現在をうろうろ(453)

 平安南道北道の工業とそのインフラ(48) 北朝鮮の軍の経済貢献は・・・?

 さて、前回の続きみたいなことをしてみましょう。この基地の基本はどうやら、ヘリコプター基地と一般中核基地の融合のような気がします。根拠は薄弱ですが・・・

 一応、左のような基地で、居住区画が仮符号AとBの2つに分かれています。そしてBがヘリコプターの数に合わせて減った部分なので、Aが一般中核基地の要員の幹部官舎、Bがヘリコプター基地の要員の幹部官舎であると妄想できます。

 Aの居住区画から判断できる・・・・この基地の基本的な構成は、指揮官1、副指揮官1、中級指揮官4、中級指揮官付12、下級指揮官4、隊員128人だと妄想します。総勢150人・・・中隊規模ですね。多分、このほかに下級兵士が50名程居そうな感じですね。多分・・・中央の中核となる部分に3棟の40m余りの兵舎のようなものがありますからね。

 Bの居住区画からは・・・どうやらパイロットの宿舎と思われる数の比較的小さな2軒長屋があります・・・ヘリコプターパイロットは若く、階級が比較的低いのではないかと?大きめの建物との差がちょっと大きいですからね。操縦士32程と10機ほどで1中隊を構成しているような感じですかね。大隊本部が指揮官1副指揮官2、中隊指揮官1と中隊付が3名ほによる3個中隊から構成されていて、別に空港司令でもいるのでしょう・・・

 多分・・・この官舎の連中は3年ほどで入れかわっているのではないかと・・・なんとなくね。階級が上がれば職場が変わりますから・・・多分・・・

 というわけで、前回眺めた新しい基地の建設が気になるわけです・・・この基地との関連がね・・・政府軍と地方軍・・・という2種類の軍があるみたいですからね。写真Aの居住区の3分の2程度の規模の居住区・・・アメリカだと合衆国陸軍と州軍その関係みたいですから・・・細かな部分は良くわからない・・・情報を収集しないと・・・現状では分かりませんから、細かな考察はなしで・・・

 形式的にこの基地群と同じような物を日本でも導入し、地域活性に資するように妄想するとどうなるのか?米百俵の精神でちょっと妄想する事にすると・・・ヘリコプター部隊も・・・教育部隊で旧式の練習機を備えているものでも想定しちゃいますか・・・ここでちょっと法律を変えますか・・・航空学生を志願しなくても金を積めば入校できる・・・履修科目は航空一般と実習でヘリコプターの免許が取れる・・・当然整備工場もありますから、こちらも整備資格が取れるようなコースを設置・・・何しろ、軍拡をするわけですから、国家予算で養成をするだけでなく、民間の金を絞りあげて免許を取らせれば良いでしょうからね。除隊後の再就職の制限規定はこのコースでは不要でしょう・・・2年はその職に就けない・・・当然、輸送部隊も付属しますから・・・自動車整備学校や本物の過疎地では、自動車教習所を運営しても良いでしょう・・・輸送部隊は、地域運送も担うとか・・・農繁期には米穀の輸送を行うとか・・・軍を現業部門と位置付けたら?

 多分、北朝鮮の収穫期には、誘導路とかエプロンとかに穀物を持ちこんで干していますから・・・周囲の農村からトラックで集め、干して倉庫へ納める業務を行っているのではないかと思われます。米穀倉庫をいまさらながらですが、隊内に設けるのも、有事対応として良いのではないかと・・・流通倉庫ですが、有事に向けた備蓄倉庫としてストックして置くとか・・・設置基準を定めて置いて、基本は地元業者に運営させる事にして、地元業者が無ければ大手の参入を認め・・・それも、採算性が悪い場合には補助金で行わせるか、隊で運用するとか・・・当然、精米・精麦施設が必要ですから、それも付属させればOK・・・羅南の陸軍倉庫は精米・精麦施設を持っていましたからね・・・

 基本的には、陸軍基地は地域に開かれた教育機関で、国家財産を比較的安価に利用できる場所として位置づければOK、ただし、基地の周辺に業者がある場合は共同事業か委託として地域経済に悪い影響を与えないようにする必要がありますね。

 ヘリコプター免許って200時間程度ですかね?3か月程度の養成コースを作ったら?当然、宿舎の需要が生じ・・・地域活性になりますね。結局のところ、教育というのは・・・その波及効果がかなり広い範囲に渡るという事です。3カ月から半年、さらには2年間の教育期間を有するものを行うならば、大きな波及効果が生まれますね。隊内の輸送に従事するだけでなく・・・民間の輸送業者と同じように地域の物流に貢献するとか・・・隊内の給食もアウトソーシングにすればそれなりに金が落ちるし・・・隊員150名として・・・年間に延べ150×3×365=164250食・・・どこぞの20000食は週に3回も食わせれば消化してしまう・・・軍事基地ってのは多くの物資を消化してしまいますからね・・・メインのヘリコプター部隊の他に補助的な部隊も設置する必要があれば、その専門分野を、民需にも提供する事で、新たな産業を興す事も可能ではないかと・・・消耗品などの工場を設置させるとか・・・軍を大きな教育機関としてしまえば・・・様々なものに量産効果が現れるはずですけどね・・・

 日本軍の設営隊などは、色々な仕事を請け負えそうですがね・・・原野の開墾とか・・・地雷の代わりに作物の収穫とか、道路や橋梁の修理とか・・・どうしても予算が付かなかったものについては・・・民間を圧迫しない程度に簡易補修を行うとか・・・応急という事で・・・昔は自衛隊が山間僻地の道路建設を行っていましたが、近頃はどうなってるのやら?技術は使わないでいるには勿体ないものですから・・・

 北朝鮮の建設部隊はまさにそうですね・・・金策工業総合大学教育者のアパートは朝鮮人民軍第267軍部隊が建設していますからね。事実上、建設業者ですからね。平時から、特殊技能を民間に行う事も悪くないと思いますが・・・周辺の経済に悪い影響を与えないのなら・・・そのうち、日本の田舎には年寄りが溢れ、若者が存在しなくなるはずですから・・・介護とはいきませんが、仕事を請け負うとか・・・雪下ろしとか・・・有料で・・・

 結局のところは、地域経済に競合しないようにしながら、学校経営が良さそうな感じですね・・・重機を扱うとか・・・有事の際には、その資格は登録されているわけですから・・・徴用すればOK、射撃学校とか面白いかもしれません・・・私なんか通っちゃいますね・・・多分・・・トリガーハッピーの気がありますからね。平時から銃を扱える人間を作っておけば・・・有事には徴兵・・・簡単です。

 ふと・・・北朝鮮は、地域文化も含めての開拓のピオニールとして軍を利用しているとか?比較的小さな部隊でも、チンドン屋のような楽隊や、舞踊らしきものをやったり・・・宣撫を行うものがありますが・・・この手の映像は馬鹿にするネタに良く使われますが・・・娯楽に乏しい田舎ではそれなりにハイカラな歌舞音曲として捉えられているのかもしれないような?そんな気がします・・・良く馬鹿にされるものとしては・・・鯰の養魚場の指示ですね・・・地域で養魚のノウハウが無ければ養魚場の設置などは最初から考えませんが・・・こう遣る物だという見本があれば、それを民間で行うかもしれません・・・技術の移転というのはそういったもののような気がします・・・ダチョウ農園・・・あんな鳥がいるんだ・・・一つやってみるか・・・でも、なじみのあるアヒルをやろう!とか出るはずですからね・・・

 なんとなく、この数カ月、北朝鮮の衛星写真を眺めて感じた事ですね・・・軍事基地が文化センターのような感じで、産業の苗木をもたらし・・・ちょっとの金を肥料として撒く事で産業を民間の手で行えるところまで持って行く・・・国家という巨大な資本が、採算に乗るかどうかわからない物を、全国規模で行い・・・その中で、地域にあったものが出れば、それを続けさせ大きな産業へと育てる・・・上手く行かなかったら、施設を転用して、別の種の魚なりカエルなりを養殖するとか・・・日本は、随分と保守的になっていますから・・・ばかみたいなことを国がある程度先導して行わなければならないような気がしますね・・・

 結局は、民間移転を前提とした、金になりそうな事業を官費で行い暫時、民間払い下げというのが良いのでは・・・1事業に関して5年計画で・・・この時点での利益予測で調整とか・・・

2014.10.03

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)

 聯合ニュース
 産経ニュース検索 世界読解
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 寄り付き前の外資系証券会社経由の注文状況

 International Institute for Strategic Studies IISS
 Chinese Military Review
 外邦図 デジタルアーカイブ - GAIHOZU Map Digital Archive
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 日露戦役写真帖
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮港湾要覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 朝鮮群書大系
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉄道旅行便覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 新興産業の基礎知識
 近代デジタルライブラリー - 地方行政区域名称一覧
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮各道府面間里程表
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 最近に於ける注目すべき発明考案
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 国産機械図集












inserted by FC2 system