現在をうろうろ(552)

 日中首脳会談の前提の4つの合意事項は・・・?(10)

 さて、ジュネーブ諸条約あれ、ジュネーヴ諸条約か?表記は難しい・・・まあ、あまり細かな事にはこだわらないので良いですが・・・大切なのはその精神だと割り切って逃げていますけどね・・・ヴね・・・どうも日本語は表記が不安定でね。フルートの部品名も・・・結構面倒ですね・・・フルートの穴を塞ぐ部材のタンポなんか・・・これって日本語かね?英語だとpad、多分・・・短穂か打包って漢字表記になるのではないかと・・・槍術の練習用の先にたんぽをつけたやつとか、拓本を取るときに使う墨を含ませた道具・・・色々と混交が起こって不思議な話になったりする・・・さて、前回の続き・・・

第十九条〔保護〕
 紛争当事国は、いかなる場合にも、衛生機関の固定施設及び移動衛生部隊を攻撃してはならず、常にこれを尊重し、且つ、保護しなければならない。それらの固定施設及び移動衛生部隊が敵国の権力内に陥った場合には、それらの施設及び部隊の要員は、抑留国がそれらの施設及び部隊の中にある傷者及び病者に必要な看護を自ら確保しない限り、自由にその任務を行うことができる。
A  責任のある当局は、前記の施設及び部隊が、できる限り、軍事目標に対する攻撃によってその安全を危くされることのないような位置に置かれることを確保しなければならない。


 なるほど、有事に際しては近くに軍事基地が無くて誤爆などが考えられないような場所の病院の近くが安全という事のようですね。航空写真をチェックして、如何にも病院と見えるような建物の近くに住んでいれば、有事に際しても避難などしなくても済むような感じですが・・・赤十字旗を準備して置くのも良いかも・・・何しろ・・・

第二十四条〔専従要員の保護〕
 傷者若しくは病者の捜索、収容、輸送若しくは治療又は疾病の予防にもっぱら従事する衛生要員、衛生部隊及び衛生施設の管理にもっぱら従事する職員並びに軍隊に随伴する宗教要員は、すべての場合において、尊重し、且つ、保護しなければならない。


 軍服を着た衛生兵でも保護されるわけですから・・・民間人なら相応の尊重と保護が与えられるはずですからね・・・軍隊に随伴する宗教要員も尊重されるのか・・・有事に際しては坊主や神主の恰好も有効な防衛手段になるかね?自衛隊には、この宗教要員は存在しないようですから・・・ちょっと気になりますが・・・帝国陸海軍には従軍僧侶・神主なんっていたのかね?根こそぎ動員をやってたから、連隊に一人ぐらいいてもおかしくはないけど・・・?

 しかし・・・ちょっと気になるのは日本の国際政治学、何故1975年のヘルシンキ宣言に関する記述が少ない?前回気になった集団殺害犯罪の防止及び処罰に関する条約と同じパターンで、どうも歯切れが悪い・・・久々にちょっと古い百科事典を引いてみると、平凡社の世界大百科事典の電子版の第2版 ヨーロッパ安全保障機構・・・CSCE のこのような発展の背景には,1975年7月30日から3日間ヘルシンキで行われた首脳会議の成功があった。この会議で採択された〈最終文書〉(いわゆるヘルシンキ宣言)は,(1)国際関係を律する諸原則と軍事的信頼醸成措置の導入を含むヨーロッパ安全保障に関する取決め,(2)経済・科学技術・環境分野での協力,(3)人道的およびその他の分野での協力,という内容の三つのバスケットからなる。これらは,戦後ヨーロッパの領土的・政治的現状の固定化という東側の狙いと,東側世界での人権尊重という西側の要求との妥協の所産ではあった。しかし,人権尊重をヨーロッパ共通の安全保障実現に不可欠な基本原則であると規定したこと(第1バスケット第7,8原則),東西間の人の移動や情報の普及の進め方を具体的に規定したこと(第3バスケット)は画期的であった。というのも〈最終文書〉の履行状況検証のために隔年で開かれた再検討会議や専門家会議(これらを総称して CSCE プロセスという)で,人権の共通基準が次第に確立されていき,その履行が促進されるのにつれて冷戦構造を平和的に変革させ,やがてはソ連・東欧諸国の社会主義体制を内部から崩壊させる一因となったからである。

 東側の狙いとして捉えている?領土の固定化が・・・領土の不可侵の取り決めで、戦争が事実上意味を失った・・・領土は拡張できないというわけですからね。1975年の時点での実効支配領域を領土として固定している・・・だから、日本ではこの関連の話はタブーになっている・・・アメリカが尖閣諸島の領有について日本領と明言するのは、1975年時点での中国の実効支配が及んでいないから・・・竹島問題は困った事に、1975年以前から韓国の実効支配が行われているから・・・残念ながら欧米の考え方では・・・1975年時点の実効支配している領土を動かしたくない・・・日本はそれを動かしたいから・・・1975年のヘルシンキ宣言に触れたくないので、ここで思考停止・・・冷戦構造の解消に大きな役割を示したヘルシンキ宣言に関して、日本では語られない・・・従って、戦争のできる国づくりに関する文書では、残念ながら1960年代的な内容になってしまう・・・

 色々と、歴史認識に関しては日本は問題があるという事のような感じですね。Wikiの ヘルシンキ宣言 (全欧安全保障協力会議) 国家主権の尊重、武力不行使、国境の不可侵、領土保全、紛争の平和的解決、内政不干渉、人権と諸自由の尊重などの原則、信頼醸成措置の促進などの安全保障や技術協力などの推進を掲げ、冷戦時代の東西対話に大いに役割を果たした。

 国境の不可侵が大原則だから、近頃の戦争らしきものは・・・ほぼ内乱に限定され、内乱が国境で同一宗教圏で広がると面倒な事になるパターンになっているというわけですかね。聖戦への参加は・・・認められてしまう。

 まあ、私の妄想的見解ですから・・・当てにはなりませんがね・・・少なくとも、こんなことを考えているようでは、国際政治学の単位はF;不可になってしまいますね。昔は私は良い子にしていましたから、国際政治学の単位はきちんと取りましたが・・・Aだったか?記憶が定かでないですが・・・昔は聞かれた事に、普通の答えを用意していましたからね・・・近頃はそれに飽きて妄想に走っていますが・・・遊びですから良いでしょう・・・本気だと、単なる非国民が、売国奴に昇格するには良さそうですが・・・

 ふと・・・米国が危険な国なのかもと・・・日本は昭和の初めにアメリカの脅威に対して戦った、東欧はアメリカの後押しの西欧を恐れて防戦を行っていた・・・領土の不可侵が成立したため、アメリカの脅威は経済的な物だけになった・・・そして、ロシアルーブル圏の再構築を行っている・・・ヨーロッパはユーロ圏を形成し、ロシアおよび東欧はロシアルーブル圏、ポンド圏(スターリング圏)があって、ドル圏・・・あれ?また知らないことが出てきた・・・オーストラリアはポンド圏だったが・・・今は?独自通貨・・・1966年からか・・・導入当初のレートは英国通貨に連動し、8シリング=1ドルに固定されていた。1967年に英国がアメリカ・ドルに対して英国ポンドの切り下げを行った際、オーストラリアはオーストラリア・ドルを英国ポンドに連動させる政策をとらず、ポンド通貨圏から離脱することとなった・・・なんとなく了解・・・ニュージーランドも似た感じですかね・・・こちらは、ポンドの切り下げに対して、米ドルにペグしたわけか・・・1967年の英ポンドの切り下げ後にNZ $ 1 =1.43米ドルに同年11月21日に1.12ドルに変更・・・英国ポンドの切り下げに伴う、米ドル寄りになったという事のようですね。そして、日本と韓国がドル圏という感じですかね?ニュージーランドが・・・微妙ですね・・・南米南部共同市場メルコスールってやつにも片足を突っ込んでいる・・・

 ん?TPPはシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドから始まっている・・・チリ以外は旧英領・・・チリの海軍は英国が建設したものですね・・・南太平洋ではチリ海軍が大きな顔をしているはず・・・南太平洋の物流の強化か?・・・この続きを書いていたら長くなったんで、ここで一旦切ります・・・TPPは日本の終焉を意味するのかってね・・・

2014.11.16

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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