を解決するために国際的な仲裁を含む外交的及び法的な手段を用いることを完全に支持する。

 日米両国は,両国が直面する共通の安全保障上の課題を踏まえ,日米防衛協力のための指針の見直しによることを含め,日米安全保障協議委員会の指示に従い,日米の安全保障同盟を強化し,現代化している。米国は,最新鋭の軍事アセットを日本に配備してきており,日米安全保障条約の下でのコミットメントを果たすために必要な全ての能力を提供している。これらのコミットメントは,尖閣諸島を含め,日本の施政の下にある全ての領域に及ぶ。この文脈において,米国は,尖閣諸島に対する日本の施政を損おうとするいかなる一方的な行動にも反対する。米国は,日米両国間の政策及びインテリジェンスに係る調整の強化を促進することとなる日本による国家安全保障会議の設置及び情報保全のための法的枠組みの策定を評価する。

 という事ですから、両国が直面する安全保障上の課題とは「中国」という事になりますね。どうやら、米国は日本を中国に対する橋頭保として使う事を考えている事になりますね。そうなると・・・日本の宇宙活動の活発化が日米双方の安全保障に不可欠な宇宙アセットの抗たん性 の向上につながる・・・というのは?宇宙アセットの抗堪性?・・・宇宙インフラ資産の抗堪性の向上・・・日本も衛星を打ち上げて米軍の後方支援をせよという事ですかね?

 で、具体的には・・・米国 GPSと我が国の準天頂衛星システムによる衛星測位、SSA、宇宙を活用した MDA、リモートセンシング・データ・ポリシー等・・・日米の衛星測位の一本化かね?私のカーナビは日本の準天頂衛星の信号は利用できませんからね・・・SSA・・・さいたまスーパーアリーナじゃないな・・・Space Situational Awareness 宇宙状況認識の話でしょうね。宇宙のゴミとか、敵対的な人工衛星、太陽の活動などによる電波状況などの監視の話ですね。NICT 宇宙天気情報センター 短波ラジオなどをいじっていると、この手の情報が有用ですね。電離層の様子とか・・・高エネルギー粒子は面白いですね・・・ガイガーカウンターが急に放射線の警告を出したりします・・・じゃなかった・・・宇宙を利用したMDAは何だ?宇宙のメール配送エージェント?まさか・・・ああ、宇宙を用いた海洋状況認識ですね。通常は魚群を監視し、時々長さ100mを越えるやつを追いかけるというものですね。我が国の海洋監視衛星で、福島原発の温められた地下水の湧出とか探知できないのかね?リモート・センシングか・・・偵察衛星ね・・・

 民需が開拓できないというより、民需にしたくないのではないかと・・・米国の凄い所は軍事技術が民需に提供されるあたりですよね・・・GPSやGoogle Earthのようなものとか・・・日本の場合は・・・軍事機密の闇の中に隠れちゃうのかね?いずれにせよ、日本も金を使えと言ってきている?

 米国が日本に配備した最新鋭の軍事アセットは何かね?Xバンドレーダーとかミサイル追跡艦?あとは弾道ミサイル防衛対応型のイージス艦の追加配備?

・・・続きは・・・

2015.01.27

  

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