現在をうろうろ(613)
日本貧窮者経済新聞
 古いムラマツのフルートの調整と・・・理想とするフルートは?(2)

 さて、フルートも面白いのですが・・・現在のベーム式のフルートは既に旧式な気がします。理由は・・・キーシステムの質量の問題ですね。人間の感覚は・・・バネレートを下げれば、今よりもっと鋭敏になれそうな気がします。しかし、ざっと計算してみると、今の形状ではバネレートをそれほど下げられない・・・キイのフェザータッチはかなり困難・・・もう一つ問題は・・・キイをチタンで作るしかない・・・アルミ合金やマグネシウム合金でも良いのですが、素材の価値が低すぎる・・・管は金とかプラチナ、劣化ウランでも良いですが・・・密度の高い金属は基本的に高価なんで・・・それに、比較的安価な軽合金のキイをつけにくい・・・チタンぐらいしか比較的高価で名が通っているものが無い・・・困った事にキイは強度が十分であれば軽いプラスチックでもOKだと思う・・・私が理想とするフルートは・・・重いプラチナの管に、軽い軽合金かカーボン繊維の入ったプラスチックの非常に軽いキイカップ、精度が許せばできるだけ細いOリング・・・見てくれからは重厚さは無し・・・安物と高価な素材の融合物・・・誰も作るわけがない・・・それが理想のものという困った話・・・鉛のパイプでも悪くないが・・・多分鈍い楽器になりそうだし・・・かたい金属を鉛などで包むのは可だと思うが・・・

 ただね・・・米国ムラマツのページを見たとき・・・ああ、貴金属宝石店なんだ・・・もちろん楽器としては優秀だと思いますが・・・気軽に音楽を素人が楽しめる楽器ではないと・・・金庫の中に入れておくのがふさわしい楽器・・・保険をけけないといけない楽器・・・一つ間違えると、相続税対策・・・私が買ったら・・・フルートとシリアルナンバーの入った保証書と同じく領収書と、カタログと・・・価格が改定されると新しいカタログを・・・質屋が驚く質草・・・10,616,400円の質草・・・300万円位は貸してくれるかな?多分、普通の質屋は値踏みができないと思いますが・・・重さを計って・・・あ!ムラマツのフルートで質草としてリーズナブルなのは・・・高価なものではなく、純銀・純金に近い低価格モデル・・・純銀製が質草としては良い事になりそう・・・駄目だ、貧乏だとこれだ・・・換金性と地金の価格・・・質屋に入れるなら保証書・領収書の無い金製は高額な質草にはなりにくい・・・流通しやすく、地金の価格に近い製品・・・

 馬鹿みたい・・・質草の研究をしているのではないのに・・・質草にするならDSクラスが良いでしょうね・・・私が質屋ならDSとPTPの値付けはそんなに変わらない・・・都合によりずっと昔に質屋の質屋の修行もしたんで・・・そうじゃない・・・楽器っなんだ・・・・楽器の価値は?楽器として、所有者を楽しませること・・・さらに、その演奏で多くの人が楽しめる事・・・そこに価値がある・・・楽器の素材の値段ではない・・・

 ああ・・・小腹がすいた・・・酒も飲みたい・・・両立するものを・・・グラノーラとカルーア、ミルク・・・何を食ってるんだろう・・・夜食はこれが良い・・・

 というわけで・・・一夜が明けると、妄想が膨らんでいます・・・メカニズム的なもののテストは、鉛がキーワードになって解決できそう・・・古いムラマツは軽いんです。従って、こいつの管に70g程度の鉛のテープを張り付けてキータッチに変化が出るかどうかをチェックすれば良い・・・多分、管の質量の増加分でキイレスポンスが良くなるのではないかと・・・金属の鳴きの部分は押さえられるから、金のフルートに近い音になりそうな気がします・・・鉛で金に変わるのだと、錬金術に近いな・・・

 朝の半ば夢見る頭状態で考えて・・・ムラマツ・アメリカのページを見ていて、DSモデルの商品案内にオプションでTsubasa Lip ってのがあって・・・日本のDSの紹介ページにはこいつが無い・・・形状は右の図のように、歌口の所に図の灰色の部分を低くする加工がされているものです。日本では流行っていないような感じ・・・

 そう、歌口が気になって・・・ここで、空気の振動が発生していることは間違いないのですが・・・エアリードなんって言葉で示されますが・・・ここでの空気の挙動は?カルマン渦の発生のようなものなのだと思いますが・・・微視的にはカルマン渦、巨視的にはカルマン渦の間に存在する圧縮された空気の板の振動かな・・・とか、なけなしの流体力学の知識を総動員して・・・頭の中で・・・リッププレートとライザーが落ちちゃったフルートに、透明なアクリルのライザーとリップをつけて、石膏でフルートを吹いている時の口の型を取って、シリコンゴムで口のダミーを作り、煙を混ぜた圧搾空気を流し・・・高速度撮影して・・・少なくとも、倍音成分はここで発生するはず・・・歌口の形が、長方形に近い形から円形に近い形のバリエーションしか無い・・・これをハート型にするとかやってみたくなります・・・空気の流れが2つに分かれるから・・・

 つまり、左の図ですね・・・こんな風にすると多分、2か所に空気振動を作り出す場所ができるはず・・・図の中の縦線を入れた辺り・・・もしくは逆に中央部分のだけに振動を作る部分が出て空気振動を作り出す場所が1か所になって、ピンポイントで空気振動が作られるかもしれませんが・・・2か所になれば、共鳴管の長さが変わることになるから・・・近い周波数での唸りが・・・とかね・・・こういったものがフルートの音色に関係がありそうな気がしてね・・・

 仮説・・・妄想が正しければ、音色をコントロールする事ができそうな気がしてね・・・歌口が長方形に近いヤマハのYFL-211の歌口でもいじってみるかとか・・・そのうち、ホットメルトの接着剤でもくっつけて実験するのも面白そうです。ただ、こんなことをやって面白いとなれば、フルートの製造などを考え始めちゃいますから
マズイね・・・多分、こういったギミックな物は日本では流行らない・・・正統から外れるものですからね・・・従って、Tsubasa Lip も海外で爆発的に流行り、標準となれば日本でも流行ることになる・・・こういった部分が、日本での技術開発にはあるような気がするんですね・・・まあ、日本では私が欲しいと頭の中に思い描くようなフルートは製造される事はなさそうですね。まあ、フルートについては6本を比較してその特徴を知って・・・自分の理想とするフルートを思い描く事ができたという事だけでOKでしょう・・・安物買いは似たようなものをいくつも買えるので良いですね・・・フルートに合わせて吹く事で・・・何と、表現の幅が広がったようです・・・こういった音はこのフルートでは出るが、こちらでは出にくいとか・・・出せないかな?なんってやっていましたから・・・口の形を変えることで音色も変えられる事もわかったし・・・それで、キイの質量が大きい場合にはバネレートも高くなる・・・こういったフルートはレスポンスが悪いとかね・・・さて、2週間で1曲仕上げなきゃ・・・練習練習・・・

 楽譜を見て練習するのは久しぶり・・・なんだか、宿題をしている感じ・・・高速度カメラもかなり安くなってる・・・貧乏じゃなければ色々と遊べるのに・・・

2014.12.10

  

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