現在をうろうろ(373)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・・・・羅津の港の計画と現状は?

 さて、中朝露の国境が近付いてきましたね。これで、北朝鮮の東海岸に関しては、あと数回で終わりますね。次は何をするか・・・票田を耕す政治屋さん達も飽きたし・・・北朝鮮の都市をあまり良く見ていないから、工業都市なども見たい気がしますね。首都も・・・どうするかね?元山から平壌のコースをチェックしたい気もするし・・・侵攻コース・・・なんってね。資料を集めるのも面白いですからね。直線なら140kmの間の道をチェックするというのも・・・

 しかし、現在の日本国軍の軍備では本気の侵攻作戦は困難ですね。やはり、スカッドA程度でも良いのですが、本気の侵攻を行うなら必要でしょう。そして、大口径の榴弾砲も・・・10式戦車も悪くは無いですが・・・北朝鮮侵攻作戦では問題がありますね。山道を縦隊・・・対戦車兵器の餌食になる可能性が高い・・・10億円が・・・従って、砲力と歩兵力が問題になる戦場ですからね。山岳戦に十分対応できるかどうか?これが問題ですね。さて、羅津付近を眺めるとしましょう。

 羅津まであと数駅ですね。現在眺めているのは、羅津湾の南のはずれあたりです。湾口には大草島・小草島、湾内の南方の方津浦、楡津浦などがあって日本水産会社や清神組漁業の本拠地があったようです。羅津は会羅鉄道や麻生鉱業会社の炭鉱鉄道の起点として重要な場所になる予定だったみたいですね。

 このあたりの冬の海は、全面結氷は無いようです。小草島から東の半島のあたりは明治ごろには結氷していたようですが、このあたりから始まる温暖化によって、それほど結氷しなくなったような感じです。近代デジタルライブラリー - 吉会鉄道関係地方調査報告書. 第1輯 (一般経済) 175コマ 羅津 この本では・・・

 羅津港の計画図として左のようなものを掲げていますね。この計画図からすると、現在見られる3基の埠頭は戦前の建設になるもの?いや、着工予定の場所が現在存在するものと違いますね・・・昭和3年の本、これでは建設に9年の歳月が必要とされていますから、戦争に間に合っているような感じですね。羅津要塞司令部というのが存在していますから、防諜が煩くなると資料が減ることになりますね。これとは違う計画図も・・・現在の形のものが要塞司令部関連の資料にあったような?

 ああ、右のものですね。羅津築港計画図って表題だっけ?すると、計画通りであれば昭和12年頃には、現在の羅津の港の様子が完成していたという事になりますかね?

 纏まった資料が無くてね・・・大がかりな調べものをすると、様々な関連資料が出てきて・・・妄想研究で良かった・・・本気の研究者なら、資料集めに時間をかけますから・・・私の場合は、研究ノートをそのままアップロードしている感じ・・・朝鮮の産業経済史の論文を書くつもりは無いので良いのですがね・・・

 さて、現在の羅津港は商業港として考えられているようです。軍港は方津の駅の近くに2つありますね。方津駅の座標は・・・

 42°09'08.70" N 130°11'41.72" E このあたりですね。

 左のような写真の場所が広がっています。中央右の丸い湾の写真下側の軍港と、写真右上の湾の軍港の2つがあります。丸い湾内は浅い様で小型艇の運用だけのようです。北側の軍港の方は2004年には60m程の艇1隻と、40m程の4艇から成る艦隊がありますが、近年は45m程のコルベットが2隻程在泊しています・・・艇の更新が行われたのか?

 2004年の映像では右のような感じですね。標準的な軍港・・・特に見るべきものは無し・・・

 さて、羅津港の様子を眺めてみましょう。

 先ず、目につくのは3基の埠頭ですね。それより重要なのが、左の写真の右半分に2つの乾ドックと船台が1つありますね。埠頭の近く写真中央右にあるのが180mの乾ドックです。

 そして、写真左に半分まで海水の入った船台がありますが、これは扉船が半沈状態ですが・・・半ドライドックですかね?そして、造船用の100m程の船台があります。乾ドックは北朝鮮には少ない施設です。しかし、かなりの大型船が寄港しますから、ちょっと頼りないですが・・・これを越える施設は、この近辺ではウラジオストクの190m程の乾ドックですかね・・・

 日本海側は、日本でも乾ドックは少ないですね・・・富山にあるはずですが・・・他には?京都に大きなのが・・・どうも私は日本国内の産業に疎いようです・・・

 さて、続きは次回としましょう・・・

2014.08.15

  

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