現在をうろうろ(464)

 円安と国内産業の再生は・・・?

 道は面白い・・・なんって、眺めていますが、道と水路の微妙な関係・・・これですね。どうも、河川敷を道にするというか・・道になっちゃうようです。いま、泰川の郊外を眺めているんですが・・・道と雨が降ると流れになる部分との区別が付きにくくて・・・道なのか何なのか?日本でも島嶼部の火山などでは、人が踏み固めて低くなった所を雨が降ると水が流れ・・・それを繰り返して、かなりまわりの地面から低くなった道とも水路とも判然としないような道があるようですから・・・それと同じパターンなのかも?

 北朝鮮の市街地の住宅が立て込んだ場所だと、基本的には車の入れない路地で構成されていますが・・・所々に、ちょっと道幅がある場所があって・・・それはどう見ても、大雨の際には排水路に化けるようにしか見えないものがありますから・・・不思議というか・・・合理的なのか?決まり事ですから問題ないのでしょう・・・決まりごとか・・・伝統というのはどんな具合に築き上げられるのか・・・北朝鮮も興味深いのですが、日本も気になります・・・

 10月1日の夕刻の経済諮問会議でおかしな会話を我が国の閣僚は行ったようです・・・菅官房長官「これだけの円安になっても、輸出がほとんど動いていない。大きな問題があると思う。企業が先行きに対して自信がない、あるいは見通しがまだ立っていないから動かないのではないかと心配している」・・・おいおい・・・円安になって輸出する物が自動車など特定のものしか無いのが分かっていないのかね?この記事の中で次のような説明がありますが・・・

 「1つは日本の非常に重要な輸出マーケットであるアジアで、景気回復が若干もたついている。もう1つは、リーマンショック後、円高が進むもとで自動車産業や部品産業、エレクトロニクス等が海外移転を進めた。そのため、円安方向になっても急に海外生産をやめるわけにはいかず、輸出がそれほど伸びていない

 生産設備が日本にどのくらい残っているのかね?そもそも、海外移転させてしまえば、先方での出荷サイクルの中に、本国製品を割り込ませる余地などあるのかね?わざわざ輸送費と生産のサイクルを・・・現地生産を基本に練り上げてしまった後で・・・輸出が伸びる理由が無いのに・・・日本国内に遊んでいる生産設備があれば、それで生産して輸出でしょうが・・・残念ながら、近頃は大きなプラント輸出とかが盛況ですが・・・昔のような軽工業製品の燐寸やタオルを輸出しているわけではないですからね・・・そもそも、海外に高い金を出して作った工場での生産をやめるわけはない・・・

 官房長官、「円安でも設備投資なし」・・・菅官房長官が噛みついた。「今は円安により収益が上がっているにもかかわらず、設備投資は全く比例していない。それと、海外に出ている企業がまた日本に戻ろうという雰囲気も出ていない。日本の景気の先行きに、まだ見通しを持てないでいるのではないか」

 あたり前でしょ!何しろ、日本には産業を動かすための電力がありませんから・・・特に、夏場は大口の需要者に対して契約電力を引き下げると料金半額とか、そういった感じの取引を行って、夏の電力需要期に備える事をやっていますからね・・・新規に契約したら高いものにつくのでは?多くの企業が自社工場用に発電機を入れたのはそのためなのに・・・電力が夏場に安く供給されているのなら、こんな余計な設備を投入しなくても済むものを・・・そういった事情が知られていないのかね?ガスタービンを回して8時から17時まで回しても、減価償却と馬鹿高いガスを燃やしても採算が取れるような形にして、夏場を大工場は乗り切っているというのに・・・新規の工場など建てられるかね?建てるなら、電力の安い国を狙うに決まっていますからね・・・

 電力の自由化と、市場化を行ったら・・・夏の昼間の電力料金がどんなものになるか・・・試算する必要もないですね・・・そもそも、個人向けの電力を優先したなら・・・企業が買い付ける電力は途方もない金額になる・・・ニュース等では、今年も節電要請が無かった・・・無くてもOKなのは、10年以上前から、そうやって電力会社が夏を乗り切ってきたからなんですがね・・・東京オリンピックの期間、どうやって電力需要を賄うのか?気になります・・・今度は本当に節電要請を出すのかもしれないような?秋になって涼しくなった時にオリンピックを開催しないで・・・開催するのが最も需要が大きい時期ではないかと・・・

 電力行政は、そのあたりに関してチェックしているのか?気になりますね・・・

 黒田総裁は「短観で見られたように大企業・製造業の収益状況は改善している。輸出を通じて直接的に成長率を押し上げる効果は従来よりもやや弱まっているかもしれないが、そうした企業が設備投資を更に行えば成長に寄与していく」

 輸出を行っている大企業・製造業は収益状況は円ベースで考えると、もちろん改善されていますね・・・1億ドルの売り上げがあって・・・円換算82億円の売り上げが・・・110億円の売り上げになっているわけですから・・・しかし、これは見かけの数字にしか過ぎない、ドルベースで考えれば増加していない・・・貿易収支が・・・貿易収支は7682億円の赤字、前年同期は1兆21億円の赤字というのも、収支が改善されたのではなく、為替で改善されたように見えているだけではないかと・・・精査していないのでわかりませんがね・・・

 電力が不足している中で・・・企業が設備投資を更に行えるわけはないと思いますがね・・・似たような事が、エネルギー関連で起こっていますね・・・東北電力は再生可能エネルギーで発電した電力の新規買い取りを1日から中断している件ですが・・・東北電力管内の再エネ設備の出力規模は既に1149万キロワットもあって・・・年のうちの需要の最も少ない時の1日の需要量の約970万キロワットを上回ってしまいました・・・従って、東北電力はすべての発電所を止めても、この電力を消化できない・・・しかも、お日さま相手だから・・・ある程度は発電所を稼働させておかないと、急な受け入れ量の減少に対応できなくなる・・・不安定な電源を送電系につなぎたくないはずですが・・・嫌々認めた結果がこのザマですね・・・

 どうやら、我が国のエネルギー政策は場当たり的なものでしか無く・・・国家百年の計など存在しないことが分かります・・・所詮政治屋の口先だけの話に乗って、役所もGOを出すようになってきているという事なのでしょう・・・まあ、内閣人事局によってコントロールされる人事では、場当たり的な政策を拒絶する体制は既に組めなくなっているのでしょうから・・・我が国は気まぐれな独裁者の裁量によって動ける国に改変されつつあるという事でしょう。都合が悪くなれば、腹痛で辞任して責任を取った事にすれば良い!なんって、軽く考えているに違いない・・・こういった政治屋のためには責任を取っての辞任後は・・・強制収容所が必要なのかもしれません・・・

 国内産業はやがて高次化し・・・時間と空間の彼方に消滅するのではないかと・・・少なくとも、エネルギー行政に関しては、5月初頭の我が国の総理がヨーロッパ歴訪の中で、あちこちの国から注文をつけられていましたが・・・なぜか、国内での報道は非常に軽く扱われていましたっけ・・・再び、あの政治屋はヨーロッパ歴訪の旅をするのか・・・怖くて行けないから・・・地方巡業を行っているとか?報道が・・・世界で起こっている事を知らせるのではなく、世界で起こっていることを・・・日本にとって都合が良いことというフィルターをかけて報じているようですから・・・真実を知るのは中々厄介な事です。

 ドイツでは歴史認識に関して色々言われたはずですが・・・ポルトガルではEUの役割についての認識も不足していて・・・それはお門違いと言われているものもあったようですし・・・

 所詮、地球儀を俯瞰して妄想にふける外交が好きなのでしょう・・・現実の地球など嫌いだ!金が物を言う世界が好きだ!拝金主義国へ行って金を撒いて・・・尊敬を買うんだ!なのかもしれませんね・・・地球を俯瞰する事は現在ではかなり簡単になりましたね。神秘の北朝鮮も、かなり眺める事ができるようになったし・・・

 どうも、我が国の政治屋連中の頭の中は30年前の日本をイメージしているのか?ちょっと気になります・・・

2014.10.09

  

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