現在をうろうろ(485)

 地方移住への考え方、家族的責任の問題は・・・?

 地方移住に関する考えに関しての続きです・・・妄想を始めたきっかけとなったものは・・・日経の報道で・・・見たのは以下のようなものです・2014年10月18日の記事です。

 「地方移住してもよい」20〜40代で過半数 内閣府調査

 内閣府は18日、人口や経済社会など日本の将来像に関する世論調査の結果をまとめた。都市に住む人に地方に移住してもよいと思うか聞いたところ、「思う」「どちらかといえば思う」の合計が20〜40歳代でそれぞれ半数を超えた。地方移住は政府が進める地方創生の柱の一つで、若い世代の前向きな意向をどう生かすかが重要になりそうだ。

 地方移住に肯定的な人は20代で52.3%、30代が57.6%、40代が51.2%。50代以上は3割前後で、全体では39.7%だった。移住してもよいと答えた人に移住の条件を複数回答で尋ねたところ「教育、医療・福祉などの利便性が高い」が51.1%で最も多く、「居住に必要な家屋や土地が安く得られる」が48.9%で続いた。

 地方創生で進める地域の中心部に居住地を集約する考え方については「反対」「どちらかといえば反対」が64.0%を占めた。病院や公共施設が中心部に集められた場合に、中心部への移住を考えるかとの質問には「考える」「どちらかといえば考える」が48.8%、「考えない」「どちらかといえば考えない」も48.0%と拮抗した。

 調査は8月に全国の成人男女3千人を対象に実施。有効回答率は60.9%だった。

 この中で気になったのは・・・赤字の部分です・・・移住の条件・・・教育、医療・福祉などの利便性が高いわけが無い・・・従って移住しないという事ですね。居住に必要な家屋の値段の問題はその次ですから・・・これが、肯定できるが否定につながるという事ですね・・・そして・・・病院などの公共施設の近くに住む事が前提になっていると考えるべきで・・・さて?このあたりは18日に発表されたものをチェックしてみると・・・地域における高齢化の現状等について ってやつのようです。これに8ページ目から参考資料として・・・都市と農村漁村の共生・対流に関する世論調査結果(一部) (内閣府、平成 17 年 11 月) という資料があって・・・

 農山村地域への定住願望は・・・農産漁村地域への定住願望がある者は、20.6%。 男性(25.7%)が女性(16.3%)女性が好まない場所へは現実には男性は行かない事になるから・・・16.3%しか農山村に行きたくないと言えるのではないかと?10人に1人か2人の割合で農山村志望者がいると考えるべきでしょうね。

 そして・・・定住願望を実現するために必要なこと
「医療機関(施設)の整備」(43.8%)、「農山漁村地域の居住に必要な家屋、土地を安く入手できること」(43.3%)、「居住地の決定に必要な情報全般を入手できること」(41.3%)が4割を超え、「就業に関する情報を入手できること」(36.3%)、「買い物、娯楽などの生活施設の整備」(31.8%)、「家族の理解・同意」(31.8%)などが高くなっている。

 10人に3・4人の人達の中で・・・医療の整備を43.8%が希望している・・・従って、この条件が満たされないのが田舎だから、10人に2人以下の希少な願望であると考えられますね・・・従って100人に20人以下の願望で・・・家屋・土地は二束三文のものが多いのでOK、居住地の決定に必要な情報全般を手に入れたら・・・行く気はなくなるので・・・4割の人は幻影を持てなくなって敗退・・・100人に12人の人が気にせずに行くことになる・・・就職状況を知ったら・・・その中の4人ぐらいは逃げ出して8人・・・買い物・娯楽が少ないことで、2人逃げ出して6人・・・家族の同意が得られなくて2人脱落・・・100人のうち残り4人・・・このぐらいの願望なのではないかと・・・

 転勤族だと、仕事が付いて来るので・・・転勤を契機に会社を辞めましたはそれほど無いと思いますが・・・

 私なんかも・・・半ば地方移住者のようなものですが・・・1人だからできる話で・・・家族がいたら果たして、ここに居るかどうかは疑問ですね。教育・医療・福祉・・・

 このレポートの中で、高齢者が身近な生活環境で不便と感じる点・・・日常の買い物に不便がどこでも上位ですが・・・高級品ばかりで日常のものが無いから不便、日常のものしか無く高級品が無いから不便、店があるが色々な物が無いので不便、店が無いから不便・・・内容的な違いがありそうな?

 高齢者対策か・・・政府の高齢者対策ってのは何をしているのやら?高齢者対策 か・・・多分、必要なのは魅力的な家族の育成ではないかと・・・平成26年版高齢社会白書の目次を見て・・・

 第2章 高齢社会対策の実施の状況
第1節 高齢社会対策の基本的枠組み
第2節 分野別の施策の実施の状況
主な取組
 1 就業・年金
 2 健康・介護・医療
 3 社会参加・学習
 4 生活環境
 5 高齢社会に対応した市場の活性化と調査研究推進
 6 全世代が参画する超高齢社会に対応した基盤構築

 主な取り組みの1番目は就業・年金・・・経済ですね。内容を見てがっかり・・・

1 就業・年金
○ 年齢にかかわりなく働ける社会の実現に向けた取組
○ 持続可能で安定的な公的年金制度の確立
○ 企業年金制度等の整備

 年齢にかかわりなく働かされる社会か・・・生涯現役は良いのですが・・・なんだか、死ぬまで働けでは意味はない・・・もっと価値ある生き方はないのか?価値のある人生って何?理想の家庭とは?・・・政府のもくろみは・・・おはよう、行ってきます・・・ただいま・・・メシ・風呂・・・寝る・・・おやすみ・・・のようですが・・・共働きのできる環境の整備を掲げて、女性も男性と対等な労働力として使役する社会を目指しているようにしか思えないので・・・男女共同参画社会基本法か・・・この法の精神、法源は何かね?・・・・1981年の家族的責任を有する労働者条約(第156号) これか・・・なんだか、ちょっと趣旨が違っちゃいませんかね?

 なんだか・・・おかしな話になっているような?待機児童なし!男女は皆働くように!なんって・・・違うじゃん!家族的責任を有する労働者条約・・・これは、国民皆労働者国家建設のためのものじゃないじゃないか・・・家族的責任を有する労働者・・・これを増やしてどうするつもりか?だから・・・私のように家族的責任を有しない労働者になるのが流行るんじゃないかね?イタリアの報道で日本の女性の労働者の増加がまやかしの女性解放だと言われる意味が理解できましたよ・・・

 なんだか・・・よくわかったけど・・・家族的責任を有する労働者・・・か・・・私には家族的責任というのが重すぎてね・・・金銭の問題や家事などではなく・・・心の問題でね。金銭や労働で償えるものなら問題ないですが・・・心が捻子くれているので・・・1981年の家族的責任を有する労働者条約(第156号)を通読して心が重くなります・・・そして、こいつを元にして、あんな政策を叫べる悪魔のような政治屋を呪いたくなりますね。やはり、日本は不思議な国なのです・・・まあ、仕方ないかね・・・私はユートピアの幻影を追っているだけなんでね。

 1981年の家族的責任を有する労働者条約(第156号)の前提となる考えは日本には無いのかもしれない・・・

2014.10.20

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)

 聯合ニュース
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 外国人投資家動向チャート

 International Institute for Strategic Studies IISS
 Chinese Military Review
 外邦図 デジタルアーカイブ - GAIHOZU Map Digital Archive
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 日露戦役写真帖
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮港湾要覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 朝鮮群書大系
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉄道旅行便覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 新興産業の基礎知識
 近代デジタルライブラリー - 地方行政区域名称一覧
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮各道府面間里程表
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 最近に於ける注目すべき発明考案
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 国産機械図集












inserted by FC2 system