2014年12月の月例経済報告に見る日本経済の先行きは・・・？（2）

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　2014年12月の月例経済報告に見る日本経済の先行きは・・・？（2）

　なんだか、読むのが面倒な気分・・・まあ、具体的施策は見ないといけないかな？なんって・・・

第２章具体的施策
Ⅰ．競争力強化策
経済の成長力の底上げ等のため、「成長戦略の当面の実行方針」（平成25 年10 月１日日本経済再生本部決定）に基づき、産業競争力強化法、国家戦略特区による構造改革の推進をはじめとする成長戦略の実行の加速化と強化に取り組むとともに、我が国の国際競争力の強化を後押しするための措置を講じる。このため、競争力強化につながる設備投資やイノベーション等を強力に促進し、国内企業立地等を促す事業環境を整備するとともに、成長制約になりかねないエネルギーコストへの対策を講じる。また、2020 年オリンピック・パラリンピック東京大会を視野に入れて交通・物流ネットワーク等のインフラ整備を行うほか、地域の活力を発揮させるためのまちづくり、農林水産業や中小企業・小規模事業者の支援策を推進する。

　あれ、また知らない法律が出てきた・・・産業競争力強化法？これって何だ？・・・頑張れ、金は出す、信用もちょっとは付けてやる・・・納得できる内容の仕事なら・・・そんな感じですかね？これまた、具体的な何をしろではない・・・・ようですね。

　どうも、国益という抽象概念を叫ぶのは得意な政府は、具体的な施策に対しては、良い案なら金を出す的な消極性ですね。ざっと読んだ感じでは、この法を利用するのはかなり敷居が高い・・・そんな気がしますね。

　私の妄想的経済学が、このところ形を持ち始めてきましたが・・・産業競争力強化法を利用できるような経営陣を持つ企業なら、もっと楽に資金調達ができそうな感じですから・・・この法を見て来たんですが・・・と窓口で根掘り葉掘り聞いたら・・・多分、窓口はパニックではないかと・・・窓口の人はメッセンジャーよろしく上司に聞いてきます・・・上司は・・・さらに上司に・・・本省に聞いて・・・本省はどうしようか？なんって話になりそうな感じですが。裁判所で、法律相談ができないのに似ている・・・誰も、責任は取りたくない・・・制度の説明だけでしょうね。

　究極は・・・独占禁止法の緩和による、独占企業の成立かな？電力と同じで・・・輸出は独占企業にして、半国策会社として保護、輸出に関しては、政府保障・・・なんだかいつの時代化のドイツ的だけど・・・精鋭型の護送船団方式とかも良いのかもしれない・・・日本的ですね。残念ながら・・・強い指導者が望まれる・・・しかし、現実には強い指導者は現れず・・・強い信用を持つ国のバックアップなので・・・借金の山の国は信用力が低下しているのが問題・・・

　果たしてオリンピックは上手く開催できるのか？円安と物価高・・・この2つの安定があってこそ長期計画が立てられるのだが・・・どちらも不安定・・・予定通りに行くのか？既に、齟齬が生じているような感じ・・・

　なんだか・・・英語版しか見ていないけど・・・アニメ映画のかぐや姫の物語りみたい・・・絵は美しいが・・・ストーリーが日本でも受けるのか？英語で眺めているのですが・・・だって、ソフトは買えないから、ネットにあれば買う必要はあまりない・・・・・・貧乏だから・・・風立ちぬは・・・やはりネットで日本語版でみましたが、印象が薄いものですね・・・どうも、仮構の日本文化の受けは良いのだが・・・日本的な考えを内容とする物は受けが悪いような気がする・・・貧乏くさい、閉鎖的、制度に縛られているとか・・・枠の文化・・・というか、そんな感じ・・・仮構の社会では世界性が発揮できるが・・・現実の日本の社会及び制度は・・・封建的で心から楽しめないのかもしれない・・・

　ふと、御姫様つながりで・・・風の谷のナウシカ、アナと雪の女王、かぐや姫の物語り・・・風の谷のナウシカに似ているのは、アナと雪の女王か、それとも、かぐや姫の物語か？・・・なんってね。猫がハエか何かを追っているとか・・・映像としては美しいのだが・・・日本的な美が世界を魅了できるとは限らないような気がしてね・・・英語版なんで・・・英語をしゃべる奇怪なキャラクター・・・そんな感じがしますね。そして、可愛さが失せて・・・単に日本的な暗黒の感じ・・・

　もっと悪い言い方をすれば・・・これって、絵コンテか？なんってね・・・ふと、手抜きの水彩調かと思ったらもう駄目ですね・・・藪を走るシーンの竹の汚さ・・・意図は分かりますが・・・全体の貧乏くささ・・・最低・・・汚らしく物を歩きながら齧るしぐさ・・・なんだね？浮浪児のような姫・・・炭焼きの作業の炉の口を塞ぐしぐさなど詳細に描き込んでも・・・黛を描き込んでも・・・自己陶酔に近いのでは？お歯黒などグロいだけ・・・こいつは・・・商品なのか？それとも自己満足なのか？絵コンテを作品として見るのは・・・ちょっと厳しいような気がしますね。

　日本の夢は世界の夢に成りうるが・・・日本の過去は夢にはつながらない・・・夢ではない下らない現実の写しなら、映画やアニメで見る必要はない・・・そんな気がします。売れない物を作る気概は分かりますが・・・ディズニーのファンタジアも似ているね・・・ただ、あちらの方が教育的だから、こんなものかと見ていられる・・・リメイク？のファンタジア2000もある意味似たものですかね・・・これも、良く作ったなと思いますが・・・目の肥えた大人向けですかね・・・私のような俗な人間にはちょっと・・・BGM代わりに映像も流しているのは好きですが・・・

　風立ちぬは・・・堀越君が小学生が大人びた語りで・・・なんとなくね・・・日本のノスタルジーは・・・海外では受けない、日本ではジブリ作品で入るが・・・次はどうなるか分からないね・・・夢と狂人の王国もイマイチ・・・日本的狂気のアニメは売れるが・・・日本の現実はどうやら売れない・・・締め切りに追われる老人が・・・仕事に駆り出される老人につながるのか？

　ああ・・・プリンセスと呼ばれるものが・・・こんな小屋に起居していて・・・宮廷も几帳などがあるが・・・大差ないし・・・アナと雪の女王だと・・・氷の宮殿はそれなりに調度は無いものの立派ですからね・・・

　立派さ・・・美しさ・・・侘び寂びとして捉えるか・・・心理描写に世界性が無い・・・日本的な自己満足？海外向けのアニメではなさそう・・・ビデオソフトの特典映像の絵コンテ版を見ているわけじゃないし・・・

　金銀や工芸品のでる竹に養われている豊かさはどこなのやら？単に部屋が広いだけじゃ・・・

　明瞭なコンセプトが、見ていて楽しくない・・・所々にハッとするような美しさがあるが・・・私は日本人だから、日本的な考えは分かりますが・・・見ているのが英語版なんので、宣伝文句の罪と罰は不明だし・・・罪や罰を後に控させるからグロくなるのかね？

　おっと、競争力強化法・・・競争力強化につながる設備投資やイノベーション等を強力に促進し、国内企業立地等を促す事業環境を整備するとともに、成長制約になりかねないエネルギーコストへの対策を講じる。また、2020 年オリンピック・パラリンピック東京大会を視野に入れて交通・物流ネットワーク等のインフラ整備を行うほか、地域の活力を発揮させるためのまちづくり、農林水産業や中小企業・小規模事業者の支援策を推進する。・・・結局、裏に借金の山による苦が控えているから作文が面白くなくなる・・・必要なのは支援ではなく、指導・・・明確な未来のビジョンを示さなければ先に進めない・・・

　ジブリのアニメとある意味共通点がある・・・創造的な人生の持ち時間は10年だ。設計家も芸術家も同じだ。君の10年を力を尽くして生きなさい・・・ちょっと違うな・・・創造的で意欲的な人生の持ち時間は10年ではないね。10年になってしまうのは、1つの限られた領域での一つのものの完成を見るのに必要な時間で、その領域は無限にあり、無限の完成をさせて行かなければならない・・・何か1つの物に取り組んでいると、その領域の限界が現れて来る、そのその領域の中でのイノベーションを起こさなければ、マンネリ・・・そして、手の打ちようが無くなって死が訪れる・・・ディズニーは、作品の一つ一つがイノベーションで、その作品として完結している。ジブリは、既定のジブリ路線の延長線上に作品を作り続けているから、絵の作り込みへの職人的なものになる・・・かぐや姫の物語の男と空を飛ぶシーン・・・千と千尋の神隠しにも類似のシーンがあるが・・・踏み返しですね・・・表現手段を変えたぼう製・・・本歌取とも言えるが・・・やがて、表現手法は尽きる・・・ここで、創造的な人生の終焉。競争力強化法とかも・・・空文に見えるのは、競争力強化につながる設備投資やイノベーション等を強力に促進し・・・この文章に中身はあるのか？競争すべき未来を示さなければ・・・設備投資はできない、イノベーション＝天佑を期待できない、イノベーションのコアにあるのは・・・来るべき未来の理想・・・フルートというある意味完成した楽器の中にも、こんな風になればよいという、人の望みがあればそれは変わる・・・ベーム君のイノベーション・・・私の理想とする物でも、ある意味イノベーション・・・現状に満足してはいけない、未来は拓くものですからね・・・拓くためには未来のビジョンが無ければ・・・戦前の国家主義では単なる踏み返し・・・

2014.12.22