現在をうろうろ(599)

 日経のOPECの報道がなんだか変・・・?(2)

 前回の続きですね・・・原油市場の変化に関するものですが・・・

 1バレル100ドル超の高値で安定してきた原油相場は、今春以降、約3割下落した。中国の景気減速や欧州経済の停滞で需要が伸び悩む一方、北米でのシェールオイルの生産量が増えた。リビアなど国内の混乱で停滞した中東産油国の生産量も回復し、供給過剰感が強まっている。

 どうも、中国の景気減速は・・・私はあまりその感じを持っていないのですが・・・なんとなく、滞貨の問題ではないかと・・・中国では凄い速度で港湾の整備が行われ、山のようなコンテナがありますから・・・輸送が追い付いていないような感じです・・・特に、遠浅の海岸線には良港が少ないのが問題のような感じです。どうも、そういった物理的な条件によって経済成長が押さえられているような感じがするのですが・・・中国で日系自動車販売が苦戦 景気減速と競争激化とかやっていますが・・・販売が落ち込んだようです・・・日産は「小型乗用車の競争激化」を苦戦の理由に挙げた・・・景気減速ではないという事のようです・・・そりゃ中国系の自動車メーカーには強敵、ボルボがいますから・・・中国の冷蔵庫屋がやっていますね・・・そうだ・・・MG-TFなんかも私は欲しいのです・・・中国で生産しているとか・・・随分と中国は色々な会社を持っていますね。残念ながら安いものは売れる・・・日本もそれで円安誘導をしたわけですから・・・

 中国の工業力は馬鹿にできないと思われるのでね・・・精密鋳造の技術も悪くない・・・仕上げが、デリケートな日本人にはちょっとという部分があることはわかりますが・・・何しろ、安価ですから・・・値段以上のものを要求してはいけないと思いますがね。確かに、楽器というのは・・・ある意味無駄の塊のようなこだわりの部分がありますが・・・私は、こだわらないことにこだわっているのでOK・・・特徴があった方が面白い・・・世の中は自分の嗜好に合うようにできてはいないことは知っていますからね・・・合せるには大変な出費が待っていますからね。

 ちょっと気になるのは・・・フルートをいじっているのですが・・・そのフルートのネジ・・・1つ分からない・・・中国製のフルートのキイのシャフトのネジ、しめこむとキイが動かなくなる・・・ボトミングしてキイが動かなくなる・・・基本はボトミングをさせてはいけない・・・ねじ込んでボトミングさせても・・・じゃない、ボトミングしないで?いや、ボトミングではなく段がついているからそれ以上締まらないで・・・滑らかに動くヤマハと、ボトミングしていることが感じられる状態では動かない中国製・・・正しいのはどちら・・・私にとってはどうでもよい・・・やたらと緩んでばらばらにならなければ良い・・・このネジの働きとしてはボトミングしても特に問題は無いはずなんですが・・・工作精度からすると・・・ヤマハの勝ち、基本に忠実とも言えなくもない中国製・・・絞め込んでちょっと戻すなど今時流行らないのか・・・なぜか、PCの横に4本のフルートが並んでいる・・・音の細かな差で遊び始めている・・・予算10万円で買いまくっているので集まって来る安いフルート達・・・それぞれ、微妙に音が違うから面白い・・・じゃなくて・・・OPEC・・・

 1バレル100ドル超の高値で安定してきた原油相場は、今春以降、約3割下落した。中国の景気減速や欧州経済の停滞で需要が伸び悩む一方、北米でのシェールオイルの生産量が増えた。リビアなど国内の混乱で停滞した中東産油国の生産量も回復し、供給過剰感が強まっている。

 総会ではOPEC最大の産油国であるサウジアラビアが減産に否定的で、減産を求めるベネズエラなどとの足並みがそろわなかった。減産してもシェールオイルがその分を埋め、価格立て直し効果が薄いという事情もあった。

 シェールオイルはサウジ産原油に比べ生産コストが高く、原油価格が下がると採算割れに陥る事業も出てくる。シェールオイルの伸びを抑えることで、OPECの市場シェアを守りながら需給も引き締める――。

 減産見送りにこうした狙いがあるなら、潤沢な生産能力を背景に需給の調整役を務めてきたOPECが価格カルテルとしての役割を放棄したといわざるを得ない。


 どうして、こういった不思議な分析になる?価格カルテルの役割を放棄したなんって・・・価格カルテルのためには・・・前提となるのは市場の独占的支配権じゃん?従って、まずはシェールオイル潰しで市場の独占的支配権を確実なものにして、潰れたら需給を引き締める・・・価格カルテルの強化のための狙いと取らずに、役割を放棄ってのは・・・私には理解不能。

 日本では原油高に円安が加わり、燃料費や原材料費の上昇が企業経営や日常生活を圧迫してきた。原油安で航空や物流などの産業では収益の改善が見込まれる。原油価格に連動して価格が決まる液化天然ガス(LNG)の調達コストも下がる。恩恵は大きい。

 一方、原油安は日銀が目指す物価上昇率の目標達成には目先、逆風となる。一部の産油国では高い原油価格が歳入の前提だ。ベネズエラでは債務返済に不安が広がり、ロシアではウクライナ情勢をめぐる対ロ制裁や通貨ルーブル安とともに経済を圧迫している。

 日本は原油の約8割をOPEC諸国から輸入する。シェールオイルなど供給の多様化に対応した最適な調達体制を築く努力を怠るわけにはいかない。


 ああ、出てきた・・・調達コストの恩恵云々は主題ではないですね・・・OPECはシェールオイル関連をつぶしにかかっている・・・これは明白だが、わざとOPECは終わっているとした・・・その訳は原油安は日銀が目指す物価上昇率の目標達成には目先、逆風となる。ことが重要で、そのために邪魔だから、極東の小さく、多くの石油を使う国がベネズエラやロシアを引き合いにして原油価格を上げさせるための論陣を張っているつもりのようですね。

 しかし。OPECのシェールオイル関連潰しが本気なら・・・シェールオイルなど供給の多様化に対応した最適な調達体制を築く努力・・・は虚しい努力・・・

 そして2014年11月28日の日経は・・・北米シェール、戦略見直し 米国勢と日欧勢で明暗

 北米のシェール開発に変調の兆しが出てきた。英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは米国のシェール鉱区を売却し、英BPは米本土事業の分社化を決めた。住友商事が巨額損失を出すなど日本勢も苦戦している。先行して優良鉱区を押さえた米国勢と日欧勢の間で明暗が鮮明だ。ただ原油安で開発収益性の悪化懸念が出ており、米企業も案件選別に乗り出している。

 ヘッダーだけ眺めているので、その結論的な部分が見えませんけど・・・どうも、日経の報道は迷走しているような感じですね。とにかく、政府に迎合してのインフレの流れを作り出すべくの記事にする傾向が強すぎるのではないかと・・・思惑狙いの記事ばかり書くと・・・ある時、人は離れていくのではないかと・・・ちょっと気になるわけです。

2014.12.04

  

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