現在をうろうろ(3551)
日本貧窮者経済新聞
 陸電システムと「いずも型」「ひゅうが型」これって安物かね・・・?

 さて、何か面白い事は無いかと・・・ちょっと気になっているのが・・・船舶に対する陸上電力供給システムという奴ですね・・・どうやら、長時間停泊するフェリーなどで実証実験をやっているようですね・・・船舶への陸上電力供給システムの現状紹介 2011年のものですが・・・

(1)大阪南港 船舶:9,800 トン 大型フェリー(既存船)最大受電電力:650kW受電電圧:AC6.6kV 60Hz
 特徴:AC6.6kV 60Hz の高電圧による無停電切替受電 ケーブル数:2 本
(2)北九州港 船舶:4,200 トン 大型フェリー(既存船)最大受電電力:400kW受電電圧:AC450V 60Hz
 特徴:AC450V 60Hz の低電圧による無停電切替受電 ケーブル数:6 本
(3)苫小牧港 船舶:15,795 トン 大型フェリー(既存船)最大受電電力:800kW受電電圧:AC6.6kV 60Hz
 特徴:積雪寒冷地域並びに 50Hz 地域で周波数変換器による無停電切替受電
(4)函館港 船舶:1,396 トン 練習船(既存船)最大受電電力:30〜72kW受電電圧:AC450V 60Hz
 特徴:船内の陸電箱を通しての停電切替受電
(5)新居浜港 シミュレーションのみ


 北九州港と函館港の電圧がね・・・何でAC450V60Hzなんだ?なんてね・・・欧州が50Hz、北米が60Hz・・・日本は北米に追従することになるわけですね・・・6kVが標準になりそうな中で・・・450Vは?ちょっと気になりますね・・・米海軍は440〜480V60Hzを使っているような?実は、北九州港と函館港は米海軍の息がかかってきているとか?なんだか、地理的には良さそうですね・・・

 国土交通省の港湾における地球温暖化対策で・・・具体的施策の進捗状況 これによると・・・函館港の中央埠頭地区で官庁船で1400トン130kW、北九州港砂津地区で関西汽船のフェリー北九州〜松山航路の船で4300トン400kWをやっているようですね。松山での停泊時間が短いのかね?対でやった方が良さそうな気もしますが・・・比較ですかね?関西汽船か・・・もうないのか2011年で終わっている・・・商船三井の連結子会社になった・・・傘下に入ったのは知っていたが・・・北九州松山航路は松山・小倉フェリー株式会社 ここになったわけね・・・小倉港に陸電供給システムが導入されているという事のようですね・・・

 北九州に関しては・・・asahi.com(朝日新聞社):船でも「アイドリングストップ」停泊中、陸から送電構想 - 環境 ふむ・・・

 大阪港を発着する大型フェリーの場合、朝に着いて夕方以降に出発することが多く、通常は10時間ほど接岸している。その間も照明や客室の清掃、冷暖房などに電力がいる。関西汽船の定員700人規模の大型フェリーでは、1.6キロリットル程度の重油(約8万円)を使うという。

 ふむ、小倉松山航路はフェリーくるしま・フェリーはやとも2 で700人余りを乗せるやつですから・・・この話につながる奴なのでしょうね。

 函館港での実証実験は・・・thesis.ceri.go.jp 函館港における船舶陸上電力供給施設について 6隻やったら5000万円以上年間で浮くとか・・・周辺騒音も低減される・・・船って結構うるさいですからね・・・

 アメリカ様の軍艦は、標準的なAC60Hz450Vという標準的な電力システムを使っていて、消費電力が大きいから、何本もケーブルを引き込むことになる・・・6.6kVがこれからは標準になるのでしょうが・・・軍用は変わらないのかね?ちょっと気になりますが・・・

 ちょっと、知見が増えましたね・・・さて、どうやら「いずも型」や「ひゅうが型」は災害派遣は困難じゃないかね?電源がね・・・まあ、緊急時だからメインシステムを動かしたまま被災地に停泊・・・普段の岸壁には陸電システムが備えられていて、電力を外部から供給のようですね・・・スラスターも装備されていないから、タグボートが必要になる?津波で壊滅した港への自力での入港はできない・・・タグボートが伴走して出かけるというのでは・・・ロシアの空母みたいじゃん・・・

 イタリアの「いずも型」と同じくらいのサイズのカヴール (空母) - Wikipedia これだと

・主発電機としては、出力2,200kWのディーゼル発電機を6基搭載しており、3基ずつ前後の機械室に設置
・安定的な航空機の運用能力を確保するため、引き込み式のフィンスタビライザーを片舷2枚ずつ計4枚装備して安定化に努めている
・揚陸艦機能を重視したことから、精密な操艦が要求される場合に備えて2基のサイドスラスターを有するほか、推進軸に接続された発電機をモーターとして使用しての電気推進により、9ノットまでの低速航行にも対応できる。
・大型のバウ・ソナーは備えていないが、機雷探知用のWASS小型ソナーは装備している。


 「いずも型」とは随分と違う気がするが・・・いずも型護衛艦 - Wikipedia あれ?読み落としていたものがあったよ・・・護衛艦として初めて線間電圧6,600ボルトの高圧配電方式を採用しており、従来の線間電圧440ボルトでの配電方式と比して電力ロスが低減されている。・・・つまり、入港中は主機を止めて外部電源で機能するという事じゃん・・・被災地の派遣など毛頭考えていないようなシステムという事になるね。フィンスタビライザーは、ひゅうが型では2組装備されていたのに対し、本型では船体の大型化により安定性が向上したこともあり、1組とされている。・・・これって、単に色々な意味でケチったのでは?艦内のスペースや予算の関係で・・・実際に運用してみたらダメでしたかもしれないし・・・単艦では運用せず、こんごう型やあたご型、あきづき型などの防空能力の高い護衛艦を伴った艦隊として運用することを前提としている。・・・のなら、何故艦首に大型のバウ・ソナーを付けているのかね?なんだか、支離滅裂な感じですがね・・・

 左のエレベーター配置も変だしね・・・何でエレベーターに駐機位置のマークがかぶっている?これって、ありえないじゃん・・・甲板に駐機する機がある場合にはこのエレベーターは使えないという事になるのでしょうね・・・

 強襲揚陸艦だと随分とシンプルで・・・甲板には小さなエレベーターが設置されていないようですね・・・

 爆弾などの搭載物は外部に張り出したエレベーターで動かしていますね・・・このエレベーターはパナマ運河の通過の際には折り畳まれるようですね・・・甲板は荷役作業に特化するため極めてシンプル・・・余計な開口部が無いのが身上という事でしょうね・・・

 固定翼機の飛行甲板としては・・・「いずも型」エレベーター配置は変ですね?

 左がイタリアの空母カヴールですが・・・ジャンプ台式の飛行甲板にはかぶらないし・・・

 格納スペースでエレベーターの位置を調整しているようですね・・・The Aviationist ≫ Cavour 右のようにね・・・

 「いずも型」もスキージャンプ型の飛行甲板に改造するのかね?いずれにせよ、F-35を運用するとなれば・・・しかし、遼寧でスキージャンプ型の発艦を散々馬鹿にしましたからね・・・飛行甲板は平らな方が良いなら・・・F-35Cにして、電磁カタパルトを装備するとか・・・先進で良いかもね?あれ・・・

 81だから「ひゅうが」ですかね・・・自力では着岸できない・・・タグボートの支援が必要なようですね・・・まあ、一般的な軍艦の多くはこのパターンですが・・・災害時の派遣を考えているならね・・・それに、喫水が深いから田舎の港には入れないでしょうけどね・・・

 「いずも型」はジャンプ台式の甲板に改装できるじゃん・・・14m幅の滑走路が取れるじゃん・・・意外と真面目に考えてあるとか?

 まあ、侵略戦争を始めるのなら、真面目に空母を建造した方が良いのでは?あとは、本気の戦争ができるだけの弾薬庫が装備されているかどうかの問題ですね・・・アメリカ様の本気の空母は浮かぶ弾薬庫であり、航空燃料タンクのようなものですからね・・・

 少なくとも、「いずも型」や「ひゅうが型」が災害派遣用には向かないことは分かりましたね・・・強襲揚陸艦でもないしね・・・

 イタリアの軽空母はよく考えられているね・・・さて、昼飯にするか・・・

2017.12.28

  

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