現在をうろうろ(672)
日本貧窮者経済新聞
 第21回経済財政諮問会議で問題にされていることは・・・?(1)

 経済諮問会議はやたらと行われていますが・・・?20回のやつを見ていたら、21回が行われていますね・・・12月27日・・・なんだかね、こんな頻繁な会議に意味があるのか?気になりますね。何か目新しい事があるのかね?予算編成の基本方針が示されたのか・・・平成27年度予算編成の基本方針 これでも見るか・・・

T 経済再生と財政健全化の好循環
1 現下の財政状況
 急速な高齢化を背景とする社会保障経費の増加、リーマンショック後の経済危機への対応、名目経済成長率の低迷等もあり、財政状況は大幅に悪化した。公的債務残高はGDPの2倍程度までに累積しており、極めて厳しい状況にある。
 国の一般会計は、社会保障経費や国債費の増大により政策の自由度が低下し、赤字国債の発行を通じ次世代に負担を先送りする構造となっている。


 要約すると、税金を払う連中が減って、支出は伸び、借金は世界最高で200年ほど返済にかかると書いてあるようですね。

 急速な高齢化か・・・なぜ、出生率が低下しているのか?原因が気になりますね・・・家庭に依存する生活が希薄になっている可能性が高いような気がしますね。私は、自宅はあるが・・・居場所が色々とあって、自宅の滞留時間が短い・・・別に、帰らなくてもよい・・・家で待つ人が居ませんからね・・・そういえば、我が国の総理も出稼ぎですね。自宅に帰りたいなんって思わないのでしょうか?私は・・・元旦には自宅に戻りましたが・・・少なくとも、近頃は皆仕事が忙しくて、自宅・家庭の概念が希薄になっているような感じですね。

 借金の山は、減価する通貨の考えで消す事が可能だと思われますから、これはそれほど考えなくても良くなると思われますが・・・果たしてどうなるか?ただ、予想される流動性打歩を取り去ることで問題は無くなるが・・・それでもちょっと発行する国債の量が多すぎる・・・破綻への道を歩んでいることは明白・・・

2 経済財政運営の基本的考え方
 強い経済は、日本の国力の源泉である。「経済の好循環」を確かなものとし、全国津々浦々にまで景気回復の実感を行き渡らせる。
 若者が、将来に夢や希望を持つことができる、魅力あふれる「まちづくり、ひとづくり、しごとづくり」を進めることにより、元気で豊かな地方の創生に全力を挙げる。


 強い経済・・・稼ぐ力ですよね。社会に積み上げられる財と、空気のような財のどちらの生産を重視するかの問題ですかね。経済の好循環は、基本的には社会に積み上げられる鉱工業生産、人間様が食べ、活力の源になる食料の重視・・・工業と農業を軽視した政策では無理・・・それと鉱工業を動かすためのエネルギー・・・電力政策があれでは、先行きは暗いような気がしますがね・・・どうも、サービス業を安易に進めているような感じですが、サービス業は社会への富の積み増しができないので良くないと思うが・・・物の価格に様々なサービスが上積みされて、物の価格が押し上げられているのも問題だし・・・化粧箱を買うわけでないのに・・・中身よりパッケージ代の方が高価なものもあるし・・・見せかけばかりでは強い経済にはならない・・・ハッタリだけの政策もね・・・景気回復の実感など私にはまったくないが・・・

 若者が将来に夢や希望が持てるとは?若者の力が必要とされていることであると思うが・・・私なんか・・・ずっと若手でしたからね・・・だって、定年が遥か彼方になり、上司は引退しないんですからね・・・いつになったら自分で手腕を揮えるようになるのか・・・若手から中堅に移行する時期が遥か彼方ですからね・・・これでは、夢はあまりない・・・地方の創生だなんて聞こえの良い言葉を吐きますが、どこの住宅地にの昼間は人がいない事になる・・・どこかで働いている・・・街が寂れるに決まっている・・・人を工場や事務所に集めて働かせて税金を毟る事しか考えていないような・・・子育てもアウトソーシング・・・家庭の消滅の時期が迫っている・・・どんなライフスタイルになるのかね?気になります。

 なんとなく、事業所で生活するようになるのかね?強制収容所みたいな生活・・・塀が無いだけ・・・

 強い経済の実現による税収の増加等と、聖域なき徹底的な歳出削減を一層加速させることにより、経済再生が財政健全化を促し、財政健全化の進展が経済再生の進展に寄与するという好循環を作り出す。

 強い経済の実現は、現状では困難ですね。稼ぐ力の弱い空気のようなサービス業へ依存しようとしている・・・この空気のようなサービス業へ払われる金は、過去に積み増ししてきた財を切り崩して、国債として積み上げたものだから・・・税収の増加はないし、空気のようなサービス業へ払う原資も存在しないことになる。従って、聖域と称されてきた福祉予算を大きくカットする事に他ならない・・・どんな風に経済を再生するか知らないが・・・エネルギーなき社会では・・・電力の増産と、食料増産が社会にエネルギーを与えるような気がするが・・・電気自動車も水素社会もエネルギー源が無ければ無意味・・・現在の状況だと、木炭車の方が現実味がありそうな気がしますね。そして、興味深いのは・・・経済再生が財政健全化を促し、財政健全化の進展が経済再生の進展に寄与するという好循環を作り出す。・・・財政の不健全が経済の再生を妨げているとも思える書き様ですね。

 不健全な財政状態へ誰がしたのか?企業や庶民は生き残りのために努力しているのに・・・政治屋がばら撒くから・・・できもしない公約をたくさん並べて・・・持続可能な社会を人は望む、だから日々の暮らしでの努力をする・・・政治屋は、票のために社会を偽り、現在の状況を作り上げたのでは?マクロ経済学など、基本に問題点があって、無形のサービスは教育ぐらいで終わりにしておけば・・・最低限の必要とされる福祉だけにしておけば、それほど問題ないが・・・空気のような無形のサービスで生みだされた大量の現金が社会をむしばんでいる・・・最終消費の結果として日銀に積み上がった国債を消すにしても・・・国債の積み上げが大きすぎますね。

 社会保障を次世代に引き渡していく責任を果たすとともに、国際社会における信認を確保するため、消費税率の10%への引上げは平成29年4月に確実に実施する。

 社会保障の名によって消費税率を10%にする・・・無策の結果ですね・・・本質は、国際社会における信認の確保の方ですね・・・国際社会での信任が無ければこれ以上の借金はできませんから・・・結局、平成26年度末までにしなければならない多くの事をやり残した事を糊塗するために、総選挙ですね・・・そして、この総選挙で、先送りのない2017年4月の消費税の増税を決めましたから・・・TPPもどうなるのか?米防衛協力のための指針再改定により日本の後ろには米国が控えていると、虎の威を借りるために米国に朝貢するような感じですからね・・・既に終わった政府みたいな感じ・・・何も政策が打てない・・・そういえば、冒頭で認めていましたね・・・国債費の増大により政策の自由度が低下・・・借金に追われるだけ。

 財政健全化の旗を降ろすことなく、国と地方を合わせた基礎的財政収支を2020年度(平成32年度)までに黒字化するという目標を堅持する。
 平成27年度予算等を踏まえて、経済再生と財政健全化の両立を実現すべく、2020年度(平成32年度)の黒字化目標の達成に向けた具体的な計画を平成27年の夏までに策定する。


 財政健全化の旗を降ろす・・・できるわけ無いだろうに、借金取りが黙って見逃すわけがないでしょ!借金返済の努力を止めますなんって言えるわけ無いね。世界の常識だと思うが・・・借金取りが取り巻く中では、借金はなんとかします。もっと稼げる国にします頑張ります・・・これしか言えないだろうに・・・何と元気な物言いだこと?

 ちょっと不思議なのは、何故この部分に元号と西暦の併記があるのか?2020年と書いて、オリンピックの年、平成32年とでも言いたいのかね?・・・

 平成27年の夏までに借金体質の改善のための策を考える?それから実施して、平成29年に消費税の増税があって、平成32年の黒字化?歳出を半減させる事ができるのかね?借換債は、平成26年度においては前年度当初比10.0兆円増の122.1兆円となった。10兆円は金利分?借金を借金で埋め合わせしている実情ですからね・・・ゲゼル流の減価する金を導入して、日銀の国債を消すにせよ・・・既にコントロール不能な状態にあるような感じですね。歳出の精査と、関連法の廃止をしなければ歳出は膨らむばかりでしょうね。しかし、票田を守るためには大胆な事はできない・・・だって、説明できないんだものね。政治屋だから・・・威勢のよい事を言うだけ、実が無い・・・経営者としても失格だしね。借金の長期化も始まってるし・・・そのうち返しますから・・・借り換えますから・・・返済は滞っていないはずなので・・・

 続きは次回だね・・・

2015.01.04

  

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