現在をうろうろ(617)
日本貧窮者経済新聞
 南アフリカの原発と中国の原発輸出・・・?

 ふと、例のアップルの横浜市に作られるという研究開発拠点「テクニカル・デベロップメント・センター」ってのは、まさか技術者の就職窓口かね?なんって・・・研究開発のための小さな拠点・・・日本人を中心に研究開発して・・・を名目に引き抜きか?確かに、日本にそういった良い窓口があれば、求人募集をすれば・・・腕に覚えのある連中は高額な給料を夢見て、世界雄飛への足掛かりにも使うのではないかとね・・・段々、東京ですら田舎街に見えてきそうな国際化の流れの中で日本がどのように生き残っていくのか・・・庶民は普通にこの日本の地で生活し続けますが・・・税金も高いし物価も高いのでは暮らしにくい場所になっていく、そうなると・・・現在、日本の地方が抱えているのと同じ問題が首都東京にも襲いかかって来る事もそれほど非現実的な妄想とも思えなくなっていきますね。

 まあ、どうせ政治屋なんてのは戦争がやりたくなるでしょうから・・・あと、たった1万日で良いですから平和な日々が続く事を祈りますが・・・ただ、ニートやフリータが減っていることは間違いなさそうな感じです。ニートやフリーターが暮らせる社会ってのは・・・余裕がある社会と言えるのでは?なんってね・・・このような者たちが暮らしにくい社会は・・・?

 南アフリカ関連が気になりますから一応色々とチェックをかけますが・・・11月14日には・・・南アエネルギー省は、ベンダー・パレード・ワークショップ第2弾として、11月中に、中国、フランス、米国、韓国との間で開催予定である旨発表した。南ア政府は、持続可能なエネルギー・ミックスに基づいたエネルギー安全保障の必要性により計画されている新規原子力発電所建設の実施に向けたプロセスの一環として、様々な有望な原子力ベンダーに対して関与しており、重要な進展を遂げ続けている。南ア政府は、米国、韓国、ロシア、フランス、日本、中国といった国々との間で対話を行ってきた。原子力協定の締結、締結のための交渉といった取り組みに平行し、エネルギー省は、準備ができ、招待を受け入れた全てのベンダー国との間で、ベンダー・ワークショップの開催を企画してきた。第一弾は10月下旬にドラケンスバーグで開催された。

 さあ、この記事はどういう風に読んだら良いのか?

 南ア政府は、米国、韓国、ロシア、フランス、日本、中国といった国々との間で対話を行ってきた。
 11月中に、中国、フランス、米国、韓国との間で開催予定である旨発表した。

 この対比ですね・・・抜けたのは日本とロシア・・・日本とロシアが開発を進めているのはトルコ・・・従って、トルコと南アフリカは対立概念としての存在かね?なんって考えてしまう・・・

 という事は・・・中国か?日経の報道は電子版で一通り目にしていますからね・・・ふむ・・中国の第一財経日報が中国の国家核電技術が2014年11月12に南アフリカと原発分野で提携したと発表・・・色々な事が非常な速度で動いているようです・・・これに関連して・・・中国核工業集団は8日、カナダのエネルギー企業と合弁会社の設立で合意。業界関係者は「中国はカナダとの提携によって、アルゼンチンやルーマニア市場を開拓する考えだ」と指摘する。中核と中国広核集団は、それぞれアルゼンチン、ルーマニアで原発建設の協議に合意しており、カナダ側が保有する技術を活用する考えがあるとみられる。・・・中国の原発がアルゼンチンやルーマニアにも・・・そして、それはカナダ系の技術だと・・・カナダの原発技術はあちこちの国に流れていましたっけ・・・ふむ・・・

 ちょっと前にフランス系の報道で、南アフリカの原発の凍結の話があったが・・・やはり、原発を指向している・・・南アフリカではフランス製の加圧水型原子炉が稼働していますね・・・クバーグ原子力発電所で2基が1984年と1985年から運転しており、2030年までに6基960万kWの新規原子力発電所の建設が計画されていましたから・・・2013年の末ごろには、フランスが原子炉の売り込みを諦めたと考えるべきでしょうね・・・これ以前の状況では、フランス・米国・日本・韓国・中国・ロシアの企業が南アフリカの原子力事業及び・新規参入を考えていた・・・1号機は2023年から2024年にかけての運転開始を目指している・・・南アフリカの産業の停滞は電力資源が無い事になっていますから・・・原発の話が本格化すれば状況が変わる・・・南アフリカの原子力開発と原子力施設 ・・・なるほどね・・・ウランの埋蔵量が南アフリカは多いのか・・・という事は、中国が南アフリカのウランを獲得する可能性も高い・・・

 まあ、日本は原発を捨てる方向で調整していますから・・・日本の原発関連の企業はその本拠を日本から海外へ移すのではないかと思われますが・・・どうなる事やら?日本は薪や石炭へのエネルギーの移行を考えているようで、表向きは水素社会ですから・・・どんどん効率が落ちている感じですね。これでは、産業の空洞化は避けられそうもないですね・・・海外進出に熱心な企業について行った方がよさそうな感じです。

 なんだか、日本は戦前の農業国+軍国主義への移行が始まっているのか?可能性は高いですね・・・ただ、その移行を現在の政府の財政状況が許すのか?という疑問が・・・借金の返済は待ったなしですからね・・・逆に言えば、財政破綻を戦争で乗り切るつもりなのか?日露戦争の外債の返済に比べて、第二次大戦の戦時賠償の方が短期で終わっていますからね・・・勝ったとされる戦争のツケの方が、負けた戦争の賠償より早く終わる・・・

 少なくとも、現在の日本のエネルギー行政の・・・行く末の見えない感じからすると、本気でやる気は無い・・・あちこちいじって先送り、結局は実効あるエネルギー政策は無く、電力会社は・・・日本の東電から、世界の東電へと脱皮かね?東電が世界のあちこちでの発送電の統合を行って・・・日本は、世界の送電系からは外れた小島の発送電を分離したショボイ場所になる可能性もあるし・・・

 例えば、ベーリング海峡に橋かトンネルが作られて、北米とロシアの送電網もつながったら・・・全世界の送電網を統一する事も可能・・・ユーラシアとアメリカが鉄道で結ばれたりすると・・・一応、ベーリング海峡トンネル構想は2007年にロシアが発表していますからね・・・このトンネルの工期は12年と見積もられていますからね・・・世界の通商路はどのように変わっていくのか?かなり気になりますね・・・確実に言えることは・・・中国の生産品が世界に流れる道と考えて当たりのような気がしてね。どうも、何でも日本中心に考えていると、貧乏するのかも知れません・・・しかし、私には資本が無いので、金持ちになる可能性は無いですね・・・しかし、ユーラシア大陸とアメリカ大陸がトンネルでつながったら・・・これまた、大きな通商路の変革・・・そして、送電系がつながったら・・・

2014.12.12

  

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