現在をうろうろ(709)
日本貧窮者経済新聞
 新「宇宙基本計画」って何だ?戦争準備か・・・?(11)

 さて、続きは・・・都合次第で国際法というやつを叫ぶ話のようです。法というのは・・・なかなか厄介なものでね。現行の憲法にも文字で書かれていない上位の法についての記述がありますね。人間相互の関係を支配する崇高な理想・・・概念的ですがね・・・別名では神の法・・・ただ、この神の法ですら・・・実は・・・国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならないわけですね。こいつを放棄して、自民党の憲法草案で、国の御情けの臣下の権利としての・・・独裁者の都合による権利へと乗り換える事を望んでいる人が多くなってきているようです・・・自由などの権利というのは、重い義務を背負う事になります。自由などの諸権利を享有する事は、自分で考える事を要求します。そこには孤独が生まれ、自らの意思で行動しますから責任が生じますからね。未成熟な人間は残念ながら、その孤独や責任を背負う事を止めて、それを誰かに背負って貰おうとしますからね・・・それが、ナチの独裁を生み出して行く・・・今の日本も良く似ていますね・・・国の与える安逸の下では民度の高い国民・・・国内では威勢の良い政治屋君・・・海外でも取り巻きとともにいる事を好む政治屋君・・・お膳立ての上で動くのが好きな政治屋君・・・海外では、外務省のお膳立てのパッケージツァーですから・・・楽だと思いますね。日本最大・最強の旅行会社・・・

(4)国際公共財(グローバル・コモンズ)に関するリスク
 近年、海洋、宇宙空間、サイバー空間といった国際公共財(グローバル・コモンズ)に対する自由なアクセス及びその活用を妨げるリスクが拡散し、深刻化している。
 海洋は、国連海洋法条約に代表される海洋に関する国際法によって規律されているものの、既存の国際法を尊重せずに力を背景とした一方的な現状変更を図る動きが増加しつつある。また、宇宙空間やサイバー空間においては、各国間の立場の違いにより、適用されるべき規範の確立が発展途上にある。


 さて・・・グローバル・コモンズか・・・我が国はグローバル・コモンズをどの程度認めているかの問題ですね。到達可能で、実効支配する価値があり、実効支配できる場所と、それ以外の場所・・・グローバルコモンズ・・・時々、価値が認められなかった場所が、実効支配すべき価値ある場所に変わる・・・これが問題・・・利益の可能性が生まれた瞬間・・・国益の美名で戦争に至るほどの重い場所に変わる・・・近頃の日本は国益を叫びすぎる・・・欲望の巷・・・問答無用の原因は?・・・多重債務者は利益に関する話は・・・債務不履行に近付くにつれて話したがらなくなる・・・自明・・・借金の当初は自由度が上がるが、借金の限界に近付くにつれて周囲の全てが恐怖につながる・・・従って、利害関係人との話をしたくなくなる・・・特に債権者とは・・・一般に、威勢の良い言葉で、債権者をはぐらかす事に終始する・・・該当しないかね?

 興味深いのは・・・日本国憲法の中の、民意を反映しないコアの部分・・・

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 この憲法は深い・・・学生時代には気付かなかった・・・このところの妄想から、この部分の意味がなんとなく理解できた気がしますね・・・従って・・・国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。仁義の概念に近いのかね?広く他人を思いやり、人の道にかなう事・・・広義の仁義・・・党派や国を越えたもの・・・こいつが、中華帝国があれだけの帝国を築き維持できた理由ですかね・・・仁義無くしてできるわけが無い・・・仁義の具現物としての律令・・・古くからの法治国家・・・通常の紛争は警察力で処理できる国・・・

 日本も中国の海警に見習って、海上保安庁を強化すべきだと思いますが・・・なぜ、金のかかる本気の軍隊の方を欲しがる・・・海上保安庁を倍ぐらい強化したって大したことないのに・・・海上保安庁の巡視船なら、中国に作らせれば安価に早く揃うのでは?機関だって、標準型なら向うでもライセンス生産しているはず・・・国内メーカーも奮起すると思うが・・・多分、それは望まないでしょうね・・・慣れ合いだから・・・我が国の商慣行・・・これが、見えない岩盤を作り出す・・・見えない岩盤の方が問題だが・・・見えるものを壊そうとする・・・実はそれが日本の基盤だと知らずに・・・なんとなくね。尖閣諸島に海上保安庁のピケットでも張らせればよいものを・・・しかし、その後の事態に対応する政府が不在なのが問題ですね。警察権力と軍の違い・・・警察は、警察権の行使ですから・・・法に則った行為、軍は超法規的・・・殺人を前提にするから・・・この差は大きい・・・警察権は互いに尊重される法律上の権利・・・軍事行動は基本的人権の生存権をも否定するものですから・・・それなのに警察権ではなく、超法規的な軍事力に頼る?合理的な論理構成のできない恐怖に対するもの・・・ただの弱虫が叫ぶ、恐怖に基づく敵とレッテルを張った人間の・・・殺人・・・殺しまくることで安心できる平安・・・ですね。70年の時を越えて継がれる怨嗟の念・・・まだ、新しい戦争と怨嗟の念を生み出すのか?靖国神社は、国のための死んだ人の怨嗟の念を我が国に向かわせないための鎮魂の場所なのか?日本の古典的な考えからすると、こちらの方が理解しやすい気がしますが・・・殺されたことの恨み、死に駆り出された恨み・・・目に見えないので不明ですがね・・・そのための鎮魂。

 ああ、国連海洋法条約に代表される海洋に関する国際法によって規律・・・一般法ですね・・・しかし、一般法だけで既定できないから・・・ローカライズされた法が作られていく・・・適用されるべき規範の確立が発展途上・・・である事が分かっていても自分の都合のよい国益に沿った法の支配を叫ぶ・・・日本が戦争をする国になる必要を説いた演説では・・・ジュネーブ条約などを無視して、自分の都合のよい国益を中心に構成された言葉で、日本を戦争に向かわせよとしますからね・・・国際法を無視した構成の不思議なお話・・・

 そこから逃げようとする日本人を、同盟国であり、能力を有する米国が救助、輸送しているとき、日本近海で攻撃があるかもしれない。このような場合でも日本自身が攻撃を受けていなければ、日本人が乗っているこの米国の船を日本の自衛隊は守ることができない、これが憲法の現在の解釈です。

 非戦闘員は戦闘に巻き込まれないのが国際法で大昔に確立されているはずなんですが?何のために外務省 海外安全ホームページのようなものがあるのか・・・一般市民の安全は外務省の領域で、軍の領域ではないと思うのだが・・・全てが自分の都合のための法解釈をしようとしている・・・これが法治国家の政治屋なのです・・・情けない。前近代的な感情国家と言わざるを得ない・・・

 再度申し上げますが、まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない。

 年寄り子供をだしに使う低級な扇動政治屋ですかね?守る必要はない・・・国際法で守られている・・・それに、米国は軍隊で民間人輸送をしない・・・ベトナム戦争で米国は民間人ではなく・・・戦争協力者として戦犯として裁かれる予定の人間の脱出を行っただけですからね。より良い世界を作り出す事ではなく、より悪しき世界を作り出すために叫んでいるようにしか思えないが・・・戦争は悲惨です。人殺しですから・・・それから、世界は脱しようと努力してきたにも関わらず・・・そのために、人権を重く考えるようになったのに・・・人間相互の関係を支配する崇高な理想・・・こいつを否定する世界を作ろうとしているようにしか見えないが・・・全て日本の国益が優先される・・・従って、戦争がしたいという事なんでしょう。

 こうしたリスクに効果的に対処するため、適切な国際的ルール作りを進め、当該ルールを尊重しつつ国際社会が協力して取り組むことが、経済の発展のみならず安全保障の観点からも一層重要な課題となっている。
 「開かれ安定した海洋」は、世界の平和と繁栄の基盤であり、各国は、自ら又は協力して、海賊、不審船、不法投棄、密輸・密入国、海上災害への対処や危険物の除去といった様々な課題に取り組み、シーレーンの安定を図っている。


 ちょっと変な感じ・・・国際法は条約を元にしますからね・・・法整備が進んでいない場所に対して、法の支配を叫んでも無意味・・・だから各国は、自ら又は協力して・・・海賊などは警察権の領域ですね。それなのに、どうしても軍隊を派遣したがる・・・軍隊が出たら「開かれた安定した海洋」になるのか?不思議な論理・・・日本は軍による海洋進出を図ろうとしているようにしか見えないが?軍の建設ではなく、重武装警察が適当なはずだが?日本は、軍と警察の違いが不明確なのかね?それを利用して、何が何でも軍・・・そのうち軍政でも布くのかね?

 自民党の憲法草案9条3 国防軍は、第一項に規定する任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。

 明らかに、銃剣を国民に向けるための規定を有しているように思えるが・・・このあたりと、憲法草案98・99条で軍事独裁政権の成立を目指しているように思えますがね・・・恐ろしい憲法草案・・・続きは・・・

2015.01.16

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの

 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

 聯合ニュース
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 外国人投資家動向チャート

 International Institute for Strategic Studies IISS
 Chinese Military Review
 外邦図 デジタルアーカイブ - GAIHOZU Map Digital Archive
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 日露戦役写真帖
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮港湾要覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 朝鮮群書大系
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉄道旅行便覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 新興産業の基礎知識
 近代デジタルライブラリー - 地方行政区域名称一覧
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮各道府面間里程表
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 最近に於ける注目すべき発明考案
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 国産機械図集
inserted by FC2 system