現在をうろうろ(530)

 成長戦略で、明るい日本に!の中身はあるのか・・・? その(14)

 ・この戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー) - 科学技術政策 - 内閣府 の掲げるインフラ維持管理・更新・マネジメント技術を眺めるとしましょう・・・こいつは重要だけれどもあまりぱっとしない・・・作ったものを壊れる前に最小限のメンテナンスで延命するというものですね。古くなったら壊して新しいものにするというわけにはいかないし・・・何しろ、修繕より解体・建設の方が金がかかる・・・特に解体と処分に金がかかりますからね・・・ただ、古いものには2種類あって・・・素敵な古いものと、面白くもなんともない古いものがありますからね・・・意匠・・・結局、良いデザインのものは残したくなるが・・・心を揺り起こさないものは消えていく・・・時代の淘汰の問題ですかね・・・

 とにかく作ってしまったものは管理するか・・・廃棄して忘れる事も可能ですが・・・ このインフラ維持管理・更新・マネジメント分野では、一部の市場では明らかになりつつあるものの大部分が不明確で民間が参入しづらく、また地方自治体も開発する余裕が全くないため、国が推進する意義が大きい。

 開発する余裕が全くなくか・・・一応は、コンクリートをハンマーで叩きその音で補修が必要かどうかの判断などはしていると思われますが・・・打診はね・・・耐用年数に近くなるとやってるようですがね・・・つまりは非破壊検査の組織だったものを行う話かと・・・

 産業面の目標では・・・センサ・ロボット・データマネジメント・非破壊検査技術・余寿命予測技術・長寿命化技術等の活用により点検・補修等を低コストで高効率化し、国内重要インフラを高い維持管理水準に維持するという、現在の建設市場と同等の魅力ある継続的な維持管理市場を創造する。・・・とありますから、商売として安く検査して、使用や修理の予定を立てるという事なのでしょう・・・まあ、北海道の方では・・・計画速度を出さないことで延命化を図るなどの消極的な方法が取られて利していますが・・・橋梁で制限重量が下がって来るとかね・・・3人まではOKとか・・・自己責任でお渡りください・・・そういった看板も一種のマネジメント?奥の手・・・評価基準を下げる・・・駄目か・・・結局のところ、劣化しないように維持する、劣化した部分を修正して保持するとか色々な手法がありますからね・・・確かに近頃は気になるものがありますね・・・再塗装のサイクルが長くなってさびが浮くようになって初めて塗装が行われるとか・・・予算が無いのは分かるが・・・さびが浮く前にでなければ、鋼鉄橋の場合は維持しきれなくなるのではないかと・・・錆びた部分を切り取って別の部材に置き換えるのは大変ですからね・・・

 いずれにせよ・・・調査のための足場を組むとかは金がかかりますからね・・・蜘蛛のようにどこでも歩きまわって調査するロボット化は安価に済ませるためには必要でしょうね・・・

 あれ、ニュース・・・インターネット上の住所であるアドレス(ドメイン名)を管理する仕組みがサイバー攻撃を受けたことが分かった。「〜・com」のアドレスを利用する一部企業のサイトを閲覧した場合、異なるサイトにつながるように仕組まれていた。・・・道理で、変なサイトへ飛んでなに?これって・・・ありましたね・・・ふむ、気のせいじゃなかったんだ・・・間違ってリンクをクリックしたのかと思った・・・さて・・・次は何かな?・・・レジリエントな防災・減災機能の強化・・・弾力のある、回復の早い防災・減災か・・・金のかかる話ですね・・・

 主な研究開発は次の三項目である。(1) 予測:最新観測予測分析技術による災害の把握と被害推定;(2) 予防:大規模実証試験等に基づく耐震性の強化;(3) 対応:災害関連情報の共有と利活用による災害対応力の向上・・・だって。

 内閣府総合防災情報システム等の防災システムに対して、多様な災害関連情報がシームレスに伝達できる技術を提供する。また、災害情報の共有が極めて有用であることへの認識を関係機関に周知することから、情報共有システムの高度化と情報共有をする・・・そして、災害時に国民が「命を守る」行動を遅滞なく起こせるように、各種防災訓練等を恒常的に実施できる仕組みを作り・・・炊き出しなどの動員体制の強化ですかね?・・・貧乏だから、地域社会の防災力の継続的な向上努力は直ぐに忘れるので、地域災害連携研究センター等が尻を叩くようにする・・・災害情報をリアルタイムで共有するシステムは社会の統率の確保は、巨大災害時においても事業継続が可能になる・・・

 国土強靭化に対する国のやることは・・・国家規模の対テロでは無かったかな?そうだとすると・・・この研究は有事を想定しての地方の統率の話になるのではないかと・・・内閣府の肝煎り事業ですから・・・しかし、何でも、オリンピック関連で宣伝したいみたいで・・・こうも紋切り型では・・・なんとなく・・・しかし、これは何をやりたいのかね?

 工程表を見る限りでは・・・津波予測技術の開発・豪雨・竜巻予測技術の開発・・・津波は地震の結果としてのものですから、震源・規模が確定して、どのように断層が動くかが観測できれば、あとは津波の伝播する海域及び海岸地形で予測ができるし・・・長野県では津波対策は必要ないぐらいは分かりますが・・・豪雨・竜巻は局地的な微気象ですから密な観測網や高解像度レーダーなどが整備される必要があるが・・・面倒だな・・・文中からきちんと拾うか・・・分散して書かれているから・・・

 津波に関しては・・・予想通りですね、複雑な海岸地形を有する海岸地形、防護施設の効果を取り入れた津波伝播・遡上シミュレーション技術を開発し、海底地震津波観測ケーブルから得られるデータを用いて、津波の海上伝播をリアルタイムで検出して、地震発生数分後に内陸への遡上(浸水域)を推定するシステムを構築する。・・・これって役に立つの?津波に対する対策は・・・避難しか無い、大きな地震が来たら即逃げるという対策しかできないし・・・これは地震発生以前に地形データからシミュレートできるのではないかと・・・だから、金をかけてハザードマップを作るわけですからね。そして、避難計画とそれに則っての避難訓練が行われるわけだから・・・津波をリアルタイムに観測する事は良いけれども、減災につながらないのでは?津波の観測は・・・次の災害対策の知見にしかならないから・・・

 海底地殻変動観測は、現在は船舶を用いた観測が実施されているが、地震発生時、発生した地震が津波地震で大きな津波を伴うのか、断層破壊の範囲が限定的で時間差連動の可能性があるのかを判断する上で重要な情報であり、これを準リアルタイムで把握することを可能とする観測システムを開発する。気象庁が実施する津波警報等の高度化に資する。

 津波対策ではなく・・・海底地殻変動観測をしたいわけですね。減災の基本は・・・最悪の事態を想定して、それに対応しうる対策をすることで、津波の場合は・・・最悪の地震による最悪の津波でも、水の来ない場所を示す事ですから・・・決してリアルタイムの観測が必要なわけではない・・・さらに・・・

 地震発生後数分以内に浸水域を高精度で推定することによって、地域住民の適切な避難行動を促進する

 これって意味があるのか?減災の基本は・・・最悪の事態を想定して、それに対応しうる対策・・・想定の範囲内に収めることですから・・・災害の起こりつつある最中に右へ行け左に行けは無理ではないのかね・・・どうも、作文くさい?

 豪雨・竜巻予測技術の方は普通の書き方をしていますね・・・マルチパラメータ(MP)フェーズドアレイレーダ等の最新観測装置を開発し、既存レーダ網なども駆使して、積乱雲の発達過程を生成の初期段階から高速・高精度で観測・推定するシステムを開発する。・・・竜巻に関してはどこで発生するかの予測が困難だから、発生の気配と発生した時点からの予測になりますからね。このあたりが津波と性格が違う部分です。だから、津波の方も、海底地殻変動観測から書きはじめれば良いものを・・・ただ、そう書くと・・・気象庁が実施する津波警報等の高度化に資する事だけになってしまう・・・だから、苦労して作文したのでしょう・・・私の妄想・・・

 予防:大規模実証実験等に基づく耐震性の強化というのもなんだか・・・

 東日本大震災で顕在化した大規模液状化に関わる対策技術を開発する。大規模実証実験・解析等に基づく検証を実行し、その成果を関連指針等に反映させ、災害に負けない都市インフラの整備に貢献する。

 分かりますが・・・建築基準法の基本部分になるわけでしょうが・・・建築基準法 第一条  この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

 つまり、このための研究に大型振動台実験装置が欲しいのかね?・・・ここまでで欲しいものリストが並んでいるという事なのでしょう。続きは・・・長くなったから一旦切るとしましょう・・・

2014.11.06

  

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