現在をうろうろ(568)

  内閣総理大臣の参議院解散の記者会見 (3)・・・?

 内閣総理大臣の、衆議院解散記者会見の全文、これの精査の続きです・・・平成26年11月21日 安倍内閣総理大臣記者会見 平成26年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ

 さて、何をやってたっけ・・・

 アベノミクスの成功を確かなものとするために、私は、消費税10%への引上げを18カ月延期する決断をいたしました。
 消費税引上げを延期する以上、社会保障を充実させるスケジュールも見直しが必要です。しかし、子育て世代の皆さんを応援する、その決意は揺らぎません。子ども・子育て支援新制度は来年4月から予定どおり実施します。2年間で20万人、5年間で40万人分の保育の受け皿を整備し、待機児童を無くしてまいります。更に「小1の壁」を突き破り、学童保育についても待機児童ゼロを実現していく。そのスケジュールは全く変わりません。女性の輝く社会を実現する。この安倍内閣が掲げた旗はこれからも高く掲げてまいります。
 この臨時国会では、女性の活躍推進法案は残念ながら野党の協力が得られず、廃案となってしまいました。しかし、私は必ずや実現させます。来年の通常国会では、確実に法律を成立させる。その決意であります。


 18ヶ月後には絶対やるぞ!不退転の決意の話の続きですね。社会保障の話で何で・・・子育て世代の応援として・・・親子離散政策を取るかね?このあたりが、私との価値観の違いですね。塾教師として見てきたもの、中学受験では小6の夏は遊べない・・・従って、小5の夏は子供と心行く迄遊べる最後の機会と思っていましたからね・・・めでたく私立中学など、電車で通学するようになると、とたんに世界が広くなって・・・親とともに行動する事が少なくなる・・・親離れが小学校から中学になるときに前倒し・・・田舎で受験をしないでダラダラと、自宅から自転車で通える範囲の学校へ行っていると世間が広くならない・・・家に誰もいないとなれば・・・自分の存在の中心はどこにあるのか?自宅の意識の希薄化ですかね・・・そうなると、人の動きは流動性を増す・・・私なんかは、居場所はあちこちにあるが、帰る場所が無い状態になりますからね。

 子育て支援制度と言えば聞こえが良いが、男も女も外で稼がなければならないような世の中に誰がした?なんとなく、男も女も外に出て働き、家事労働はアウトソーシングにして金を払い家事請負とすることで家事も労働に組み込んで・・・すべての労働を等しく金に換算する事で、税を貢がせようという素敵な政策のように思えるのだが・・・

 この政策の生産性の問題はどうなるか?捻くれた妄想家の試算だと・・・A家の男A女aの夫婦の子α、B家の男B女bの夫婦の子β・・・男Aは外で働いて稼ぐ女aはB家の家政婦をして稼ぎ子βの世話をして稼ぐ、男Bは外で働いて稼ぐ女bはA家の家政婦をして稼ぎ子αの世話をして稼ぐ・・・生産の向上はみられたのか?家事・育児が賃仕事になった事で、家事労働が徴税の対象になったぐらいですかね?つまり・・・集約が行われていないので生産性は向上しないという事になります・・・そうなると・・・生産性の向上には・・・

 恐怖の蛸部屋ですね・・・近頃流行りの低額のサービス付き高齢者向け住宅の台頭でしょう・・・サ高住・・・補助金行政から考えられる儲かるサ高住は、消防法などの諸条件を考えると・・・専有部分の床面積20平米未満で食堂・台所・居間・浴室・洗濯室を共用にして、昼間のみの常駐者・・・高齢者+同居者(配偶者/60歳以上の親族/要介護・要支援認定を受けている60歳未満の親族/特別な理由により同居させる必要があると知事等が認める者)・・・を詰め込んでかな。これを若い夫婦向けに転用・・・子供ができたら、付属の託児所へ24時間・・・20平米の寝室の所有だから掃除も簡単・・・家事は共有部分でのアウトソーシング・・・これが未来の生活ですね・・・家計費を最低限に切り詰める事ができ、妊娠出産の短期間のみの休業により、男も女も心おきなく働ける・・・すべての労働は金銭に換算され徴税対象・・・税金の心配が無いのは寝ている時だけ・・・政府の高回収社会へのビジョンかね?小1の壁ね・・・ジュネーヴ条約の第四条約の文言では・・・

第八十二条〔被抑留者の配置〕
 抑留国は、被抑留者をできる限りその国籍、言語及び習慣に応じて収容しなければならない。同一国の国民である被抑留者は、言語が異なるという理由だけで分離してはならない。
A  同一家族の構成員、特に親子は、抑留の期間中、収容所の同一場所に居住させなければならない。但し、作業上若しくは健康上の理由のため又はこの部の第九章の規定の実施のために一時的別居が必要とされる場合は、この限りでない。被抑留者は、その監護を受けないで放置されている自己の子が自己とともに収容されるよう要請することができる。
B  同一家族の構成員たる被抑留者は、できる限り、同一の建物内に居住させなければならず、且つ、それらの者に対しては、他の被抑留者から分離した収容施設及び正常な家庭生活を送るための便益を与えなければならない。


 家族の配慮がありますね・・・基本となる考えは家族は一体のものとして扱わなければならないという事ですが・・・労働の概念自体もちょっと違っているのではないかと?

第五十一条〔志願、労働〕
 占領国は、被保護者に対し、自国の軍隊又は補助部隊において勤務することを強制してはならない。自発的志願を行わせることを目的とする圧迫又は宣伝は、禁止する。
A  占領国は、被保護者が十八歳をこえている場合であって、その者を占領軍の需要、公益事業又は被占領国の住民の給食、住居、被服、輸送若しくは健康のために必要な労働に従事させるときを除く外、被保護者に対し、労働を強制してはならない。被保護者は、軍事行動に参加する義務を負わされるような労働に従事することを強制されない。占領国は、被保護者に対し、それらの者が強制労働に服している施設の安全を強制手段を用いて確保するよう強制してはならない。
B  労働は、役務を微発された者が所在する占領地域においてのみ行わせるものとする。それらの者は、できる限り従前の労働の場所に引き続き置かなければならない。労働者に対しては、公正な賃金を支払わなければならず、労働は、労働者の肉体的及び知的能力に相応するものでなければならない。被占領国において実施されている法令で労働条件及び保護に関するもの、特に、賃金、労働時間、設備、予備的作業訓練並びに業務上の災害及び疾病に対する補償に関するものは、本条に掲げる労働に従事する被保護者に適用される。
C  労務の徴発は、いかなる場合にも軍事的又は準軍事的性質を有する組織の中に労働者を動員することとなってはならない。


 所々読み換えてみると面白いかも?

 政府は、国民に対し、自国の軍隊又は補助部隊において勤務することを強制してはならない。自発的志願を行わせることを目的とする圧迫又は宣伝は、禁止する

 女性が輝く為という美名で宣伝して・・・自発的に職につかせるとか・・・働いて税金を納めろ!・・・

 政府は、国民が十八歳をこえている場合であって、その者を自国のの需要、公益事業又は自国の住民の給食、住居、被服、輸送若しくは健康のために必要な労働に従事させるときを除く外、国民に対し、労働を強制してはならない。国民は、軍事行動に参加する義務を負わされるような労働に従事することを強制されない。政府は、国民に対し、それらの者が強制労働に服している施設の安全を強制手段を用いて確保するよう強制してはならない。・・・女性が輝く為の労働って?労働による家庭の不在の被害者は一人ぐらいで良いと思うが・・・結局は子供にしわ寄せが行くことになる・・・

 ふとね・・・バーネットの秘密の花園の冒頭を思い出しました・・・英国政府の官吏の父は多忙でほとんど家に帰らない、母は着飾ってパーティに夢中、使用人任せにされたメアリー・レノックスのお話・・・ハッピーエンドで終わるとは限らない・・・The Secret Garden by Frances Hodgson Burnett ・・・1993年のアグニェシュカ・ホランド映画でも見るか・・・手元にあるはず・・・

 根性の曲がった妄想家の手にかかれば、人道に関する条約はとんでもない解釈の源泉になってしまいます・・・労働に対する意識の違いですかね・・・私は、できれば外で働きたくない、家の近くでの最小限の労働が好きなので・・・でもね・・・残念ながら、いる場所はあっても家と呼べる場所が無い・・・これも、貧乏が為せる技・・・豊かな暮らしがしたいものです。貧しさが、仕事を求めて遥か遠くへの移動を強いるわけですから・・・村内で働いていれば確かに・・・

 最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。息を飲むほど美しい田園風景。日本には、朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります。自助自立を基本としながら、不幸にして誰かが病に倒れれば村の人たちがみんなで助け合う農村文化。その中から生まれた世界に誇る国民皆保険制度を基礎とした社会保障制度。これらの国柄を私は断固として守ります。・・・農村文化は過去のものですからね・・・村内での労働では食べていけないのでわざわざ出かけて仕事をして金や価値ある物を持って帰る・・・農村文化は崩壊・・・ベットタウンを越えて・・・寝に帰る部屋の共有へ・・・なんだか、2級の市民を生み出す政策みたいな感じ・・・最新の世界最高水準の二級の市民の生活・・・ちょっと、この世界最高水準の二級に市民の生活を考察する必要がありますね・・・あまり考えたくないや・・・労働を中心に組み立てられた生活なんって考えたくないね・・・プランとしてはドーナッツ型の複合住宅・・・サービスと労働に重点を置いた住宅・・・設計なら面白いが私は入りたくない・・・さて、長くなったから続きは、次回・・・

2014.11.23

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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 U.S. Department of State
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