現在をうろうろ(643)
日本貧窮者経済新聞
 マダガスカルの港湾施設とニッケル鉱山と・・・?

 さて、インド洋の港湾施設のチェックというか・・・行き当たりばったりで開始しました。中国がマダガスカルのバニラやら色々と大口の輸入を開始したような感じで、マダガスカルの現地人とトラブルを起こしたりとかの報道を目にしたんで・・・何と、マダガスカルの主要港であるトアマシナ港は、円借款250億円を投入した政府開発援助による増強が行われているとか・・・座標は・・・

 18°09'23.04" S 49°25'30.91" E ここですね。左のような写真の施設があります。右の方のコンテナ埠頭はMICTSL;マダガスカル国際コンテナターミナルサービス株式会社の運用するものです・・・まあ、運用は・・・フィリピンとの合弁でフィリピンの国際コンテナターミナルサービス株式会社(ICTSI)によって2005年10月から運用が行われているようです。

 日本が投資しているのは、王子製紙の植林プロジェクト、住友商事などが開発中のAmbatoby;アンバトビィのニッケル鉱山・・・多分、座標は・・・

 18°51'08.04" S 48°18'14.49" E ここでしょう。

 こんな鉱山が広がっていますから・・・ここの産出物を輸出するための港を整備しようとしているというわけです。

 マダガスカル関連の投資の話は・・・

 中国のシノユニオンが2007年6月あたりから5億香港ドルを投じて、ガソリンスタンド及び付属施設を建設、当初100店舗、目標は500店舗とか・・・2008年には、マダガスカルの石油会社MPILの残りの株式10%を買収すると発表した。買収価格は6億香港ドル。買収後、中聯石油はマダガスカル2104号鉱区の油田の全権益を保有する・・・だと。

 どうやら、マダガスカルの石油資源は中国が押さえている・・・鉱石を運ぶにも船に給油しても中国資本に金が落ちるわけですね・・・

 中国の石油資源探査も侮れないようです・・・中国国内の重慶などでのシェールガスの開発はまだ初期段階であるけれども・・・2014年4月末までに、中国ではシェールガス開発に150億元以上が投資された。累計322本のシェールガス坑井が掘削され、このうち、調査井は108本、探査井は118本で、評価井(水平井)は96本になった・・・とか報じられていますね。まさか、中国は石油資源を握るのか?インドネシアの石油開発会社の買収も・・・2009年5月の段階で、PT Harpindo Kharismai (PTHK)とPT Sumatera Persada Energi (SPE)の100%株式買収は順調と・・・7月にはPTHMKは、インドネシア政府石油・ガス上流実施機関BPMIGASとの間で約定された油田探査・開発権と生産物分与契約を有し、スマトラのLampungIII油田を所有している。・・・現在シノユニオンは延長石油国際有限公司か・・・中国株も面白そうだ・・・2014年1月にはカナダのエネルギー企業Novus Energy Inc.買収の全ての手続きを完了・・・中国企業はかなりの石油を押さえつつあるような感じですね・・・モーリタニア・アルジェリア・チュニジア・リビア・ニジェール・チャド・スーダン・ケニヤの海上・マダガスカル・・・このあたりに進出している・・・

 さて、アベノミクスの効果が私の準主食にまで及んできました・・・例によってパスタの大きな袋を買い込もうと手を伸ばすと・・・あ!軽い・・・1kgのパッケージのはずが・・・800gでした・・・2割も減っている・・・段々、大きさが小さくなるものが広がってきた・・・仕方がないので、米を久しぶりに5kgを購入・・・なんとなく贅沢な気分が・・・仕方なしの国産品への回帰という感じですかね。まったく、なんということか・・・商社が世界中から安い物を探し出して提供しているのも、そろそろ限界なのか?一挙に値上げが起こるのか・・・本当に心配になってきた・・・

 中国は、どうやら・・・アフリカ諸国の政府軍に武器を供給しているようですね。それで、反政府勢力を押さえて治安維持を行い、そのあたりから資源の囲い込みへと進んでいく様な感じ・・・治安の維持があって、商売は初めて成立する・・・どうやら、日本政府が武器輸出にこだわる理由はこのあたりにあるのかね?中国等の共産圏は結構援助ってのを熱心にやりますから・・・自由主義諸国とはちょっと違った感じです。それから、イスラム教圏も、チャリティーとか募金とかに熱心ですね。

 ついでにちょっと気になるのは・・・中国の兵器産業ってのはロシアとの関連で語られますが・・・古くはドイツとの関係が濃かったが・・・日独防共協定で終わりますが・・・現在はどうなっているのか?中国は武器輸出で第三位という事のようですから・・・中国製の武器システムを中心に置く軍隊を持つのは・・・パキスタン、バングラディッシュ、ミャンマーがその筆頭のようで35カ国ほどのお客さんがいる・・・

 武器の輸出国の上位はアメリカ・ロシアこの2国がダントツ・・・中国・ウクライナ・ドイツ・フランス等が続くようです。・・・ドイツは武器輸出の制限をしようとしていますね。武器は合法的に輸出されたとしても、回り回って誰の手に落ちて使われるか不明なものが多いですからね・・・ドイツの経済相は、ドイツが世界の主要武器輸出国にその名を連ねていることは「不名誉だ」・・・こんな風にコメントする時代ですからね。

 どうやら、戦争ができる国、積極的な軍備による恐怖の平和を標榜する日本って・・・野蛮な国になろうとしているような感じですね。兵器は、システム化されていますから・・・中国と日本はその販売競争でどこかの国で代理戦争を始めることになるのかね?ドイツの場合は・・・NATOという武器市場が残されるのか?ちょっと、このあたりも調べないといけないのか?

 ドイツの場合は、新しい平和な社会のために、日本は古い戦争による平和を強いる社会のために進んでいるというわけですね。大日本帝国万歳!が近付いている?双方の国の国民もそれを望んでいるのか?

2014.12.21

  

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