現在をうろうろ(347)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・北朝鮮の核実験場は?

 しかし、城津は軍事色が薄いような感じがしますね。大日本帝国軍の動きはどうだったのやら?このあたりを統括したのは19師団ですね。資料を当たると・・・大正11年11月3日に守備隊が撤退していますね。この頃には暴動は殆ど起きなくなったという事のようです。日本の支配が強権によるものから、温和な安定支配へと移行した時期なのかもしれません。というより、日本統治下で官吏になったものや資産階級は日本になびいた・・・という事なのでしょう。大多数の庶民は誰が政権を取ろうがあまり関係ないという事のようです・・・ただ、学生などの自分で動かせる金は無いが、生活感の乏しい連中は・・・理想を掲げ、朝鮮物産の奨励とか、反日独立の志が見受けられるという事のようです。・・・いつの時代も、自分で稼いでない連中は勝手なことを言い、良い教育を受けると・・・就職が決まると手のひらを返すように、否、経済に縛られる事になる・・・革命は、どうやら、それなりに裕福で、経済に縛られない人間が増えると起こることになるのか?国立公文書館 アジア歴史資料センター 鮮内守備隊整理完了に関する件 撤退以後は国立公文書館 アジア歴史資料センター 城津倉庫売却の件 これによると、憲兵上等兵1名、補助員2名在勤との事・・・警察による治安維持で済む状態になっているという事ですね。

 この19師団は・・・朝鮮半島北部の咸鏡北道羅南で編成され、所属歩兵連隊は歩兵第73・歩兵第74・歩兵第75・歩兵第76連隊の4個連隊から成るとの事ですから・・・大日本帝国陸軍の軍管区もそのまま引き継いでいるとか?確かに、現在も羅南に陸軍の司令部のようなものがありますから・・・第19師団の大正15年の編制替えでは、国境警備を主任務と考えているような感じです。そのため、海岸防衛が甘いのかもしれませんが・・・?さて金策市のあたりには何か目新しいものは無いかね?・・・大日本帝国陸軍の既知の軍事的な要衝から演繹して考える方が早いか・・・ざっと海岸防衛を見たら、師団構成などを考えるか・・・それと、産業のネットワークも・・・

 海岸は、特にめぼしいものは無いようですね。もちろん、山の上に陣地があったりはしますが・・・鉄道沿いを眺めると、不思議なものがあります。2009年ごろから造成に入って、2013年にはベースとなる部分が完成していますが・・・半地下構造物もあるし・・・さあ何だ?座標は・・・

 40°50'21.98" N 129°10'16.48" E ここです。ここに右のような写真の施設ができつつあります。雰囲気は農場らしくないですが・・・ロケット発射場のような気配もあるし・・・何でも軍事関連に結びつける傾向があるのでね・・・しかし、こいつは何か?最寄駅は業億駅で西北西に1.1km程の場所です。これは養鶏場ではなさそうですし、周辺集落の様子は2005年から殆ど変化が無くて・・・この施設関連の住宅と思われるのは新規に確かに18戸が建設されたようですが・・・36世帯だから100人前後の人口の増加ですかね?

 ちょっと気になるのは、このあたりにはラジウム温泉があります。そしてペグマタイトが産出します燐灰石の類や方解石なども出てきますね。ウラン鉱石でも見つかったとか?大がかりな鉱山はなさそうなので、これは無いのでしょう・・・しかし、この施設は何やら不明ですね。

 さて、ちょっと海岸から離れていますが・・・咸鏡線(現平羅線)を辿って吉州へ来ましたが・・・軍事関連だと、海岸の方はロケット発射場が、山の方には地下核爆発の実験場がありますし・・・先ずは、核実験場ですね!

 核実験場へは吉州からなら電車で豊渓駅まで行って、ここから車ですね。しかし、なんとなく、この場所が地下核実験場だとは考えにくいのだが・・・道がね良くない・・・豊渓駅のあたりまでお偉いさんも来るはずだが、宿舎のようなものは無いし・・・視察に行くなら、沿道に並木が欲しいし・・・と馬鹿な事を考えてしまいます。

 しかし・・・一般に此処であると言われている場所は・・・座標・・・

 41°16'40.66" N 129°05'15.40" E このあたりであるとされていますね。周辺を眺めましたが、それらしき痕跡は見当たりませんね。

 第一回の実験は、日本時間の2006年10月9日10時35分、爆発の規模はTNT換算で 0.5キロトン〜15キロトンという推定です。

 第二回の実験は、日本時間の2009年5月25日午前9時54分頃、爆発の規模はTNT換算で 4キロトン〜20キロトンという推定です。

 第三回の実験は、日本時間の2013年2月12日、地下核実験を秘密裏に実施し、成功したと発表・・・誰も気づかなかったのか?いや地震波は午前11時57分51秒に捉えられたようです・・・爆発の規模はTNT換算で 6キロトン〜40キロトンという推定です。

 2月のこのあたりは寒いでしょうに・・・ご苦労さんな事です・・・噂では地下核実験を行った坑道は複雑な形状をしていて、そのため外部に放射性のガスが放出されなかったとかやってますね。

 このページのアクセスがあるようで・・・核実験場は・・・41°16'50.1N 129°05'08.5E - Google マップ この辺りですね・・・2017年9月7日追記

 ふむ、興味深いが、この程度のもので核兵器の力を止めることができるのかが気になりますね。私だと、鋼鉄の扉なんってもったいないものは使う気がしませんね。坑道を曲げるのは理解できますが・・・高さ幅共に2〜3m、数百mの坑道ね・・・10キロトン程度の爆発で・・・

 この規模だと・・・ネバダ砂漠だと数十mの跡が残っていますね。座標は・・・

 37°09'33.04" N 116°04'15.51" W ここですね。

 左の写真は、直径1.5km弱のサークルが描かれた所のものですが・・・沢山のくぼみが現れていますね。これは、どうやら垂直の坑道を掘ってその下に核爆弾を置いて埋めて爆発させた跡という事なのでしょう。

 結果として、超高温になって地層の一部が気体になり地下に空間を作り、爆発の跡の空間が崩落したことでできた模様という事ですかね?

 地下での爆発か・・・大気中だと・・・

 広島原爆で爆発の瞬間爆弾内部の温度は一気に250万℃程度まで上昇、衝撃波が8m程進んだあたりから火球として認識できるようになり、この衝撃波が10m程進んだ時では衝撃波の界面の内側の温度は40万℃程度、0.2秒で150m程衝撃波は進み衝撃波の界面内部の温度は6000℃程度まで下がる・・・

 地下だと、岩石などを溶かしたり気化させたりするのに熱エネルギーが使われるから多少はおとなしくさせられるという事ですかね?いずれにせよ40万℃とかでは鉄の扉など防護の意味は無いような気がしますね。

 パキスタンの核実験場の方は・・・多分、北朝鮮の核兵器をテストしたと伝えられている1995年5月30日の核実験の場所は・・・座標・・・

 28°21'30.11" N 63°51'31.91" E ここですかね。

 右の写真の黒っぽい岩山の下に坑道を掘って爆発させたのでしょうか?特に、これといったものは見られませんね。岩体を動かしたり粉砕するような力はさすがに発揮できないのか?ちょっと気になります。中国の地下核実験場は・・・座標・・・

 41°43'52.42" N 88°44'21.29" E こんな感じですね。

 砂の場合は結構な跡が残るようです。

 爆轟は超音速で広がって行きますから・・・そして、温度も高いし・・・鉄の扉など何重であれ瞬時も持たない・・・真っ直ぐな坑道で詰めたものが飛び出すならいざ知らず・・・高々10平方メートル程度の坑道など無きに等しいのではないかと・・・でも、気分としては何か凄そうでないと・・・信じてもらえないので複雑な構造と何重にも鉄の扉をつけた図を発表したような気がします。慣性の法則・・・物は直ぐには動かない・・・蒸発するのが先か動くのが先なのか・・・

 まあ、報道など、信じてもらえるようなものであれば・・・凄いと言われるようなものなら何でも良いようですからね。さて、吉州に戻って、それからロケット発射場ですね。

2014.08.01

  

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