現在をうろうろ(397)

 平安南道北部の工業とそのインフラ(3) 1月18日機械総合工場の裏口から行ける場所と・・・

 1月18日機械総合工場の裏口から続く道をチェックすると、トンネルを抜けて谷へ出ます・・・この谷には結構倉庫群が目立ちます。そして、倉庫群ごとに対空火器が備えられています。道を辿ると、先々の谷に同じような対空陣地付きの倉庫の場所がありますね・・・平壌の南に対して、平壌の北では対空陣地の布陣が極めて薄いですが、この倉庫群・・・ある意味倉庫防衛を考えているような感じです。そして、倉庫を防衛しているという事は・・・国家備蓄かと思うわけです。すると、工場や国家備蓄・・・首都を失った時・破壊された時の最終防衛拠点になる場所を考えると良さそうな気がします。

 気になるのは・・・S200対空ミサイルの射程ですね。最小射程が7kmで最大射程が150から300km・・・射高は20から35km程度ですから・・・しかし、対空ミサイルの射程ってどうなる?地対地ミサイルなら簡単ですね。最大射程は放物線で考えれば良いわけですから・・・対空ミサイルの射高はその高さまで届くつまり35kmの高度に達する事ができる・・・多分、垂直に発射したときのデータでしょうね。ただ、このS200などの対空ミサイルの基地の配置からすると35kmを北京でも北朝鮮ですから・・・35km先で35kmの高さまで届くと考えるのが無難な線ではないかと・・・すると、例の単独で要地防衛を行っている範囲に平壌を除く重要な施設が集まっていると考えれば正解なような気がします。さて、そうなるとどんな範囲かね?

 そうなると・・・例の・・・座標・・・

 39°39'11.10" N 125°46'10.81" E このあたりにあるS200らしき対空ミサイル陣地・・・ここから35km圏内を重点的にチェックすれば良さそうな気がします。この対空ミサイル基地は平壌の北方70km程の場所にありますから、第一次目標として平壌が米国のICBMで狙われた場合に避難する場所としては適当ですね。

 南限が順川のちょっと南まで入りますね。従って順川の付近の空軍基地やこの倉庫群がある、右の緑の森林地帯は完全な防衛圏に入りますね。首都核攻撃を想定してのものかもしれませんね。延豊駅が最寄りになる崇孟という集落にある対空ミサイル基地か・・・この近くには、偉い人の別荘がありますね。延豊湖あたりを防衛すると考えると・・・順川の飛行場の北東12kmというに近い場所にある固定翼機用の空港とヘリポートの存在意義が見えてきますね。座標は・・・

 39°29'51.92" N 125°59'11.33" E このあたり・・・

 左の写真のような場所ですね。草坪駅と龍岳駅の間に広がる草坪里にある空軍基地ですね。このヘリポートは・・・例のロシア製大型ヘリが4機配備されています。

 右の写真のようにね。首都攻撃が核兵器を用いたものであるなら、延豊湖の方へ逃げていれば、核汚染の広がった地域を迂回しての侵攻になるでしょうから、順川とこの草坪の基地が最終防衛ラインとなるのでしょう。清川江からの上陸作戦は、遠浅の海岸が阻んでくれそうですから・・・平壌から延豊湖への回廊を防衛しなければならないなら・・・

 戦車を中心とした地上部隊を叩くなら、攻撃機と対戦車ヘリ・・・そして、制空戦闘機という事になりますかね・・・さて、このヘリコプター基地に匹敵するのが平壌の南にありますね。座標は・・・

 39°01'11.84" N 125°51'12.16" E ここです左のように2010年4月14日にはここに来ていますね。首都と延豊湖周辺を結ぶ緊急飛行用としては悪くないと思いますね。2010年4月と言えば・・・天安沈没事件の頃ですね・・・草坪里のヘリコプターがこの時期平壌に詰めていたのか?

 平壌の右のヘリポートの脇の基地は、時々戦闘車両が大量に集まる場所ですから気になりますね。即応体制からすると空挺師団的な物のような・・・危機管理用の部隊か?首都防衛のためのエリートかき集め部隊?変な表現ですが・・・警戒レベルが上がると、ここに集まることになっているとか?首都は・・・攻撃の第一目標ですから・・・日本も副首都を指定して、有事の際には首脳部は移動を明言してくれるとありがたいですね。・・・国家非常事態宣言でもして、それが発令されたら、直ちに政府首脳は辺鄙な公開された場所に移転すると明言してくれれば非常に有難い・・・危険な軍事目標はちゃんと辺鄙な人里離れた、民間人を危険に巻き込まない重囲の防衛陣地に下がってくれるとありがたいですね・・・さらに、東京を無防備都市宣言してくれるとありがたいですが・・・気休め程度になるでしょう・・・しかし、市域の定め方次第ですかね?

 しかし、気になるのは我が国の政治屋さん連中がちゃんと戦争の始め方と、終わらせ方を理解しているかですね・・・なんとなく、現状からすると分かっていない気がします・・・ふと、思うのは、政治家はある程度軍実務を知っている人間がするべきかと・・・シビリアンコントロールの対立概念に近い事を考えてしまいます・・・軍に関する専門教育というのが重要な気がしますね・・反戦主義者の私が言うのは変ですが・・・なんとなく、近頃の政治情勢を眺めるとSF作家のロバート・A・ハインライン・・・1929年海軍兵学校・・・アナポリス卒の描く世界の意味がなんとなく気になるわけです・・・

 SF作家のロバート・A・ハインライン・・・この人の作品は・・・人殺しを志願して、学び理解したことが基本にあるような?・・・そんな気がします。一応は英語版も含む愛読者ですから・・・しかし面白いのは・・・ハインラインの書かないこと・・・書かないことで分かる事もありますからね。しまった・・・倉庫を見るんだった・・・

2014.08.29

  

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