現在をうろうろ(294)

 日米同盟と集団的自衛権の行方は・・・?

 さて、日米同盟が強化される事になりますね・・・集団的自衛権の枠組みはどうなるのか?まあ、韓国と同じ体制に移行するのではないかと・・・ミサイル防衛に関してが主題になっているようですし、我が国の総理大臣は合衆国へ向かうミサイルというやつをかなり無理して説明したようですが・・・そして、在外邦人保護・・・米国は、自国民にしか関心は無いので・・・ただ、同盟者に対しては配慮しますから・・・

 ベトナム戦争の終結の際の米国のベトナムからの退去を思い起こしますね・・・1975年4月28日に決定され29日30日の両日に行われた・・・米国のサイゴン撤退です・・・米国政府関係者及び米国の協力者の南ベトナム政府関係者の10万人を越える大脱出作戦のフリクエント・ウィンド作戦ですね。ヘリコプターが動員され、沖合に待機する第6・7艦艇との間でピストン輸送です。最後には搭載できないヘリコプターを海洋投棄していったものです。

 この作戦では・・・自国民と南ベトナム政府関係者家族が対象で、その他の国の人々は相手にされませんでした・・・理由は単純ですね・・・平和に対する罪で戦争犯罪人として裁かれ、どれだけの人が死刑になるか分かりませんから・・・憲兵なんってやっていて、ジョージとかボブとか一般的な名前だと危ないですね・・・だから逃げてくるしか無い・・・

 他の裕福な国は政府専用機を仕立て、自国民を逃げさせましたが・・・日本は貧乏だったのか、政府は航空機を派遣しませんでしたね。金さえ積めば戦地へ飛ぶ航空会社だって無いわけじゃないのですが・・・このとき米国政府は共に闘った韓国兵も置いていきましたからね・・・幸い、こういった時に役に立つのは国際赤十字ですね。ここがアジールになるので・・・戦地に取り残されたらこれが一番頼りになるようです・・・基本的には、戦時法で殺していいのは・・・指揮下にある兵士ですから・・・降伏して指揮から外れた兵などは殺してはいけない事になっていますから・・・民間人はなおさらですのでね。しかし・・・何故か、我が国の政府は南ベトナムの政府と同じように米国の保護を受けたいようです・・・戦争犯罪人になるのが嫌なんでしょうね・・・

 まあ、戦争を始めれば・・・総理大臣は日本軍の総司令官ですから、軍事目標で殺される役周りになるわけですから、保護を求めたくなるのは分かりますが・・・しかし、米国の戦略からすると・・・同盟の強化とは・・・米国軍の指揮下にある韓国軍と同じ位置付けに日本軍を置く事に他ならないと思われますがね。米韓連合司令部と同じようなものが設置されて、基本的に日本軍は日本政府の指揮下から離れ、米日連合司令部の指揮下に入るのではないかと思われます。日本政府の指揮権は平時に限られる・・・そういった体制でしょうね。根拠はあまりないですが・・・米韓連合司令部は2015年12月1日に韓国軍に対する戦時作戦統制権が米韓連合司令部から韓国軍に移管される予定でしたが・・・この間のオバマ大統領の訪韓でこれが延期になりましたからね。

 もうひとつ根拠になりそうなのが・・・近頃の日本海への北朝鮮のミサイル実験ですね。報道によれば・・・情報源は北米航空宇宙防衛司令部ノーラッド情報を受けた米韓連合司令部経由で日本政府に伝えられているようですからね。ミサイル恐怖症の政治屋にとっては・・・頭の痛い話ではないかと・・・可哀想に・・・軍事目標になると大変です。明治時代の政府高官連中も暗殺などに恐れて、夜は一人で居られないので、夜は料亭とかで恐怖を紛らわして居たとか・・・伊藤博文君も夜は飲んで倒れるように寝ていたとか・・・まさか、毎月の外遊は日本に居るのが怖いからかね?気になります・・・ちょっと日本を空け過ぎているような?米国の大統領は随員を1000人ぐらい連れての外遊ですから、事実上ホワイトハウスのサブセットを連れて歩いていますからね、赤坂のちっちゃな迎賓館には入りきれない・・・我が国の首相はどのくらいの人員を連れて歩いているのか?それが気になりますね。そうか、政府専用機ですから・・・貴賓室、夫人室、秘書官室(11席)、会議室(4席)、事務室(2席)、随行員室(12席+21席)、一般客席(89席)・・・なるほど35席しかないから随行は35人と会議は4人でという事ですね。そして一般客席89席にお気に入りの記者などが乗るのかね?2機で運用されるから・・・最大で2倍ですかね?

 とにかく、米日連合司令部ができれば、日本軍は米軍の直接指揮へ移行できるので・・・確かにシームレスですね・・・この形になれば、確かに日本が戦争も含めての積極的平和主義・・・というのを標榜してもOKになるか・・・この形の解決であれば米国は喜ぶわけですね。ドイツが背負わされたものか・・・日本を復興させて中国の影響力を排除する。再び日本がアジアを蹂躙することがないように歯止めをかける。日本を誰が守るのか。・・・ヘイスティングス・イスメイが生きていればこういうのでしょう・・・

 そうなれば、ミサイルの恐怖からも逃れられる事になるし・・・積極的平和主義をいくら叫んでも基本的には武力行使を行う際には米国の指揮下で行う事になるからOKか・・・日本は・・・既に大統領制の国ではないかと思われるのは、こんな所からですかね・・・どうやら、水面下では新たな軍事同盟が生まれているという事ですかね?まさか・・・国連軍の司令部が創設されようとしているのか?NATOが拡大される?だから、我が国の総理大臣が演説をしたのか?

 外遊は・・・パプアニューギニアの天然ガスの話は上手く行っているのか?それが気になりますが・・・200億円かパプアニューギニア政府の歳入は111億PGKね200億円は4.81億PGKか・・・しかし・・・我が国の借金はどうするんですかね?それからTPP・・・近頃報道が影を潜めているような?米国の国際戦略は明確なんですが・・・なんだかね?

 TPP関連は・・・米国とニュージーランドの間で事実上日本抜きの合意が決まったみたいな感じですから・・・TPP交渉から日本は外れて環太平洋の貿易の要地から外れる事になるのでしょう・・・既にインチョン国際空港がハブ港としての役割を東アジアで担っているような感じですから・・・気になりますね。しかし・・・何で海外への直行便は日本は成田と関空なんですかね?日本の地方空港からインチョンへ飛んでそれからサンフランシスコへのパターンが定着しているようなのでね・・・

 それと、今ちょっと気になっているのが・・・アメリカとインドネシアの関係です・・・この不思議な関係は?そのうちしっかり調査しないと・・・

 しかし、不思議なのは・・・我が国の総理が海外に出かけるたびに現れる・・・「集団的自衛権について・・・賛同と称賛の声」・・・これって、毎度のすり替えですね・・・共に平和のために努力しましょうって話ですから・・・これに賛同しないものは無い・・・ちょっと前は積極的平和主義だったのに・・・いつの間にか集団的自衛権にすり替わっている・・・結局は中国の海洋進出を牽制=武力闘争も視野に入れての脅迫ですよね・・・武力による脅迫は日本がやっているようにしか見えないが・・・地球儀を俯瞰する外交ってのは不思議な外交なのかも?

 多分、地球そのものではなく・・・地球儀なんでしょうね・・・そういえば、報道で「地球儀を俯瞰する外交」って文句も近頃は影をひそめていますね。なかなか、流行語を作るのは難しいようです。地球儀を眺めている割には大圏航路とか知らないようだし・・・眺めるにはそれなりの知識も必要・・・

2014.07.13

  

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