現在をうろうろ(455)

 中国の航空母艦のまとめ(2)

 さて、J-15の仕様は・・・気になりますね。新鋭機なのでそれほど多くの情報が無いのが問題ですが・・・一応英語版のWikiに概要が出ていますからそれを引く事にしましょう・・・

 搭乗員は1・2名、全長21.9 m (72 ft)、全幅14.7 m (48.25 ft)、全高5.9 m (19.5 ft)、翼面積62.04 m2 (667.80 ft2)、本体重量17500kg (38600 lb)、積載重量27000 kg (60000 lb)、離陸最大重量33000 kg (72752 lb)、エンジン2基のWS-10A、それぞれの推力89.17 kN (20,050 lbf) each、アフターバーナー使用時のそれぞれの推力135 kN(33,000 lbf、翼折りたたみ時の全幅7.4 m (24.25 ft)だと・・・最高速はマッハ2.4、航続距離3500 km(2050 mi)、上昇限度20000m(65700 ft)、上昇率325m/s(64000 ft/min)と英語版のWikiは示していますね。

 F-15に比べると最高速は及ばないものの上昇率が格段に違いますね・・・運動性能はJ-15の方が格段に良いことになりますかね・・・結局、この手の戦闘機の運動性能もひ弱な人間という部品に規定されるのか?F-15より遥かに翼面荷重が小さく、軽量で推力の大きな運動性能の良い機体ですね。F-15で追従してJ-15が極端な上昇などを試みると、上昇率からすると瞬時に、J-15はF-15の視界から外れそうな感じですね。

 このスペックからすると残念ながら、我が国は主力戦闘機を更新する必要がありますね。一応、F-15の宣伝文句は・・・すでに30年以上経過した機体ですが、基本設計の優秀さとレーダーをはじめとした電子機器、搭載装備の近代化が進められ、現在でも能力的に最も均衡のとれた、信頼性のおけるトップクラスの実力を持つ戦闘機といえます。・・・こんな具合ですから。この30年の技術革新を考えると、既に旧式機ですね。未だに半世紀前のF-4も現役ですから・・・いつまで飛ばすか?政府の借金の状況からすると、あと10年程は老骨に鞭打って飛ばなければならないのか?我が国の定年に対する行政の一つの表れか?国防を考える前に、国の借金の山に対する戦いが必要なのではないかと・・・政府の借金対策の話は聞かないが・・・あ、空母の運用に関してでした・・・

 さて、前回の陸上でのテストからすると・・・500m程度の滑走でジャンプ台があれば離陸可能・・・遼寧の甲板上のマーキングからすると、発艦に要する滑走距離は100mないし200mでしょう・・・この時の空母の速度は?横風を避けるために船首を風に向ける程度で、J-15の推力からすると良さそうな気がしますが・・・F-15より格段に良い上昇率からするとね。

 とにかく、右の写真のように船首の数字の16の所から続く点線の先にある、ジェット後流の偏向板の位置からすると・・・J-15常用は100mね・・・200mは対潜哨戒機でも積むか、空母が損傷を受けたときの低速時の保険かね?結局は、J-15のエンジンのレスポンスの問題でしょうが・・・

 結局は、J-15の安全離陸速度がどの程度であるか?それの問題ですね。この空母の設計速度は29ノットと言われていますから・・・条件が良くて29ノット・・・25ノット程度で楽に運用できると思われます。25ノットは時速46.3km程ですかね。第二次世界大戦の頃は出力のちっちゃな艦上雷撃機などが加速が悪くて、向かい風に艦の速度も合成してなんとか離陸していましたが・・・近頃のジェット戦闘機は垂直に上昇できますからね・・・200mもあれば、静止している艦からも離陸できそうな気が・・・200mの滑走距離は、多分・・・Yak-44のような対潜哨戒機や、Su-25のような攻撃機を想定してなのでしょうが・・・詳細は不明です。一応テスト航海で、105mでの離陸が成功しているようですから・・・運用可能なんでしょう・・・

 ちょっと気になるのは、中国の報道の105mからの離陸・・・滑走路の長さは115m程で、航空機は20mあまり・・・重心位置?からの距離?105mはかなり短いものですね・・・翼端がたたまれていて、ちょっと機体がかっこ悪いですが・・・200mはかなり長く感じられる・・・さて、このあたりは、艦載機の地上訓練基地の様子を眺めないと詳細は不明ですね・・・

 艦載機の地上訓練基地の座標は・・・

 40°29'42.90" N 120°39'11.30" E ここですね。

 左の写真のような真新しい、美しい基地があります。1つ1つの建物がなかなか凝った屋根で・・・なかなか良い感じ・・・お菓子でできた建物みたいでね・・・近頃の中国の軍事基地は美しいですね。泥臭くない・・・洗練されてきていますね。潤沢な資金の為せる業か?

 離陸訓練用のジャンプ台は2基あって、右の写真で左のものには、空母の甲板のペイントを模したものが、右には・・・実用本位のものが・・・つまり、現実のレイアウトとは違ったものです・・・陸上と艦上では違いがありますからね。

 ここの滑走路には右の写真のように、実際の遼寧には無いマーキングがあります。現実の遼寧では2か所の発進位置から交互に出られるようになっていますが・・・

 右の写真の・・・ジャンプ台から真っ直ぐに伸びる白い線と、それに直交するマーキングがあって・・・これが発進のための待機位置と思われるものですから・・・ここまでの距離は・・・写真の中の黄色いラインが225mです。

 どうも、実際のものには無いものというのは・・・初心者の練習用と考えれば良さそうです。研究用は西安の600m滑走路がありますから・・・ここでは、研究はしないと思われますので・・・無風で、絶対安全225mと判断しちゃいましょう・・・そして、黄色の線は実際の艦での発進位置へ誘導する練習用でしょう・・・黒っぽい四角の位置は、実際の遼寧のものと同じ位置ですからね。ここだけを発進練習用に使うとは考えにくいですから・・・まさか、ジャンプ台があれば、J-15は軽装備なら静止した地面から100m程で離陸できる?何しろ、他にマーキングはないですから・・・やはり、こいつが気になります・・・長くなってきましたから、一旦切りましょう・・・

2014.10.05

  

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