現在をうろうろ(721)
日本貧窮者経済新聞
 新「宇宙基本計画」って何だ?戦争準備か・・・?(23)

 さて、どうも戦争をしたいが、その具体的な戦略も何も無い感じですね・・・とにかく、何でも良いから戦いたい!そんな感じですかね?困ったものだ・・・

(4)海洋安全保障の確保
 海洋国家として、各国と緊密に連携しつつ、力ではなく、航行・飛行の自由や安全の確保、国際法にのっとった紛争の平和的解決を含む法の支配といった基本ルールに基づく秩序に支えられた「開かれ安定した海洋」の維持・発展に向け、主導的な役割を発揮する。具体的には、シーレーンにおける様々な脅威に対して海賊対処等の必要な措置をとり、海上交通の安全を確保するとともに、各国との海洋安全保障協力を推進する。


 法の支配か・・・一般的な枠組みは整いつつありますが・・・一般法に対して、特別法が優先される・・・つまり、その海域の事情の方が優先されるから問題になるだけだと思われますが・・・安全保障は誰の責任か?と言ったら外交ですから、政府の仕事ですね。政府がきちんと動いて、一般法に則ってそれぞれの海域での現状を把握して、外交交渉を積み重ねて、その地域の法である条約を作りださねばならないのに・・・抽象的な法の支配を叫ぶのかね?法の支配を叫ぶのなら、その地域の法を見出さねばならない・・・歴史法学的だね!元の私の専門・・・しかし、その法を見出す作業・・・当事者間の話し合いができない・・・近所付合いの下手な政治屋君だから・・・無理なんでしょう。

 なんで・・・法の支配って叫ぶのかね?あの政治屋の叫ぶ法の支配ってのは・・・どう見ても、自分にとって都合の良い法の支配ですからね。まあ、政治屋ですから国益を中心に組み立てて、耳触りの良い言葉を並べることで票を集めるわけですから仕方ない部分はありますが・・・国際的な信用はどうなるのか?米国の議会の調査機関のレポートが・・・詳細は見ていませんが・・・朝日の報道では・・・

 「経済成長を積極的に加速しようとしてきた」と評価する一方、歴史問題では「周辺国との関係を悪化させ、米国の国益を損なわせたかもしれない」との懸念を示し、戦後70年を迎える今年、安倍晋三首相の対応に「世界が注視している」と指摘した。
 報告書では、安倍首相を「ナショナリストとして知られる」と紹介。首相の過去の発言について、「日本帝国の他のアジアの国々への侵略や虐待を否定する歴史修正主義的視点を持っていることを示唆している」との見方を示した。
 昨年の衆院選で自民党が勝利したことから「安倍首相が日米関係にプラスにも、マイナスにも影響を与え続ける」とも強調した。


 この調査報告書はあとでチェックしましょう・・・一応探しているのですが見当たらなくてね・・・Congressional Research Service Reports (CRS) and Issue Briefs ・・・どうも、紛争の種を撒く人物と目されているような感じですからね・・・どうやら、言っている事と、腹の中が一致していない・・・経済政策は何かやっているから、そのうち上手く回るようになるかもしれない程度の認識ではないかと・・・ざっと、経済政策も見てきましたけど・・・結局ばら撒きの類ですから、岩盤を上手く調整するという気もないようだし・・・

 また、これらの取組に重要な我が国の海洋監視能力について、国際的ネットワークの構築に留意しつつ、宇宙の活用も含めて総合的に強化する。さらに、海洋安全保障に係る二国間・多国間の共同訓練等の協力の機会の増加と質の向上を図る。
 特にペルシャ湾及びホルムズ海峡、紅海及びアデン湾からインド洋、マラッカ海峡、南シナ海を経て我が国近海に至るシーレーンは、資源・エネルギーの多くを中東地域からの海上輸送に依存している我が国にとって重要であることから、これらのシーレーン沿岸国等の海上保安能力の向上を支援するとともに、我が国と戦略的利害を共有するパートナーとの協力関係を強化する。


 ああ・・・やはり、隣国中国との対話を行わなければならないのでは・・・中国のインド洋の真珠の首飾り戦略でしたっけ・・・中国は着々と港湾を整備して拠点を設けていますからね・・・これに対抗して、日本も港湾施設の整備を行うとか?やはり、海上保安庁と関係国の海上警察が連携して警戒する状況を作りださないといけないのではないかと・・・さもないと、中国がリーダーシップを取ることになるのでは?

 中国海軍は、イラン海軍やパキスタン海軍との交流はあるし、スリランカに潜水艦を寄港させたり、モルジブにも支援の手を伸ばし・・・ソフトパワー、王化思想・・・中国の徳を慕って朝貢するようになる・・・何しろ、世界の工場と化していますから、緑や赤のお札を持って行くと、コストパフォーマンスの良い商品が出てきますから・・・

 インド洋は右のように広いですからね・・・南アフリカからオーストラリア・ニュージーランド・チリ・・・私はクリッパー航路が気になってるんです・・・超大型船がそのうち走るようになる・・・パナマ運河の拡張も完成するし、2020年に向けてニカラグア運河も工事が開始されたし・・・海上交通をが大きく変化する・・・日本にとってはインド洋はかなり遠いですからね・・・

 一応、インド洋にも我が国の拠点になる場所はマダガスカルのトアマシナ港がありますが・・・いずれにせよ、港が整備されれば通商は盛んになる・・・船がある国は貿易を行える・・・商船は平和な海しか走れないから、航路の安全は全ての国の国益にかなう・・・

 何故、中国に対する対抗意識を持って・・・我が国と戦略的利害を共有するパートナーとの協力関係・・・となるのか?中国の海軍戦略のゴールを「調和の海」、「中国は覇権を求めないし、他国との軍事力拡大や軍拡競争も求めない」とか・・・こいつを言質にとって、その実行のための超国家組織でも作れば良いだけのような気がしますが・・・話し合いは無しのようですね。・・・政治屋君には荷が重すぎますかね・・・基本的に近所付合いをきちんとして、資本を出し合う共同事業の形に持って行けば良いと思いますが・・・面子ですかね?商社と外務省が頑張れば政治屋抜きで日本の拠点が作れると思うが・・・それ以前に、政治屋君では対等に話し合うための基盤そのものが作れない可能性が高いようです。

 やはり、なんだか・・・ただ戦争がしたいだけのような感じがしますね・・・お前は甘いと言われそうなのは分かりますが、理想主義の妄想家なので・・・いずれにせよ、日本軍の艦船がこのあたりまで進出するにはそれなりの理由が必要になりますが・・・調和の海・・・それが実現される事を祈るしかないですね・・・続きは、どこで戦争をする話かな?

2015.01.19

  

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