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 内閣総理大臣の参議院解散の記者会見 (9)・・・?

 内閣総理大臣の、衆議院解散記者会見の全文、これの精査の続きです・・・平成26年11月21日 安倍内閣総理大臣記者会見 平成26年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ

 次は西日本新聞からですね・・・選挙の争点は、消費税増税先送りの判断と、それからアベノミクス継続の是非とを問うと言ったが、特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認の閣議決定、原発再稼働などを自民党の公約とするだけでなく、争点として位置るのか?2017年4月の再増税時期は延期することはないと断言したが、どんな状況があっても必ず引き上げるのか?の2点ですね。

 まず初めに、私たちは昨年の参議院選挙、そしてまた、一昨年の総選挙においても、選挙において情報保全、しっかりとその仕組みを法整備をしていく。また、集団的自衛権の行使についても、原発、エネルギーについても、国民の皆様にお約束をしてまいりました。しっかりとそれを打ち出して選挙戦を戦ってきました。それが私たち自由民主党の選挙に対する、そして政治に対する基本的な姿勢であります。当然この選挙においても、我々はそうした全てにおいて国民の皆様に訴えていきたいと、このように思っております。
 そして、平成29年4月から10%に引き上げていく。今回、三党合意の中における、いわば成立した法律によって景気判断条項がありました。その景気判断条項を私たちもその上において、今回、景気判断を行い、18カ月延期しました。来年、私たちが国会に出す法律において、この景気判断条項を削除します。当然、今回のような景気判断による再延期は行わない。これは明確であります。


 どうも歯切れが悪い・・・自民党の公約に書いた事で終わりそうですね。我々はそうした全てにおいて国民の皆様に訴えていきたいと、このように思っております。・・・再び、主語が不安定に練っている・・・小さく書いて約束はするが、それが実行できるのか?が問題・・・デッドラインの設定が無いから・・・だらだら先送り・・・さすがに、借金の話になると償還期限があるから、それがデッドラインとなって・・・景気判断による再延期は行わない。・・・こういった明言ができるわけです・・・破綻処理の制度が無いから財政再建の旗も降ろせない・・・有事法制って、国の破綻処理に向けた法制化・・・借金が返せなくなったらシームレスに、とりあえず気に入らない国に戦争を仕掛けて玉砕?とりあえず国債は綺麗になるが・・・それから、長い賠償責任・・・人の血で国債を消し、その先の人達の上に戦時賠償へと肩代わり・・・岸君の生きた時代ですね。

 この歯切れの悪い言い方と、スパッと切る発言の差にあるのは・・・日本人の弱点のデッドラインの意識の問題ですね。デッドラインを設けると・・・責任の明確化とやらなければならないという義務が発生しますからね・・・借金の場合はそれが明確で、政府は金XX円の債務をXXまでに完了しなければならない・・・同じように考えると、先にあげられているものは・・・デッドラインの無いものですから・・・そのうちなんとかなるだろう〜・・・って感じになるわけです。この曖昧さのある文章って、ちょっと前に見たような気がする・・・何だっけ?GPISの・・・

管理運用法人が自ら実施する行動に関する方針
○ 運用受託機関におけるスチュワードシップ責任の行使状況等のヒアリングを通じ、スチュワードシップ責任に関する知見を蓄積し、被保険者のために中長期的な投資リターンの拡大を図る上で、より適切なスチュワードシップ責任の在り方を検討し、必要に応じて方針の見直しを実施します
○ 被保険者のために中長期的な投資リターンの拡大を図ることを目的とした長期的な株式市場のリターン拡大に資する活動(長期的な資本生産性向上を意識したベンチマークの選定等の調査・研究等)について、受託者責任の観点から検討します

 意思決定に関わる部分が曖昧な感じでなんとなく引っかかった文章ですがね・・・見直しや検討ってのは・・・まあ、いいや・・・になりやすいのでね。原稿書きをする私んなんか・・・自分でデッドラインを引かないと絶対に原稿が間に合わなくなりますからね・・・テストの原稿などは、実施から逆算したデットラインってのがありますが・・・こいつは、見えている・・・しかし、実施担当の手元につく、印刷が上がる、版下が上がる、念稿・三校・再校・初校・原稿が上がる・・・それぞれ余裕をみたデッドラインの編成になるわけですが・・・原稿が上がるのは遅れてあたり前にするかしないかの問題ですね。私の場合は・・・自分のデッドラインをちょっと前に置く事にしていますから・・・とにかく・・・

 国民の皆様に訴えていきたいと、このように思っております。再延期は行わない。これは明確であります。の差ですね・・・非常に明瞭で、日本的な言葉の使い方の例文のような感じですね。さて、続きは・・・

 ロイター通信の質問は・・・個人消費の盛り上がりがいまいち欠けております。安倍政権としては、企業に対して法人税減税を果敢に進めていらっしゃると思うのですが、どのような形で個人部門の刺激策としても、例えば所得税減税などはお考えでしょうか。仮にお考えでなければ、どのような形で個人部門の支出を増やすような対応策をお考えか、よろしくお願いいたします。

 ふむ・・・質問自体が興味深いですね。個人消費の盛り上がりね・・・私のような貧乏人の基本は・・・あるだけ使ってしまうというのが基本ですね。貯蓄や固定費の支払いの分を除いたほぼすべてを・・・ここで、消費税が3%も上がったから、家賃を除く固定費が3%上昇して、貯蓄を変えなければ・・・一般消費分が減少する・・・無い金は使えない。しかも、物価上昇分もあるし・・・これで、一般消費が減らないわけがない・・・普通の人は国と違って気軽に債権を発行できないのでね。国は、様々な種類の国債を発行して、事実上のある時払いを実現していましたが・・・さすがに、人の一生の労働期間に当たる分のある時払いを設定し終えてしまっている状態ですから、これでは、財政再建の旗でも掲げないとやっていけない・・・払うつもりを見せないと、債権者が毎日列をなすようになる。

 多分、企業減税を行うと、従業員の給与は上がりますね。上がった分だけ私のような貧乏人は使う事になっていますから、所得税で回収してさらに、消費税で回収すれば良いというだけですね。多分、この方が税としては回収率が良くなると思いますけどね・・・きちんと脱税しないように管理できればね。

 徴税の歴史を眺めると、結局は政府が損をせずに楽して儲ける事になるんでね。例えば、口分田の税、回収が面倒になって来ると納税組合みたいなのに委託しちゃう・・・地域の権力者ですね。どうせ取り上げてばら撒く事で支配下に置くわけですから、最後は本領安堵へ辿りつく、実効支配を認める代わりに手下にする・・・そこから上納させる事になる・・・そして、明治維新で、今まで通り朱印状を返すが・・・朱印状が戻ってこない・・・詐欺にあったわけですね。鹿島神宮などは、明治元年8月「幕府の御朱印差出す。大宮司出府、これまで通り神領政治致したき旨願出、取り上げなし。」ですからね。これで、徴税権が無くなてしまうわけです・・・代わりに対価が支払われますが、先細り・・・

 質問した記者さんは・・・個人部門の支出を増やすような対応策・・・に腹案は無かったのですかね?そうだとすると、余裕のある生活をしているのでしょうね・・・自由になる金があれば使うことができるが、その金はアベノミクスで今のところ出てこないが、どうするつもりなのか?とはっきり聞けばよいような気がしますが・・・減税があれば、余裕が出て金を使えるのだが、それも無くて、どうやって無駄遣いができるのか教えてほしい!とか言っているのか?・・・詰問すれば良いのに・・・さて、大人な穏やかな質問に対しての答弁は・・・

 今般の経済対策においては、地域の消費の喚起など、景気の脆弱な部分でしっかりと的を絞って、スピード感を持って対応する必要があると考えています。そのため、こうした観点から交付金を創設をして、自治体の創意工夫を生かして後押ししていきたい。個人の消費を後押ししていきたいと思います。特に地方にしっかりと光を当てていきたいと思います。
 そこで今、御質問があった所得税でありますが、所得税の減税については、もともと所得税の負担のない方々に対しては、当然これは効きません。我々は、むしろ低所得の方々に的を絞っていくということが大切だろうと、このように考えています。


 地域の消費の喚起だって・・・世の中にはね。「無い袖は振れない」という金言があるのだが・・・お金があれば、当方もスピード感を持って実行できるのですが・・・冷蔵庫の中がさびしいので直ちに!景気の脆弱な部分は・・・個人のお財布の中身でして・・・これさえ満たされれば消費は喜んで、さらに、財布の中身がいっぱいであり続けるのなら大喜びで物を買いに行きます!これは断言できますね・・・しっかりと光を当てていきたいと思います。・・・ふん!田舎はね・・・お日さまの光だけはいっぱいあるよ!ビルの谷間じゃないからね・・・

 凄く強気の発言だな・・・所得税の減税については、もともと所得税の負担のない方々に対しては、当然これは効きません。・・・所得税の負担の無い人の拡大はしたくないのだろうに・・・そして、所得税が取れない連中からきちんと金を巻き上げる方策としての消費税増税なのですからね・・・低所得の方々に的を絞って消費税負担の割合が大きくなるように重くして金を絞っていくということが大切だろうと、このように考えています。・・・まるで、所得税を払っていないから、消費税を取るんだという論法に近いのでは?

 我が財布に、無駄遣いをするための財源は湧いてこないという有難いお話という事ですね。太陽のように光だけはくれる・・・太陽には温かさもあるし、生命を育む力もあるけどね・・・政治家の当てる光は危険・・・別名、目をつけられている・・・狙われているのは財布の中身だけか・・・さらには生命か?戦争に行って来い!国のために死んで来い!続きは次回ですね・・・

2014.11.25

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
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