現在をうろうろ(480)

 雇用統計の上昇をチェックしてみると・・・?

 どうも、私にはわからないのが、ちょっと前の報道ですね。バブル期以来の景気拡大のニュース・・・こいつがちっとも理解できなかった・・・雇用統計は上昇・・・こいつは、ある程度理解できますが・・・ただ、こいつは統計の魔術というやつではないかと・・・

 近頃は、この統計の魔術を使って話をする政治屋が多い様で気になっているわけです。雇用統計なんって、私はあまり当てにならないと思うのですが・・・

 労働力調査の基本集計を眺めると・・・就業者に関して次のような記述があります。労働力調査(基本集計) 平成26年(2014年)8月分 (2014年9月30日公表)

 就業者数は6363万人。前年同月に比べ53万人の増加。20か月連続の増加
 雇用者数は5600万人。前年同月に比べ38万人の増加
 正規の職員・従業員数は3305万人。前年同月に比べ4万人の減少。非正規の職員・従業員数は1948万人。前年同月に比べ42万人の増加
 主な産業別就業者を前年同月と比べると,「建設業」,「医療,福祉」,「教育,学習支援業」などが増加

 これって・・・悪いパターンじゃないかね?

 完全失業者は・・・
 完全失業者数は231万人。前年同月に比べ40万人の減少。51か月連続の減少
 求職理由別に前年同月と比べると,「勤め先や事業の都合による離職」が13万人の減少。「自発的な離職(自己都合)」が8万人の減少・・・

 自己都合の離職が減っている・・・そして、非労働人口が・・・

 非労働力人口は4479万人。前年同月に比べ20万人の減少。4か月連続の減少・・・

 私なんかがこれを読むと・・・非労働人口の減少は・・・働かないと食べていけない人が増加したと読んじゃうのでね。完全失業者の統計をみると、15歳から64歳の完全失業者が減っている・・・もう少し精査してみると・・・

 年齢階級別完全失業率を眺めると・・・
年  月 総 数 15〜64 65 歳
15〜24 25〜34 35〜44 45〜54 55〜64
以 上
2013年8月 271 255 37 63 62 46 47 16
2014年8月 231 214 29 54 49 43 39 17
40 41 8 9 13 3 8 -1

 8月の統計を眺めると・・・失業者が減っている・・・65歳以上は増加しているのはなぜ?失業者が減る原因が気になりますが、そこまでは統計は追及していません・・・主な産業別雇用者数の統計をみると、前年8月を比較すると・・・農林業は変動なし53万人、非農林業で-39万人、その内訳で最も増加が多いのが医療福祉が13万人、建設業の11万人、情報通信9万人、学習教育5万人、複合サービス業5万人・・・こんな感じですね。減少が大きいのが卸売・小売業で20万人減、生活関連サービス業・娯楽業の9万人減・・・医療福祉・建設業・・・体力勝負系でしょうね・・・なんとなく、食えなくなって急いで職に就いた・・・求人が多いのが医療・建設業系であったという事のようです・・・自己都合の離職が減っていることからも・・・簡単に辞める訳に行かなくなっていると考えちゃいますからね・・・そして、首を切られないように気合を入れて立ちまわっているとか・・・こういった部分が統計から読み取ることが困難な部分ですから・・・結局はマンパワーの必要な職種では、恒常的に人手不足となっている・・・そんな風に読み解いちゃうので・・・特に就業者数の増加に関しては・・・前年同月比比較で・・・2014年8月は男性は23万人の増加,女性は30万人の増加・・・女性の社会進出の増加をどう取るか?まさか、食えないから働きに出ましたではないかと・・・女性が輝きを増したか・・・家計の中で?

 従業条の地位別就業者統計を眺めると・・・右のようになっていますね・・・臨時雇いが減ったんだ・・・日雇いも減った・・・ん?定雇が無期の契約は減少、有期の契約が82万人も増加?いつ首になるかが分からない不安解消で、有期契約になった・・・有期契約はどんなものなのか?年契約で毎年更新?

 どうも、景況感が良くなっているというより、働かなければならない人が増加している?家事労働から解放され、外で働く事が女性が輝く事になるのか?ちょっと気になりますが・・・まあ、近頃は家事労働の省力化が進み、サービス業が肩代わりしている部分が多くくなっているから・・・家庭を顧みる必要が無いのかもしれませんが・・・なんだか、本末転倒気味のような?

 家庭では主婦なんですから・・・外向きには主人優位に見えますが・・・家庭は主婦の牙城だと思うのでね・・・近頃はサービス業が主婦業を肩代わりしている部分がありますから、単純に家事労働が金銭的にいくらに相当するかの計算は簡単ですね・・・住み込みの家政請負を雇い・・・共働きで・・・ん?住み込みの家政婦さんの日給は1.5万円程度かね?雇えない事もないが・・・

 まあ、深く考えても・・・身の回りの世話は、今のところは不要ですからね・・・誰か、飼ってくれないかね?近頃は、飼い猫のような暮らしが・・・目標です・・・この意味でも、国益に反する非国民に位置付けることができそうですね。納税の義務など・・・猫には無いのでね。まさか、猫の飼育にも税をかけるとか・・・なんだか、何にでも課税しそうな勢いですからね。

2014.10.18

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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