現在をうろうろ(532)

 成長戦略で、明るい日本に!の中身はあるのか・・・? その(16)

 さて、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー) - 科学技術政策 - 内閣府 こいつの続きですね・・・次世代農林水産業創造技術・・・どんなものが出てくるやら?先ずは・・・

 農林水産業を変革し、若者たちを惹きつけるアグリイノベーションを実現する絶好のチャンスとなっている。
このため、府省連携により、従来技術では成し得なかった、@農業のスマート化、A画期的な商品の提供、B新たな機能・価値の創造の 3 つの技術革新を実現する。

 近頃の状況は、若者を農業へ引き付ける絶好のチャンスか?最後のチャンスかもしれないですね・・・さて、どんな具合にスマートに、画期的な商品、機能・価値が食いものに与えられるか・・・安くて、栄養価が高く、美味いもの・・・こんな機能を有するものが私は欲しいのだが・・・貧乏だから・・・旬の露地物が安くて好きですね。研究内容は・・・

 先端技術を投入した高品質・省力化の同時達成システムや収量・成分を自由にコントロールできる太陽光型植物工場の開発・新たな育種技術による画期的な農作物や持続可能な新たな植物保護技術の開発・次世代機能性農林水産物・食品や林水未利用資源の高度利用技術の開発・・・とのことです。

 太陽光型植物工場という事は、温室の親戚ですね・・・温室にどの程度の先端技術を導入するのか?閉鎖型ではない・・・半閉鎖型ですから・・・色々と自動化する必要も出るでしょうが・・・目標は?

 農地等に係る構造改革と一体的な技術の現場展開・企業との連携により、市場や消費者ニーズを踏まえた商品提供・技術のユーザー視点に立った成果普及とビジネスモデルの確立・知財管理等、グローバル視点での技術普及、制度改革、規制改革等と連動した取組み・・・抽象的でよくわからん・・・

 意義・政策的な重要性という項目がありますね・・・政策的なんだ・・・

 先端技術や情報を駆使するスマートな産業を目指す
・ SIP が目指すべき農林水産業の姿は、消費者ニーズの変化等に対応して、「チャレンジする農林水産業経営者」が、先端技術や情報を駆使し、企業と連携しながら、魅力ある商品を機動的に市場に提供する産業である。また、農林水産物・食品の安全・安心、高品質といった強みを最大限活かしつつ、農地利用の主体をなす水田・畑作・畜産の低コスト化・省力化や種苗、施設、栽培ノウハウ等の技術パッケージによる園芸、養殖の国際競争力強化を図る。
 さらに、美しい田園風景、伝統文化、国土を守るとともに、人々が自然や環境と共生する持続的な産業を実現する。

 目指すべき姿か・・・わけのわからん修飾系の言葉が多くて?・・・先端技術を使って安く消費者ニーズに対応した商品を提供する・・・これだけですね。そして、昔ながらの生活環境か・・・矛盾ですね。ありえないじゃん・・・農業だって圃場だって伝統文化だと思いますが・・・こいつを最新技術を導入して温室でやるわけですから・・・風景は完全に違ったものになるのでは?

 茨城県の先進的な農業資材を投入した圃場は右のような感じのものですね。ビニールハウスがつながる風景ですからね。このような景色を実現する条件は・・・土地が平坦である事ですね。さすがに100mものビニールハウスなどは、日本の山村の田園地帯ではなかなか作れない・・・大消費地東京を控えているからこそできる事でもあるわけですね。大規模な農家でも、結構後継者難なようですね。近頃は露地栽培は流行らないようです・・・続きは?

 IT 等の先端技術により「農作業の姿」の変革を目指す。
 これまで、農業は、匠の技術といった経験に頼る面が大きかったが、将来、人工衛星やセンシングの利用によって得た詳細な土壌状況、気象情報、生体情報等を基に、自動化された精密な作業管理により行われる。農作業の常識は変わり、従事者の作業は省力化・効率化され、様々な情報を活用して自然環境等の変化に的確に対応し経営を行う「知識・情報総合産業」、「スマート農業」の時代が到来する。

 分からん言葉が現れる・・・人工衛星?何に使うのかね・・・掲げているのが太陽光型植物工場で、上の写真のような温室でしょう・・・リモートセンシングは困難、普通に温室内のセンシング技術で水や温度管理をする事になる・・・露地の圃場は研究対象ではないようですからね・・・農業で必要になるのは微気象でしかも半閉鎖環境を前提にしているから・・・余計な飾り言葉が並んでいる・・・スマート農業=人手のかからない農業という事のようですね。なんだか、大言壮語系の文体だな・・・続きは・・・

・ 新たな育種技術や植物保護技術は、農林水産業の「ものづくり」の変革を目指す。
 これまで、品種の育成は、十数年〜数十年の単位を要していたが、これを一気に数年単位まで短縮し、消費者の多様なニーズに的確に対応した商品提供を可能とする。例えば、市場トレンドに応じて色や味の異なる果実の新品種が豊富に店頭に並ぶイメージである。また、これまでの単一の化学合成農薬の散布に依存していた農業から脱却し、環境に配慮した持続的可能な農業生産を実現する。

 世の中にはできる事とできない事があると思うが・・・品種改良は膨大な時間がかかりますね・・・これを縮める方法はあまり思いつきませんが・・・遺伝子工学の話か?それとも系統研究の成果?完全な人工環境で種子の休眠打破などを行っても3年を1年に縮めるぐらいかと、まさか・・・2020年までに成果を出さないといけないから辻褄合わせをしているとか?

 ・・・植物工場関係は仲間に研究者がいたので、5年ぐらい前の研究成果はある程度見ていましたが、この5年ほどで長足の進歩を遂げているのかもしれませんね。それから、この赤字にした部分・・・単一の化学合成農薬の散布に依存した農業って?これは何時代の農業かね?まさか・・・北朝鮮の主体肥料の石灰窒素かね?石灰窒素は昔は良く日本でも利用されていましたね・・・肥料としても農薬としても使えましたから・・・成分のシアナミドが病害虫雑草追い出し、その後アンモニア系の肥料成分に変わってしまうのでね。初めは農薬・後は肥料という1粒で2度おいしい物質でしたから・・・今の農業は随分と農薬を使い分けますからね・・・これは長くなりそうだ・・・壮大な計画だぞ・・・色々と妄想できるね。なんとなく流行りの言葉を並べて繋いだ文章みたいなのが多くて・・・それを削ると随分と痩せてしまう・・・ちょっと稿を変えましょう・・・

2014.11.07

  

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