現在をうろうろ(338) 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・北朝鮮の原子炉の温排水とサポート区画は? さて、一応原子炉も眺めましたが・・・ちょっと、不思議な軽水炉でした・・・タービンはどんなものを入れたのか?それとも、単なる実験炉でタービンではなく熱交換器を設置しただけなのかと、色々と考えてしまいます。さて、現在生きている原子炉の方は前回確認しましたが、その他の厄介な施設もあるようですから、それもチェックしておきましょう。 最初に建設された研究炉はロシア語ではかなりの画像が公開されていますね。ИРТ-2000 исследовательский реактор - Google 検索 ふむ・・・プール型の原子炉ですね。そして、燃料棒のまわりのチェレンコフ光が見られる素敵な原子炉か・・・ さて、まずは、1974年の取り決めで凍結された50MWの原子炉ですが、廃墟状態で存在しています。右の写真のようなものですね。座標は・・・ 39°47'19.65" N 125°45'46.48" E ここですね。写真右の丸いのは多分、クーリングタワーの基礎部分ですね。爆破されたクーリングタワーの基礎部分にもこれと同じような地下構造が存在しているのではないかと・・・それは、いまだに利用されているのか?なんって気になるわけです。ここでも、川まで地下を水路を埋設した跡が見られるようですが、そういったものはどんな風に考えられているかは不明です。というか・・・私の知識に無いから・・・仕入れるか・・・ まず、これと同型と思われる爆破されたクーリングタワーは左の写真のようなものでした。このような型のものは自然通風冷却塔と呼ばれています。 タワー内部の下の部分に熱交換器が入っていて、これに接触して温められた気体は膨張して上昇する事で熱を外に捨てる事になるので・・・この筒のような塔の下部は空気が吸い込めるように空間が空いている事になりますね。双曲面形状で、気流速度を高めて冷却効率を高めるとともに、熱交換器に水をかける事で、水の気化熱も利用して温度を下げるというシステムですね。 あ・・・しまった。間違えていた・・・温排水の行方を間違えていました・・・ 右の写真は5MWのプラントの写真です。写真中央やや右にクーリングタワーがあります。その下から中央やや下を横切る土手が伸びています。同様な土手が原子炉本体の脇を左に伸びていますが、途中で変更され、クーリングタワーから伸びる土手へ接続されています。という事は冷却系統はいくつもに分かれて存在するようです。 そして、温排水は小さな水路に落とされるとともに、写真左下の施設へ導かれているようです。ここで、温水を利用した農業とか、その手の研究が行われたのではないかと思われます。 この排水路は、最初は暗渠ですが、やがて表土を剥がされて原子炉本体から横へ伸びる水路は廃止されたようです。どうやら排水路は何度も付け替えが行われているようで、そして、クーリングタワーが爆破されるときには、原子炉本体からの排水路は右の写真中央の施設の境界の角の部分にからの排水路に変更されていて、この土手の水路へ合流しているようです。その後、耕地の中の土手がならされています。更に2010年9月26日の写真では敷地の端のスローガンのモニュメントが撤去され、ヒューム管が埋設されて流路が変更になっています。更に10月15日の写真では茶色い屋根の3棟のコの字の開いた側にヒューム管が埋設されていますから・・・冷却塔は爆砕されても関係ない・・・既に冷却系統の付け替えが終了しているという事なのでは? クーリングタワーが爆破されたのは・・・2008年6月27日ですね。なんと、既に過去のものになった施設の解体費として・・・アメリカは250万ドルを負担したのか・・・ 従って、ここの2基の原発はどちらも完全な水冷式になったという事ですかね。排水管の容量を上げて、取水システムを改良して、冷却水の地下ピットを旧クーリングタワーの地下構造物を利用して強化したか?しかし、日本版のWikipediaでは2009年からスタートした軽水炉の建設に関しては触れられていないですね・・・なぜ、誰も書かない?私も書かないが・・・ 軽水炉が作られてから付け加えられたものを眺めると、Aの白い建物が、クーリングタワーが爆砕されてから作られていますから、これが旧来の原子炉の水冷式熱交換器の建屋ではないかと、そしてBが新しい軽水炉の水冷式熱交換器の建屋になったのではないかと・・・ だって、発電用タービンを置いてあるなら・・・どこかに蒸気の復水器が必要ですから・・・まさか、タービンは存在しないで、タービン建屋が単なる熱交換器かね?まさかね・・・しかし、タービンはどこから調達したのやら?北朝鮮にタービンの製造能力があるかどうかの問題ですが・・・ あとは、純水の製造設備があるかどうか?核燃料の再処理とかもしていますから・・・化学工業プラントも持っているはずなので大量の純水を使うはずです・・・どこぞの再処理工場にも3塔2床式と思われる純水製造装置がありますから・・・ 右の写真が、再処理などの研究を行っていると思われる区画の中の2つのタンクが入るようにしたものです。写真中央上のタンクは多分重油タンクかね?タンクの右隣の大きな建物は石炭庫でタンクの上に見える2本の煙突の建物が石炭・重油の混燃ボイラーとタービン建屋ではないかと・・・ そうなると、写真中央やや右下の白いタンクが純水タンクではないかと・・・写真右下の区画には入水施設らしきものがありますから、白いのがポンプ小屋なら、地下に純水用のピットがあるのでは?そして、左下の塀に囲まれたのがアニオンとカチオンの樹脂が入った2つの塔、色が違うのは、多分・・・樹脂再生用の塩酸と水酸化ナトリウムを使う関係ではないかと・・・勝手に妄想しています・・・ もう一つ気になるのは、北朝鮮の送電系ですね・・・ちょくちょく停電するなら、送電系ってのは非常に細かく分かれているという事なんですかね?交流はいきなり繋ぐ事はできない・・・発電機をシンクロさせてやらなければなりませんから・・・普通は、基準となる発電機を動かして、次に稼働させる発電機は最初に動いた発電機から電気を貰ってモーターのように回り始めたところで、発電機にタービンなどの外部動力を繋いで発電開始でしたっけ?送電系が複雑でなければ、いきなり繋いでも勝手にシンクロするとも言えますが・・・変電施設が飛んで切り離され再度繋ぐ場合とか・・・まあいいか、分からんものは魔法でつながる事にして・・・とにかく動いているようですから・・・ 写真左下は、機械工場のようですね。右上の区画はどうやら物流系のようですね。車庫と倉庫ですかね?続きは次回・・・ 2014.07.28 |
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