現在をうろうろ(2598)
日本貧窮者経済新聞
 北朝鮮の有機肥料の現状と報道と・・・?

 さて、楽しい事は無いかね?ん・・・北朝鮮の肥料事情が興味深いね・・・冬の北朝鮮で暗躍する「人糞ブローカー」登場 DailyNK Japan(デイリーNKジャパン) ふむ・・・なかなかエコじゃん・・・

新年を迎えた北朝鮮では、金正恩党委員長の新年の辞を学習する集まりや、その課題の貫徹を誓う政治集会が各地で開かれている。同時に「堆肥戦闘」、つまり「人糞集め」の大キャンペーンが繰り広げられている。

6日の労働新聞は、黄海南道(ファンヘナムド)、両江道(リャンガンド)、平安北道(ピョンアンブクト)など全国各地で、イルクン、労働党員、一般労働者が、都市で集めた人糞で堆肥を生産し、協同農場に送ったと大きく報じている。


 この時期にやる物でしょうね・・・下水道や浄化槽が普及する以前の昔の日本でも同じような事が行われていましたっけ・・・冬の大根の収穫時期、漬物のシーズン辺りで・・・農家が定期的に汲み取りをして回り、1年の屎尿代の代わりに大根を置いていくという奴が・・・北朝鮮で大々的な「都市堆肥」の生産・運搬キャンペーン DailyNK Japan(デイリーNKジャパン) 詳細はこれか・・・

主打撃前方の農業戦線に堆肥を集中輸送
黄海南道で
敬愛する最高指導者、金正恩同志は、次のようにおっしゃった。

「大きな勝利を達成し、革命の全盛期を大繁栄期につなげていくのは、偉大な首領様と偉大な将軍様の手の下に育ったわれわれの軍隊と人民の思想精神的特質であり、闘争気風です」

敬愛する最高指導者、金正恩同志の歴史的な新年の辞を血がたぎる心で抱き、新年の総攻撃戦に立ち上がった黄海南道のイルクンと党員と労働者が、必勝の気性を抱き、勇気百倍で、社会主義農村を力強く支援している。

 まあ、元気ですね・・・

総合された資料によると、新年の最初の戦いの一日で、数万トンの都市堆肥を社会主義農村に運ぶ成果を上げた。4日、全道が都市堆肥の輸送でぐつぐつと煮えたぎった。800台のトラック、トラクター、600台の牛車をはじめとする輸送手段が動員された。
道党委員会では、国の経済発展5カ年戦略の遂行において鍵となる意義を持つ意味のある今年の農業を画期的に発展させ、人民生活の向上においてより大きな前進を遂げる高い目標を立てて、道内のイルクンと党員と労働者を積極的に呼び起こした。

道党委員会の指導のもとに、道人民委員会、道農村経理委員会をはじめとする道級機関と勤労団体組織、工場、企業所、市、郡で、都市堆肥の輸送と、数多くの中小農機具を用意するための闘争が力強く行われた。

 黄海南道で800台の大型のトラックと600台の牛車ね・・・結構かき集める物だと・・・600頭の牛ですからね。なかなか凄いと思いますね。党幹部・党員・労働者を動員しての汲み取り大作戦ですね・・・

領導業績単位である碧城(ピョクソン)郡書院(ソウォン)協同農場、新院(シノン)郡新昌(シンチャン)協同農場、海州(ヘジュ)市、青丹(チョンダン)郡、白川(ペチョン)郡内の農場に向かった道党委員会の責任イルクンは、イルクンと農業労働者たちの中に入り、経済強国建設の主打撃前方である農業戦線で、科学農業熱風を起こし、多収穫運動を力強く展開することについての敬愛する元帥様の歴史的な新年の辞に提示された課題貫徹に、彼らを呼び起こす火線式政治事業を斬新に展開した。

 イルクンって、ある役割を持った人というぐらいの感じでしたっけ・・・幹部とか・・・まあ、都市から糞尿を運び出さないと溢れますからね・・・かつての東京でも1950年頃までは、鉄道で埼玉方面へ糞尿を輸送していましたからね・・・その後は東京湾への投棄ですね・・・利根川や江戸川などを往来していた高瀬舟などが使われていたようですね。

 昭和初期までは、日本でもしっかり人糞が取引されていますから・・・価値ある資源としてね・・・大便器と小便器が分かれているのも・・・小便で薄まっていない物の方が高価に取引されていたということのようですね・・・何で読んだんだっけ・・・長屋の生活に関するもの・・・大家の取り分が大で・・・

海州市党委員会と市人民委員会の責任イルクンは、都市堆肥を用意し輸送するための準備事業を事前に行うよう組織事業を行い、初戦闘の1日だけでも、3000トンの質のいい都市堆肥を複数の農場に送った。

 海州市ね・・・ここも、下水処理場は無いようですから・・・貯留施設はあるのかね?日本だって、下水道が普及するようになったのは、この30年ぐらいですからね・・・先進国の中では普及率が低く・・・水洗化率は高くなったが・・・バキュームカーが走り回りますからね・・・

この日、海州市では、道級、市級機関や工場、企業所で多くのイルクンと労働者が様々な運搬手段に都市堆肥を積み、周辺の農場に向かった。

安岳(アナク)郡と載寧(チェリョン)郡、白川郡、信川(シンチョン)郡、青丹郡をはじめとする郡でも、イルクンと労働者がこの日、都市堆肥運送戦闘に立ち上がり、愛国の玉の汗を捧げた。

道内のイルクンと労働者は、達成された成果に満足せず、社会主義農村により多くの都市堆肥を生産、輸送するために、さらに奮発している。

 概要は分かりましたね・・・日本で人糞を肥料に使わなくなったのはいつ頃ですかね?下水道の文化にまつわる講話|東京都小平市 〜日本のトイレ発達史〜 (3回目/全4回)|東京都小平市

(5)江戸時代のトイレ

 江戸時代になると、農村での屎尿の利用が全国的に定着し、屎尿と作物(米や野菜)を媒介とした、都市と農村を結ぶ「リサイクルの輪」ができあがりました。

 「屎尿をまけば作物がよくとれるので、農家はお金を払ってでも手に入れたかった」という状況の中で、やがて、屎尿を汲取って農家に売る業者が生まれてきました。

 屎尿は「廃棄物」ではなく、値段がついて取引きされる「有価物」となったのです。

 江戸の場合、長屋で大人20人の店子が生活していたとすると、共同の外トイレの屎尿を売り払って得られる収入は、1年間でおおむね1両から1両2分でした。一人前の大工の1ヶ月の収入が2両程度の時代にです。個人の家の場合は、野菜などとの現物交換が多かったようです。

 屎尿の代価は、江戸ではすべて大家のものでしたが、京都周辺では大便は大家のもの、小便は店子のものでした。関西では農家も小便を欲し、小便桶と大便所が別々に設置される場合が多かったようです。そのため、女性も小便桶に向って立って小便をしていました。


 これが、日本の伝統的な糞尿処理ですね・・・そして、昭和30年代までこういった伝統があったような?そして・・・清浄野菜・・・サラダが食える時代へ・・・生野菜を食べない伝統が消える・・・下肥を使わなくなったために可能になった・・・そういえば、学校からギョウチュウ検査は2015年の実施が最後・・・日本も随分と衛生的になったものですね。・・・最初の記事の続きは・・・

しかし、勇ましい報道とは異なり、人糞集めは誰も積極的にやろうとしない。地域や時期によって異なるが、1人あたり1トンから3トンもの人糞を集めることを要求され、達成できない場合は厳しく批判される。

 うそ・・・トイレがいっぱいになったらどうなるかね?毎年の恒例の行事だし・・・

与えられたノルマをこなすために、人糞争奪戦が起きる。人糞を盗られないために、寝ずの番をすることすらある。さらには、1月初めから4月中旬までの間、週に2〜3日、期間中30〜40日を人糞集めに費やすはめになる。そうすると、その分商売ができなくなってしまう。

そこで登場したのが「人糞ブローカー」だ。なにも実際に人糞のやり取りを行うわけではない。両江道のデイリーNK内部情報筋がその詳細を伝えた。

ブローカーは、農場の担当にワイロを渡した上で話をつけて「堆肥確認書」を発行してもらう。これを売るというのだ。これを提出すれば、人糞集めのノルマをこなした扱いとなる。


 人糞争奪戦・・・こりゃ、有価物だからだね・・・ノルマまで課せられる・・・便槽はいずれにせよ空にしなければならないですからね・・・北朝鮮は戦前の日本の制度を色濃く残していますから、トイレも・・・国立国会図書館デジタルコレクション - 市街地建築物法令要覽 45コマ ここに改良便所の解説がありますね・・・普通の家庭の3か月ごとに汲み取りで0.25立米程度の汲取り槽になっていますね・・・だから、1家庭当たり1トン程度が年間の汲取り量に相当するのかな

農場の反応もまんざらでもない。肥料にする人糞は得られない代わりに、現金収入が得られる。それで肥料を購入できるからだ。

農場の幹部は、ブローカーから受け取ったタバコ、酒、果物の一部は農場員に渡し、自分がすべき仕事をさせる。そして、テレビ、ダウンジャケット、現金などは自分の懐に入れるのだ。

人糞は、道内の恵山(へサン)や普天(ポチョン)の市場で、1トン10万北朝鮮ウォン(約1200円)、腐植土は5〜6万北朝鮮ウォン(約600〜720円)で購入できる。そこにブローカーに渡す報酬2万北朝鮮ウォン(約240円)、1万5000北朝鮮ウォン(約180円)を上乗せする。


 人糞はやはり有価物じゃん・・・堆肥確認書の発行とか・・・なんだか、普通の汲み取りの手順みたいだね・・・汲み取りの希望によって役所は汲取り受付票と汲取り票を発行して、汲取り票と料金領収券を人夫に交付、人夫はその票で汲取りを行い、領収券で料金を得る・・・国立国会図書館デジタルコレクション - 大阪市保健施設概要. 昭和7年7月 29コマ なんだかね・・・この記事で重なる部分が多くないかね?大阪の糞尿は仲買人の手を経て四国、中国又は京都府下の農家に販売せるも・・・役所が直接糞尿の卸をやるわけだし・・・

 まあ、御伽の国の北朝鮮の報道だから・・・なんだか、面白いね・・・日本にも人糞ブローカがいましたからね・・・糞みたいな歴史の知識があるので・・・楽しめてしまうわけです・・・国立国会図書館デジタルコレクション - 大阪市保健施設概要. 昭和7年7月 27コマ ここから沿革史が書かれていますね・・・なかなか興味深いね・・・北朝鮮の役所も、これに準じた扱いになっているのでは?さて、真実はどんなものやら?

2017.01.20

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの


 首相官邸ホームページ
 国会提出法案|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ
 銘柄一覧 日本取引所グループ

 聯合ニュース
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren


食べ物が・・・

 野菜ナビ

inserted by FC2 system