現在をうろうろ(660)
日本貧窮者経済新聞
 2014年12月の月例経済報告に見る日本経済の先行きは・・・?(14)

 さて、農水産業対策はどんな具合になっているのやら?

(2)農林水産業の活力発揮
 農林水産業の活力を発揮させるための基盤整備として、農地の集約化、担い手の確保等に取り組む。また、「攻めの農林水産業」の実現を目指し、6次産業化の推進、輸出促進等を行うほか、国内外において日本食・食文化への理解をより確固なものとする。さらに、今後の森林吸収源対策への取組を踏まえた地域材利用促進対策のほか、産地の構造改革推進、事業環境変化への対応の支援等を行う。


 攻めの農林水産業ってのがどんなものなのやら?攻めの農林水産業推進本部 ってのがありますね。さて、どんな事をやっているのか?私なんか単純だから・・・ひたすら増産!その掛け声だけで良いのでは?既に、国産乳など不足して、バターやチーズも輸入に頼ることになりそうですからね。政府の指示が駄目なんですね・・・チーズを増産させるとバターが不足・・・基本的に牛乳の生産量が不足しているために、何かを増産すると何かで不足するというだけ・・・

 また、牛乳・乳製品については、今後、チーズについて需要の伸びが期待できますし、また、発酵乳、あるいは牛乳・乳製品を用いた和食といったようなもので、新商品の開発ですとか、新規需要の開拓といったものを行っていきたいということでございます。
 また、指定団体との生乳取引について、指定生乳生産者団体、指定団体の機能に留意をしながら、指定団体を通さないで自ら生乳を加工したり、直接販売する道を広げるなど、一層の多様化を図っていきたいと思っておりますし、小規模なチーズ工房、あるいは輸出向けの乳製品工場について、現在、承認制というものでございますけれども、それを緩和をしたい。あるいは性判別精液の利用、あるいは和牛の受精卵移植を推進をいたしまして、乳用種の雌牛、搾乳牛を確保しながら、ホルスタインの雄の子牛の生産も確保して、畜産・酪農の収益の向上を推進をしたいということでございます。


 結局のところ、貧乏たらしい政策で・・・最低限確保しかしないから、みんな貧乏しちゃうだけでしょうね。原材料が溢れるほどあれば・・・チーズが生産できたのですが、残念ながらバターを削ってチーズに替えたので、バターが消えた・・・どこが攻めの農業なのか?有り余るほどの原料が必要なんです・・・大量の需要に対応できる状況に無い・・・政府の方針は一貫していますね。原料が不足状態で、国内の価格の上昇を図る・・・これによるインフレ政策が古くから行われている・・・生産の拡大を望んでいるのではなく、単なる物価高ですね。だから、真面目に販路の開拓などはしてもらいたくないという事なのかもしれません。

 生産を拡大して、人が必要になれば・・・高い金を払っても人を引っ張って来ることになりますから・・・結局は、原料生産を減少させて、原料価格の高騰を理由に、商品価格に転嫁して儲ける事を恒常的に行ってきたという事ですね。販路の固定化・・・と、販路の利益重視で、原料の生産を抑制してきた・・・抑制しすぎたから、農家では機械化の進行により・・・人余り、生産物の価格は押さえられているから、後継者は消える・・・どうやらそんな感じですね。これからは残存者利益程度にしかならなくなる・・・国内の乳製品製造業を保護した結末のようです。

 結局のところ、工業における夏の恒常的な電力不足が、工業を殺したように、農業も同じように殺されたという事ですかね?農村部の人口減少は、生産効率が上がったために人手を要しなくなって、人口の流出が起こった、さらに人の寿命が伸びたので人手不足は現れなかった・・・寿命が来て初めて人手不足、後継者不足になった事が分かった・・・出て行った人間は都市の生活に慣れて帰農は困難になった・・・従って、田舎の家屋敷は放棄される運命にある・・・税が安いから放置しても問題ないとか?運が良ければ、田畑はまだ借り手がある・・・限界集落では、既に借り手すらいないために・・・事実上の逃散で集落が死ぬ・・・死んだ村はロボット化農業により耕作を行う事になるか・・・技師と機械工が巡回する農地が広がることになる・・・それでも良いが、機械化のためには電力が必要であるが、日本には余剰電力は存在しない・・・従って、ロボットは太陽光発電などで作られた電力で動かなければならない・・・従って、農地の一部は電力畑になって、ロボットはその電力で動く事になる・・・農家の自家用作物と同じですね。従って、将来の農村の風景は・・・

 最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。息を飲むほど美しい田園風景。日本には、朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります。自助自立を基本としながら、不幸にして誰かが病に倒れれば村の人たちがみんなで助け合う農村文化。その中から生まれた世界に誇る国民皆保険制度を基礎とした社会保障制度。これらの国柄を私は断固として守ります。

 誇るべき国柄は最初から殺される事が前提で称揚されているという事ですね。農村も殺す・・・社会保障制度も、維持できないのですから・・・これも殺すしかない・・・まさかね?日本を破壊してその不満の中から、軍事独裁国家を作り出す?先ず不安の醸成を行い・・・白馬の騎士として現れ、大胆な改革・・・実は既に撒かれたものを利用して・・・改革を成功させ、国民の信任厚く、憲法改正・・・栄典による特権と、憲法草案の99条を使って憲法を利用した憲法の停止を利用して全権委任法を制定・・・独裁政権の成立・・・

 まさか、自民党の長い期間をかけての陰謀が、いよいよ実施される前提が作り上げられたのかね?民主党の政権が短命で終わり、そのために消費税率の引き上げを自民党自身がやるはめになって・・・ちょっとゴタゴタしているとか?

 農業に関しては、地域の活力を創造するのではなく、農民を地主として、植物工場により工業化された農業を機械の手で作り上げる事になるわけですから・・・事実上、田園地帯は・・・機械による危険を避けるために無人化する事になる・・・よって、農村社会は消滅・・・自明・・・生産も取り上げられることになる・・・農村での仕事は、機械に油をくれてやり、生産計画を立てる事になる。

 地域の活力ではなく・・・地域を殺す事に他ならないわけですね。農水産業者を機械によって攻めて仕事を絶つことで、新たな、生産が全ての地域を作り出す安上がりな計画であると思われますね。これが、先端の農業か・・・この道しか無い・・・

 生産によって生み出された富の受けては誰になるのだろうか?軍国主義か・・・まさか、農地の国有化か?軍事独裁政権に対抗できるのは、食料を自給できる農家ぐらいですからね・・・北朝鮮の革命は自作農が98%程を占める咸鏡北道から始まった・・・これから、農家の解体が始まる・・・8割の農地が集約されるようですね。六次産業化された農業での・・・圃場管理は機械化されるから・・・農産品の工場労働者へと変化するのかね?漁業はどうなるのか?漁業コスト等対策事業は収入減は積立金などで補填されるのは分かりましたが・・・漁獲高を上げるための方策に関しては不明ですね・・・漁業も六次化みたいな話がありますが・・・高付加価値商品を作り出して売るみたいですが・・・?

 漁獲量の拡大だと・・・食物連鎖を考えると、プランクトンが発生するのは、水深200m程の所までの植物プランクトンが発生する場所で、この場所でも暖流には栄養塩類が窒素・リン酸・ケイ素が少ない・・・深い場所では、栄養塩類は利用されないし、生物の死骸が降りて来るので栄養塩類が多い・・・世界的な漁場には、この深海の栄養塩類がわき出す場所に大量のプランクトンが発生するので良い漁場になる・・・妄想、ドーナッツ型の直径30km穴は10km程か・・・巨大なメガフロート上に集光器を並べて、光ファイバーで深海まで光を送り込む・・・ドーナッツの中心に向かって上昇水流を作るとか?周囲は太陽光での水面の温度上昇が押さえられて上昇する水流を助けることができるかも?太陽光発電で水流を作るポンプでも置いても良いが、変換ロスが生じるだろうからこんな感じ・・・ただ光の出るあたりに付着するプランクトン対策が問題かな?集熱により沸騰するぐらいの高温でも、生きられる生物もいるかも?・・・妄想は面白い・・・

2014.12.27

  

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