現在をうろうろ(583)

 フルートいじりも面白い・・・

 フルートは、なかなか面白い・・・中国製安物フルートが、ちゃんと本領を発揮してくれて、音が出なくなってくれました・・・調子良く吹いていて、ちょっと置いて、吹くと・・・あれ?何、音が・・・キイはどれも動く・・・という事は、バネでキイを閉じているやつが閉じていない・・・こうなると疑う場所は数か所・・・結果は・・・Dトリルキイがきちんと閉まっていない事が判明・・・Dトリルレバーからの長いシャフトの中間を支えている部分の潤滑不良です。工作があまり良くないので軽くキサゲでさらってオイルを塗布して組みあげればOKでした・・・こりゃ、1回オーバーホールして各部のあたりを全部チェックしてみると良いかもしれませんね。そもそも、Dトリルキイなどめったに使いませんから・・・気にしていませんでした・・・例の借りて行った人が返しに来て、音が出なくなったりするよとか言っていて・・・だらだら吹いていたら・・・あれ?音が出ないというわけです。壊れたわけではないですが、人騒がせなものです。高価なフルートだとこういった事は起こらないと思いますが、なかなか低価格のものは不具合があって面白いものです。

 この森徳の安いフルートの音は実は気に入ってるんです。ヤマハに比べると音程はCD以外は少し低めですけど、ちょっと線の細い音と言ったらよいのか、それでいてしっかりした音ですね・・・音程の特徴は台湾のジュピターのものと同じですから、ヤマハのスケール設計とはちょっと違うようです。小さな音で吹いていてチューニングメーターを眺めてるとちょっと低いな・・・なんってね。ただ響きは悪くないですね。ヤマハとは非常に正確な高さの音が出ていますね。面白みが無いとも言えますが・・・ヤマハの211と311は確かに音程は優れていますね・・・

 私のところの4本のフルート、それぞれの頭部管の歌口の形は微妙に違いますね。ヤマハの211と311でも形状が違いますし・・・音の違いにどれだけの影響があるのか気になりますが・・・どうも、この4本のフルートそれぞれより、いい加減にできているのが1人いるのが問題なのかも?

 フルートの管は共振が小さいですが・・・それでも、吹いていてフルートの管自体の共振が手に感じられますね・・・なぜか、ヤマハの211が一番大きく管が共振しているような感じです。細かくチェックしているわけではないですが・・・実は、あちこち減っていて、キイなどにガタが出ているのかもしれませんがね・・・ヤマハ211と森徳の音は違いますから・・・

 音の出方もそれぞれ特徴があるというか・・・いい加減にできている人間が問題で、適当に吹いているだけなので・・・音が出ている事だけで満足しているに近い・・・あと3本ほど欲しくなりましたね・・・曜日毎に違ったフルートを吹くとかね・・・ただ、ヤマハ311とジュピターは面白がって吹いていましたが・・・気軽に吹くならやはり安物フルートが良くてね・・・さすがに4本を立てて置く場所が無くてね・・・2本は手元に立てる場所がある・・・空間的な要素もありますからね・・・

 ただ、この4本の内でどれが良いかと言われたら・・・中国製の森徳のやつがなんとなく好きなんです・・・良いでなくて好き・・・ヤマハの211も長い付き合いですから悪くないですが・・・特に、このところ手をかけていますからね・・・311は一応タンポはOKでしたから、タンポには手をつけずに、バラバラにして管を磨きましたが・・・ジュピターはそのままでOK・・・手がかかっていないフルートですね。どうも、私は・・・初心者用の物があっているような感じです・・・やはり、音出しが楽ですからね・・・やはり、楽器は良くできていて・・・性能が安定しない人間が一番問題なのですかね・・・飲めば出鱈目吹いているし・・・飲みながらクラリネットは吹きにくい・・・リードも酒で・・・飲みながらは、ギターやフルートが良いようです・・・

 どうも、近頃の中国の工業製品は長足の進歩を遂げている・・・この森徳のフルートのキイはプレスと機械加工が行われているから、

 左の写真のように・・・プレス加工をして、さらに、キイの内側を削り取っている・・・ちょっと縁の部分の加工が良くないが・・・機能するキイの方はそれなりの仕上げ・・・私のヤマハの211・311は単なるプレス・・・なるほど、ちょっと重いのはキイなどがちょっとヤマハのとは違うという事のようですね。これなら、タンポの高さの調整は楽だという事になりますかね。

 なんだか、この中国製の楽器の精度はかなり高いのではないかと・・・

 それに、調整ネジには緩み止めのための工夫もされていますからね。

 多分、狂いにくい楽器ではないかと・・・私のヤマハのYFL-211はアイスレバーの裏の調整ネジが直ぐに緩んできますね・・・仕方が無いので、きっちりと調整した後で・・・楊枝の先に木工用ボンドのしずくをつけて、ネジの上に落としてネジロック・・・木工用ボンドは金属と堅く固着しませんから、再び調整する必要があれば、ドライバーの先でつつけば取れるんでね。

 この中国製のフルートでは、アイスレバーの裏側の調整ネジはヤマハとは反対側にありますね。台湾のジュピターも森徳の楽器と同じ側ですね・・・このアイスレバーの裏のネジの調整は専用のドライバーでもあるのか?気になります。だって、ネジに対してドライバーをきちんと立てて回す事ができないわけですからね・・・明らかに機械要素の使い方としては正しくない位置にあるわけですから・・・これは、設計上の欠陥ではないかと・・・ネジを回せないわけではないですが、レバーを回避するような構造のドライバーがあればよいのですが・・・そのような物は見たことが無いのでね・・・まあ、分解して調整すれば良いのかもしれませんが・・・そんな面倒な事は・・・でもこの調整が悪いと最低音のドの音が出ませんからね・・・面倒な話です。

 ああ、楽器のメカニズムの方に関心が移りつつある・・・まずいんだよな・・・こうなると、フルート集めが始まりそうで・・・偉大なるベーム氏が作ったフルートとか興味が出てくるし・・・どうやら、フルートも新しい設計が現れているという事ですかね・・・

2014.11.29

  

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