現在をうろうろ(426)

 平安南道北道の工業とそのインフラ(32) 新義州近くの爆撃機基地と道路とその先にあるもの・・・?

 どうも、ちっとも賢くならないようで・・・このあたりの戦前の地図を持っている事を忘れていました。右のやつですね。

 この地図を見ると、揚市の位置が駅とは違う場所である事が分かります。義州があって新義州があって・・・義州工場と新義州工場があったり・・・色々と面倒です。

 この地図の鉄道網では京義線は白馬を通るルートになっています。龍岩浦は駅の南東ですね・・・どうもその地名と駅名が一致しなくてね・・・どうやら、このあたりの交通網は湿地帯を避けるようにして広がっているような感じですね。

 確かに鐘淵の葦を原料としたパルプ工場などがあるわけですから、広大な葦原であったわけですね。

 しかし、現在は水田として開発し尽くされていて穀倉地帯と化している・・・すると、色々と改変が行われている事になりますね。現在残っている葦原は・・・干潟の周辺ぐらいしかなさそうですね。現在水田になっているあたりは、古代においては入り江だったのでしょう・・・

 このあたりの日本が建設した工場は、電力と鉄道のセットなのでしょうから、基本的には鉄道の駅の名称に準じていると考えて良さそうですね。そうなると、このあたりで確定できそうな工場は・・・朝鮮の産金界に君臨する三井系の三成鉱業株式会社は、三成金山の外に黄海道の亜鉛鉱山を手に入れ、下関附近の彦島製練所を合併して最近めきめき陣容を整えるに至った・・・という報道からすると、金か亜鉛・・・亜鉛は彦島でしょうから、金ですね。

 新義州の街に確実に存在したのが王子製紙朝鮮工場、仁川の朝鮮燐寸株式会社の分工場、営林廠・・・製紙工場と営林廠は明白、燐寸工場は不明・・・ただ、軸木の関係で河岸にある事は間違いないでしょうが・・・貯木場は、営林廠のあたりにありますが、さすがに工場を特定するには至りません。結局のところ・・・史料集めをしてから再チャレンジですかね・・・現状の把握をすればよいのに、過去にこだわり過ぎた感じです。

 気分転換に、久々で軍事基地を眺めてみましょう。空軍基地がありますからね。座標は・・・

 40°08'46.87" N 124°30'18.68" E ここです。右の写真のような滑走路とその付帯設備があります。長い誘導路・・・

 ここに配備されている機体は何かな?

 左の写真のような航空機が配備されていますが・・・

 イリューシン28ですかね?H-5爆撃機・・・これが主力装備のようですね。搭載力は3トン程ありますね。旧式かもしれませんが、爆弾が降ると人が死に、物が壊れますから、侮れません。ミサイルで追い払うのも・・・減価償却が終わっている機体に対して・・・割が良くない・・・北朝鮮は安上がりな軍隊を運用しているようです。

 戦闘機は・・・ミグ21ですかね?時々ぞろぞろと出てくるようです。この基地は演習には良いのかね?戦闘機と一緒に穀物が干されていますね・・・滑走路のまわりの舗装されていない部分はすべて生産緑地になっています。これって、かなり珍しい軍隊の運用だと思いますが・・・人殺しの訓練ばかりでないところが好感が持てますね。

 空軍基地など、戦争の役にしか立たないものですから・・・ただ、爆撃機などが副業で農薬散布などを行っているのは・・・ちょっと、何の訓練をしているのか?気になるので不可ですね。こんな具合に、平時の役に立たない航空機は困ります。

 この基地には左のように地下格納庫があります。この爆撃機の搭載力だと、小型の原爆も運べますが・・・なぜ、この場所にこれだけの爆撃機を置いているのやら?中朝国境ですが・・・最終防衛ラインを考えての事ですかね?朝鮮戦争ではこのあたりまでは戦線が北上していませんから・・・

 ちょっと気になるのが・・・この空軍基地から伸びる道なんです・・・滑走路の北東の隅から伸びる道ですが・・・これは大館里に素直につながっています。天摩山観光のための物とも考えられなくもないですが・・・空港ビルがあってその前からではなく、誘導路からですから・・・誘導路上でのブツの受け渡しをする・・・産地直送?行きつく先の場所の近くに金倉里がありますが、ここにはには何もないですから・・・

 この基地は核兵器搭載の爆撃機の発進基地と妄想すると、核爆弾の所在地は・・・この道路の系統性からすると・・・確実な場所の座標は・・・

 40°15'36.27" N 125°08'58.40" E ここ、この場所までは直行で道を間違える事はありません。

左の写真の左下から伸びる道が上の写真の空軍基地の誘導路から発する道です。ここを右に曲がるか左に曲がるかが不明です。ウラン濃縮を行うのに大きな電力が必要なのであれば、この付近では、平壌の送電系の中にある工場は2つありますね。一つは、座標・・・

 40°01'46.18" N 125°18'37.30" E このあたりです。

 写真右上の変電設備とそれにぶら下がる建物群です。この施設は、この谷の先へと続いています。もう一か所は・・・座標・・・

 40°04'09.81" N 125°11'44.61" E ここですね。

 どちらの建物群も紹介済みですが・・・中型爆撃機の基地とセットでこの地域を考えると非常に怪しくなります。。この場所は平壌と同じ送電系に属するようですから・・・

 こういった物を眺めると・・・天摩山の東側はかなり怪しい場所と考えても良さそうな気がしますね。このあたりの観光旅行は、米国が3億ドルの値をつけてしまいましたから、なかなか見物しに行くことは困難ですね。


2014.09.13

  

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