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日本貧窮者経済新聞
 プーチンによる中東の平和ね・・・?(2)→この最初へ

 さて、前回の続き・・・「プーチンによる平和」が生まれる中東―米ロ首脳会談でロシアが提示した「イスラエルとの取り引き」とは 六辻彰二 コラム ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト これですね・・・どうも、中東情勢は良く分からない・・・動きがあって面白いですがね・・・ただ、米国の工作がまともじゃない感じがしますからね。それの清算じゃないかとね・・・

2つのシナリオ
イスラエルが事実上、ホワイトヘルメットに「おひきとり願った」ことには、2つのシナリオがあり得る。

第一は、「いよいよイスラエルがシリアでの軍事活動に向かうので、ホワイトヘルメットを退避させた」というものだ。

 はあ?米国が実質的に手を引こうとしている中でね・・・?イスラエルが攻勢をかけるのは考えにくいじゃん・・・現状のラインを守るためには何もしないのが正しいと思われますがね。結局戦争は、内戦以外は認められないというわけですからね・・・だから、米国は内戦を引き起こすための努力をするわけですからね・・・

イスラエルにとってアサド政権以上に目障りなのは、イランだ。イランは反イスラエル武装活動を続けるシーア派組織ヒズボラを支援し、シリア内戦でもアサド政権を軍事的に支援し続けてきた。

 結局はイランとの関係が中心になるのでしょうがね・・・

この背景のもと、イスラエルは5月、シリア領内にあるイランの軍事施設に向け、70発以上のミサイルで攻撃。イスラエルはこれを同日の「イランによるミサイル攻撃」への報復と主張したが、イランはこの最初の攻撃そのものを否定。イスラエルによる自作自演という見方を示した。

中東屈指の軍事力を誇るイスラエルとイランの緊張は、地域全体にとっての危機だ。これはちょうど、トランプ政権がエルサレムに在イスラエル・アメリカ大使館を開設し、イラン核合意(2015)を一方的に破棄したタイミングに重なる。イスラエルは同盟国アメリカの方針転換に乗じて、イランへの圧力を高めてきたのである。

 米国のイラン対応が良く分からない・・・目的がね・・・?そういえば、ホワイトヘルメットの映画があったね・・手持ちのデータにあった・・・結局は、立派な活動をしているのだが・・・問題になるのは、CIAのエージェントなどが紛れ込みやすいという問題点ね・・・場合によっては、工作の隠れ蓑とみなされることもあるわけでね。左の奴は訓練施設での訓練の様子ね・・・新技術により真実と見分けられないフェイク作成の脅威=RT・スプートニク編集長 - Sputnik 日本

 米国は海外での工作の踏み台として・・・慈善系の組織の浸透を行い、それに工作員を乗せるようですからね・・・「ホワイト・ヘルメットは化学兵器が使用されたと主張し、ロシアはホワイトヘルメットがまたもやこれら攻撃の演出を考え出して行っていると主張している。」・・・まあ、こういった風に踏み台に使われる場合もあるのでね・・・善意から出たはずのものに・・・それだけ、戦乱を起こしたいというだけの話のような感じでね・・・戦争の無い世界を作るために戦争をやるのは私は好まないのでね・・・

 米国は、兵器産業のために緊張を煽っているようにしか見えないしね・・・欧州では勝手に軍縮が流行っているようで・・・米国は一定レベルの軍事費を要求するしね・・・幼い普ちゃんのポチ国では言われるままに米国製の兵器を買うようですがね・・・

頼りにならない頼みの綱
これらを踏まえると、今回の決定は、イスラエルがシリア領内のイランやヒズボラを攻撃するために、ホワイトヘルメットを安全な場所に移した、と映らなくもない。

 現在の情勢ではありえないのではないかね・・・

ただし、このシナリオには大きな問題がある。

イスラエルがシリア領内でイランへの攻撃を本格化させれば、ロシアとの衝突を覚悟しなければならない。ロシアはイスラエルとも悪い関係ではないが、仮に両国が衝突すれば、間違いなくイラン側につく。

 そう、現在・・・米国が手を引きつつある中でですからね・・・イランを封じ込めるには、シリアの安定を図った方が簡単だという事なのだろうとね。中東を弄り回す下準備としてなのかね・・・?ロシアを動かないようにして、イランを・・・米国は撤退の方向で動いているような雰囲気ですからね・・・イランが中露との接近は諦めているとか・・・?ただ、封じ込めをしたい・・・イランからの兵士をイランへ・・・これが、中東の安定につながると思うが・・・

 ああ、甘いものが食いたくなった・・・スコーンもどき、レーズン入り・・・買えば高いが、作ればね・・・貧乏でも食える・・・じゃなくて・・・

これに対して、イスラエルにとって頼みの綱のアメリカは、シリア対策に関して一貫性を欠いている。これまでにもトランプ大統領はシリアからの早期撤退を強調してきたが、国防省やアメリカ軍はこれに消極的だ。内部分裂が目立つアメリカをあてにしにくい状況で、イスラエルがギャンブルに臨む確率は低い。

 1975年以降は侵略戦争が禁じられているから・・・ギャンブルじゃなくて、国際社会から本気の制裁を受けることになる・・・1975年のヘルシンキ宣言の効果ね・・・1975年の実効支配領域での国境の凍結・・・こいつが基本にある。こいつを動かすには民主的手段でなければならないわけでね・・・政権側と分離を願う領域での合意から始まる・・・

 未だに、冷戦時代の名残が問題になるが・・・それと、昔列強がテキトーに分割した領土の問題もありますからね・・・結構混沌としていますが・・・ちょっと国境を動かすような行為には出にくいわけでね・・・だから、ミサイルでの基地攻撃になる・・・軍事基地を対象とした攻撃ね・・・

プーチンとの「取り引き」
これに対して、第二のシナリオは「イスラエルがロシアとの間で、シリア南部をアサド政権が押さえ、その代わりゴラン高原におけるイスラエルの実効支配を安堵する、という暗黙の取り引きをした」というものだ。第一のシナリオに致命的な問題がある以上、こちらの方が確度が高いとみられる。


 安堵なんかじゃなくてね・・・停戦監視下にあるわけでね。一応は動かせない状態にある・・・無法が固定化しているわけでね・・・半ば、国連が妥協の産物で安堵しているわけですからね・・・シリアの内戦が落ち着けば自動的に停戦監視の下で安定化した無法状態になる・・・それだけの話ですね。だから、イスラエルはシリアに干渉しなかったと考えるべきでしょうね。

ゴラン高原はもともとシリア領だが、1967年の第三次中東戦争の後、イスラエルが実効支配している。

 冷戦を終わらせた1975年のヘルシンキ宣言の欧州安全保障協力機構の概要 | 外務省 これの十戒・・・主権平等、武力行使または武力による威嚇の禁止、国境不可侵、領土保全、紛争の平和的解決、内政不干渉、人権並びに基本的自由の尊重、民族の平等及び自決、国家間の協力、国際法上の義務の誠実な履行・・・これ以降の基本的枠組みね、ある種の法源になっているわけでね・・・

ロシアはアサド政権を支援し、反体制派が支配するシリア南部への攻勢を強めている。これはイスラエルにとって、シリア領内のイランを標的とする軍事活動のルート上にロシアが立ちはだかるものであるだけでなく、ゴラン高原にシリア軍が迫る状況をも意味する。そのため、イスラエルからみてロシア―アサド連合軍の南進が脅威に映っても不思議でない。

 単に、シリアの安定が脅威の減少につながるという事なのだろうとね・・・武力では、残念ながら解決できないだけの話ね。政府が安定しないと・・・あちこちの干渉で何が起こるか分からないというだけでしょうね・・・クリミア半島の分離なども、その口ですからね・・・ゴラン高原の領有に関しては、話し合いでは決着が付かないのは分かっているが、とりあえず・・・シリアの政権が安定しないと話し合いにもならないというだけの話でしょうからね・・・

その一方で、米ロ首脳会談でプーチン氏は「1974年のイスラエル―シリアの兵力引き離し合意に沿って解決を図ること」に言及している。この合意は第四次中東戦争後に結ばれ、ゴラン高原を挟んで両軍を引き離す内容になっている。

 無法の固定化ね・・・こいつの実効性はシリア政府の安定にあるだけね。

この合意の尊重は、アサド政権とイスラエルの双方にとって現状維持を約束し、シリア周辺を内戦以前の状態に戻すことを意味する。つまり、ゴラン高原を除くシリア全土をアサド政権が支配する一方、ゴラン高原におけるイスラエルの実効支配を認めるものだ。

 安堵という言葉を使いたいのであれば・・・国連の安堵に期待すればよいわけでね・・・ただ、戦乱の中では、この停戦監視も儘ならぬ状態にあるわけですからね・・・

ただし、それは「シリア領内のイラン軍事施設にイスラエルがこれ以上攻撃するのを認めない」というロシアの意思表示でもある。その意味で、加速しかけていたイスラエルを踏みとどまらせるものでもある。

 別に・・・停戦監視に沿って行動していたわけですから・・・内戦の終息に向けての行動に参加したというだけではないかとね・・・

この観点から、ホワイトヘルメットの退去は、アメリカが頼りにならないなかでイスラエルが、ゴラン高原安堵のために、少なくとも当面シリア領内での軍事活動を諦めたことを意味する。言い換えれば、イスラエルがプーチン大統領との間で、暗黙のうちに取り引きしたといえる。

 トランプ大統領が基本的には主導した結果なのではないかとね。もしくは、トランプ大統領の決断ね・・・

「プーチンによる平和」
こうしてみたとき、ロシアはISや反体制派の掃討によってシリア内戦の終結に決定的な役割を果たしているだけでなく、イスラエルとイランの直接衝突の危機をも押さえ込んだといえる。それは「プーチンによる平和」とも呼べる。

 トランプ大統領の決断が大きいのでは?ロシアは一貫していますからね・・・アメリカが頼りにならないかのように見える中で、ある種の合意が生まれたのでしょうから・・・明らかに、トランプ大統領の決断に追う部分が多いのではないかと・・・

もちろん、その「平和」は民間人の死傷をともなう苛烈な空爆によって生まれ、人権侵害が疑われるアサド政権の存続や、イスラエルによるゴラン高原の実効支配といった不合理をはらんだものである。

 限度を超えた人権侵害は・・・主に、米国の謀略報道の中にあるものだとね・・・余計な干渉によって、暴力の巷に・・・その中では人権などは糞になるだけですからね・・・人権は、話し合いができる状態でしか成り立たない・・・話し合いができなくなったら、テロによる強制になるわけですからね・・・幼い普ちゃんのポチ国は人権意識が低いから・・・自衛隊を出して強制だ!とかの話になるわけでね・・・

とはいえ、「プーチンによる平和」が現実味を増していることも確かだ。トランプ政権は「エルサレム首都認定」などでかえって中東のトラブルメーカーになっており、「アサド打倒」を旗印とする欧米諸国や近隣のスンニ派諸国はシリア内戦の終結に有効な手立てを打てず、イスラエルの暴走を止められない。言い換えると、「プーチンによる平和」は中東における欧米諸国の無力さを際立たせるもので、それもあってロシアは欧米諸国で警戒されるといえるだろう。

 トランプ君は、確かに一種のトラブルメーカーかもしれないが、それは、交渉を進展させるためのもののようですからね・・・とりあえず国連が、話し合いを続けるための組織ですから・・・話し合いの結果の履行を軸としての再構成をやっているようでね・・・合意形成と実施ね・・・

2018.07.27

  

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