現在をうろうろ(630)
日本貧窮者経済新聞
 フルートのタンポの形状とフエルトの特性と・・・

 独裁者が作りだせる自民党の憲法草案はなかなか面白かった・・・ただ、ナチの政権奪取の方法がそのまま使える草案というのはあまりにも稚拙な草案ではないかと・・・ただね、例の「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法」・・・これなんかも、非常に広範な権限の移譲の可能性を秘めていますから嫌なんですけどね・・・だいたい法の表題に「強くしなやかな国民生活の実現を図るため」こんな「強くしなやか」なんって冠したり、御為ごかし的な言葉をつけるのが怪しいしね。しかも・・・第二十八条  国は、国際社会における我が国の利益の増進に資するため、我が国の国土強靱化に対する諸外国の理解を深めるよう努めなければならない。・・・こんなバカげた文言が入るなんって恥ずかしい。諸外国が理解したがらないような事を、国土強靭化で行うという事だしね。下心ばかりの文言・・・恥ずかしい法律に見えますが・・・近頃の感覚ではこれで通るのも悲しい・・・おもてなしの心は表無しの心で、下心だけから成り立っているように見えてくる・・・

 まあ、深く考えなければ良いのでしょう・・・そのうち独裁と戦争がやって来る・・・次の戦争は長くは無いでしょう。多分、3ヶ月程度で、かつてない破壊の爪跡が残るのか?それとも、表面的にはそれほど変わらないが、世界が大きく変わるのか?どちらかの結果になりそうでね・・・考えると疲れるから、考えるのもちょっと休憩・・・笛でも吹いて遊んでいる事にしましょう。

 さて、あのヤクザな古いムラマツののフルート・・・やっと、滑らかに音が出るようになりました。なかなか、フルートの調整は難しい・・・一応は、右の図の調整紙でタンポの高さを調節する事だけでBの状態にするというのをやってみました。結果は・・・調整に時間がかかりましたが、ほぼ良い状態になったと満足しているわけです。

 調整紙を扇面形に切って積み上げるのは、キイ皿の作りが悪くて、歪みがある場合には有効だが、それなりの精度で作られているものであるなら、丸い調整紙を重ねることでBの状態に詰めていくことが正しいと結論したからですね。

 御蔭で、何回分解組み立てをやった事か、裏のG#なんかは殆ど全部ばらさなきゃいけないのでね。いじって分かった事は・・・

 左の図ですね。キイ皿の底が平面であったら確かに、片側に扇形に切った紙を入れればタンポの表面は傾くように見えますが・・・確かにタンポの底のかなり厚い台紙がありますが・・・それでも、長期的にみるとタンポの形は、フエルトの特性によってネジを強く絞め込むと、左の図の下のように歪むようです。歪はフエルトの特性で下の形を表面にそのまま映し出してしまうようです・・・滑らかな変化はあまり見込めない。

 ですから、右の図の青の矢印方向の傾きは、単純に丸いままの調整紙を重ねて右上の図のBの状態にするのが正しいようです。そして、右の図の赤の矢印方向の傾きは・・・普通は無いはずですが、力技でトーンホールとキイ皿の間に板金を入れて押して傾きを取ることで対応すればOKという事のようです。

 まあ、トーンホールの上面の歪みは定盤に当てて、おかしな方へ傾いているのがあれば扇形の紙は必要でしょうが、それは精度以前の欠陥でしょうから論外ですかね。そこまでひどい楽器は無いと思いますが・・・トーンホールの近くをへこました場合は、管自体の修正とトーンホールの傾きの補正をすれば、扇形の紙などは不要だと思います。

 何しろ、長期間変な形の調整紙にさらされたタンポの表面の平面の度合いは随分と悪くなるようです。The flute and flute-playing in acoustical, technical, and artistic aspects Bohm, Theobald, 1794-1881 Free Download & Stre 確かに、ベーム君は扇形にした紙で調整できるとしていますが・・・現在の工作精度の高いものであるなら、原則的に扇形に切った紙などはナンセンスと言って良いのではないかと思いますね。1900年頃とはさすがに工作精度は高まっていますから、ベーム君の本を金科玉条のように扱うわけにはいかないようです。

 ただ、このベーム君の本は良く書かれていますね。考えに考え抜いて書かれた本、そして、その手が作りだしたオリジナルのフルートもいじってみたいですが・・・少なくとも、同じような村松孝一氏の工房によって創りだされた物をいじって、その片鱗に触れた気がしますね。この、ムラマツのフルートは分解組み立てが楽です。ヤマハのも悪くなかったですが、所々に知恵の輪的な部分がありますが、それを理解すると非常にスムーズに組み上げる事ができますから。そして、バネなどはちゃんとバネかけの部分においでおいでをしてくれますから、極めてスムーズです・・・多分、制作者が修理を行う事で得たフィードバックの集積がこのようなメンテナンス性の良いフルートを生みだしたのだと思います。

 この古いムラマツのフルートも、普通に演奏できるフルートに化けてくれました。良く調整すると、フルートのキイを強く閉じるとポンという軽い良い音が音階の通りに出ますね。ただ、このフルートを良く鳴らすにはちょっとコツがいるようです。しかし、日本語は難しい・・・フエルト・フェルト・・・こういった表記のゆれって面倒です。まあ、通じれば良いか・・・

2014.12.17

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの

 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

 聯合ニュース
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 外国人投資家動向チャート

 International Institute for Strategic Studies IISS
 Chinese Military Review
 外邦図 デジタルアーカイブ - GAIHOZU Map Digital Archive
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 日露戦役写真帖
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮港湾要覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 朝鮮群書大系
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉄道旅行便覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 新興産業の基礎知識
 近代デジタルライブラリー - 地方行政区域名称一覧
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮各道府面間里程表
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 最近に於ける注目すべき発明考案
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 国産機械図集
inserted by FC2 system