平安北道東林郡東林教化所とその周辺・・・？

現在をうろうろ（469）

　平安北道東林郡東林教化所とその周辺・・・？

　どうも、近頃方向性を失ってきましたね・・・道路などチェックするものじゃなかった・・・そんな気がしてきました。初めは広域道路をチェックするつもりが・・・道の微妙なうねうね感と分岐の妙と・・・道に沿って現れては消えるものそういったものを眺めて喜んでいる・・・妄想には方向性はないとも言えるが・・・だから妄想・・・

　相変わらず北朝鮮の道路を眺めていますが・・・悪名高き教化所でも、紹介しておきましょう・・・平安北道東林郡東林教化所と思われる場所です・・・ここに押し込められているのは・・・思想犯ではなく、どうやら一般的な刑法犯のようです・・・座標は・・・

　39°52'38.99" N 124°43'41.23" E　ここです。広い庭があるのは学校か兵営みたいですね。そしてその右に、道を挟んで2つの塀で囲まれた建物群あります・・・多分、女子刑務所と男子刑務所ではないかと思われます。

　多分、左の小さい方が女子刑務所で、大きなものが男子刑務所でしょう。女子刑務所の方の塀の中には囲いがあって・・・アヒルか何かの家禽か家畜が飼われているようです。刑務所に付属していると思われるのは、1万平米ほどの果樹園と圃場があって・・・2つの刑務所の間にはダンプの車庫がありますね。雰囲気からすると、男子刑務所に関係が深そうです。どこぞで労役に服している気配がありますね。

　どうも、この刑務所の女子刑務所は2010年に塀が確認できますが、それ以前は塀がない・・・もしかすると・・・左の学校のような建物の庭の右下にある塀のある部分だけが、もともとの女子宿舎で・・・本来は授産のための施設とか？良くあるパターンだと・・・売春婦の社会更生のための授産施設かね？・・・日本にも一応そういった施設があって・・・婦人補導院と呼ばれるものですね・・・婦人補導院法によって設置されている矯正施設ですが・・・塀付きの大きな施設になったのは・・・多分、女性の一般刑事事犯の増加ではないかと・・・

　左の写真が塀の無い時の様子です・・・写真下中央の建物には塀が確認できます・・・この建物自体は変化がなく、写真右の建物の2棟が建て替えられて塀が付いたという感じですね。

　なんとなく学校みたいな建物との組み合わせから考えると・・・矯正施設・・・

　多分・・・女性の一般刑事犯の増加・・・なんとなく、こういった所からも北朝鮮の社会が急速に変化しつつあるのが感じられます。残念ながら、現実はどうなのかは不明ですが・・・衛星写真から読み取れるものとしてはこんなところでしょう・・・妄想妄想・・・

　さて、古くからの刑務所の区画は？コの字型の建物は兵舎であれば・・・多分60～120人ほどの個室ですかね・・・刑務所で詰め込めば・・・4人から6人部屋で600人ぐらいが限界ですかね・・・このあたりで、労役は・・・

　この近くには、つらそうな仕事がありますね・・・採石場のようなものが・・・この刑務所ダンプの車庫とのつながりがありますからね・・・採石所は重労働を課すことができるはずですが・・・能率の悪い作業をさせるのか？それとも・・・ナマズの池で餌やりか？餌になっちゃうとか？岩だらけの畑の開墾とか？

色々と施設があるので、仕事には事欠かないでしょうが・・・

　近くの開墾が辛そうですね・・・右の写真のように岩だらけの土地にも畑が作られています・・・この開墾作業は非常につらそうな仕事になりそうですね・・・自分の土地なら進んでやるかもしれないが、嫌々やらされるか？

　農業ってのは・・・こういった側面もありますね・・・農業に適していると思われないような土地でも、開拓しなければならない時がある・・・こんな土地だけれども・・・なんとか美田に・・・人から命ぜられて嫌々やるのと、自らの所有物をより価値の高いものに改変する作業との差ですかね・・・何事も目的意識の問題・・・

　採石場での等質な仕事が、強制労働か家業で自ら進んでやるかの違いで意味が大きく異なる事になる・・・

　近くの採石場は左のようなものですね。ここでは、あまり働きたくない気はしますが・・・確かに、日本では採石場とか炭鉱労働者はあまり人気のある労働ではないですからね・・・

　鉱業関連の仕事が日本で消滅して行った大きな契機って何だろう？なんって・・・ちょっと気になりますね。なんとなく・・・1980年代の夕張炭鉱でのガス突出事故・ガス爆発事故で・・・数年間で150人余りの人命が失われた頃ですかね・・・そして、この頃から・・・3K業種とか・・・きつい・きたない・きけん・・・そのような職場から人が離れて行ったのか？農業や建設現場からも若者が撤退しつつある・・・

　ふむ・・・どうやら、1980年代から、我が国では現実世界でのフロンティアからの撤退が相次いで・・・仮想現実世界のフロンティアの開拓へ志向が移ったのか？鉱山は切り刃の先を・・・農業は農地のその先を・・・建設は建設された地の先を・・・そういった現実世界のフロンティアを切り拓く事をやめてしまった・・・それに対して、金融など帳簿上の数字のフロンティア、ネットの上でのフロンティア・・・広告宣伝のその先を・・・ハードからソフトのフロンティアを追求するようになった・・・

　そう・・・レトリックの世界のフロンティアの追及へと移ったのかね？レトリックの世界のフロンティア・・・ちょっと、唐突になるけど・・・修辞的な世界・・・仮想現実と呼ばれているコンピュータの中で構築される世界は・・・プログラム言語によって紡ぎだされたコードによって生み出された世界ですから・・・現実世界は・・・原子の自然界が定義した配列によって規定されたもの・・・それに対して、人為的な規律によって配列されたコードの世界が仮想現実・・・ある意味どちらも現実には違いないが、神によって規定された自然界と、人間によって規定された世界・・・

　私が眺める北朝鮮もコード化された北朝鮮を衛星写真として妄想的に分析している・・・そういった意味では・・・コード化された様々な資料を解析する作業がフロンティアを広げる作業として重視される世界になりつつあるという事かね？衛星写真は現実の様子の表象物であるが・・・コード化されたもの・・・自分の目で見るのとはちょっと違うはず・・・認識とは情報処理の結果であるけど・・・そういえば、近頃、現金など見てない・・・コード化された金銭ばかり・・・

　しかし・・・どうも、日本の経済などの分析のツールが50年以上前のものを使っているのが気にかかる・・・そして、郷愁というもので潤色しようとしているようだし・・・現実のフロンティアに目を向けさせる事なしには、経済の再生はないし、特に農業の再生は考えられないと思うのだが・・・水素は夢のエネルギーかもしれないが・・・水素の発生源を眺めると、天然ガスを体良く燃やす話だし・・・大本を見失うとおかしな事を言っていると言われかねない・・・ＳＴＳフォーラム２０１４年年次総会における安倍総理スピーチ・・・水素と酸素からなる水が、いつか燃料になるだろう・・・水素でも湧きだす井戸があれば話は別ですが、水素の発生源として天然ガスじゃ・・・天然ガスを燃やすのも水素を燃やすのも変わらない・・・イノベーションは、私の政策において、核心中の核心です・・・イノベーションを信じてるのか・・・イノベーション＝天佑と私は昔からそういったおかしな翻訳して理解しているので・・・シュンペーターの身に起こった1枚の紙切れから始まるイノベーションなどはまさに天佑の世界ですからね・・・何日も務めなかった大蔵大臣の退職金の代わりに貰った紙切れが・・・シュンペーターをビーダーマン銀行の頭取に・・・そして、一躍お金持ちの仲間入り・・・

　イノベーションなどは天佑のようなものですから・・・我が国の政治屋君は天佑神助を基本に考えているのか？APEC首脳会談はどうなるのやら？ASEAN諸国も中国との外交は・・・大国とのつきあいは難しい・・・

　さて、東林の監獄を見たところで・・・そうだ、東林の鉱山機械工場をチェックしますか・・・この工場も北朝鮮の重要な工場ですから・・・

2014.10.12