現在をうろうろ（2576） 北朝鮮のICBMの監視のために引っ張り出されたレーダーは・・・？ さて、何やら大きなレーダーが太平洋に常駐して、北朝鮮のミサイルを監視する任に当たるようですね・・・米軍、探知距離がTHAAD上回る海上配備レーダーで北ICBMに対抗-Chosun online 朝鮮日報 このレーダー、近頃はハワイにいるんじゃなかったかね・・・？ああ・・・21°22'17.1N 157°57'34.0W - Google マップ ここにいますね。  左の写真の奴ですね。海上配備Xバンドレーダー - Wikipedia こんな感じの奴ですね。51°51'22.1N 176°38'32.1W - Google マップ ここ、アリューシャン列島のアダック島が母港ということになっていますが・・・どうやら、入港することはまずないようですね・・・このあたりで哨戒任務に就くことになっているようですが・・・どうやら、ハワイにいることが多いようですね・・・ まあ、本気の哨戒任務に就くなら、同型の奴がいくつかあっても良いはずですが・・・なんとなく、通常は、ハワイのミサイル実験場での観測に使われるいつのではないかとね・・・従って、実力はあるが、実用性は あまり無いということではないかと・・・  それに、このレーダーの所属は軍事海上輸送司令部じゃなかったっけ？Military Sealift Command ほい、確認・・・ここの艦艇リストに入っていますね・・・ したがって、こいつは軍が動かしているというより・・・運用は、民間の委託業者が動かしているということになりますかね・・・実験的な兵器システムの域を出ないものということですかね・・・ このレーダーの探知範囲は英語版のWikiでは2000ｋｍ；1200マイルとなっていますね。さて、記事を眺めるか・・・ 北朝鮮による大陸間弾道ミサイル（ICBM）など長距離ミサイルの発射を監視するため、米国防総省が「海上配備Xバンドレーダー」（SBX）＝写真＝を投入するという。CNNテレビが11日（現地時間）、匿名の国防総省関係者の話を引用して報じた。 まあ、宇宙空間を飛ぶ物体の探知を行える・・・高度2000ｋｍ程までの探知能力がある・・・ということですね。 北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）委員長は今月1日の新年の演説で「ICBMの試射が最終段階に差し掛かった」と主張したが、今回の米国の動きは、これに対する最初の軍事的対応だ。SBXのレーダーは最大探知距離が4800キロに達し、沖縄近海からでも韓半島（朝鮮半島）全域はもちろん、中国のほとんどの地域を監視できる。 どうして、いつまでたっても、地球は平らだと思っているのかね？このレーダーは高度1000ｋｍを超える宇宙空間を飛ぶ飛行体を探知するものだということが・・・探知距離が5000ｋｍっていったって・・・XバンドつまりSHF波ですからね・・・9GHｚ帯の電波なので地平線の彼方の地表を探知することができない・・・  アメリカ本土を狙うミサイルの迎撃で、この名目上の母港のアダック島の辺りに配備する理由は・・・北朝鮮のミサイルじゃないね・・・この位置を抜けるのは・・・左の写真のように・・・海南島の辺りから西海岸を狙うミサイルということになりますからね・・・まあ、北朝鮮からのも探知できないわけではないですが・・・そうだ、立体的に見りゃいいね・・・  地球は丸いので・・・アダック島から探知したとして・・・右の写真の黄色の線が探知できる下限ですね・・・この波長の電波は、ほぼ光と同じですからね・・・それに、地上近くは、地表や海面からの反射波などが出るから、水平線近くの探知はできない・・・よって・・・沖縄近海からでも韓半島（朝鮮半島）全域はもちろん、中国のほとんどの地域を監視・・・することはできないし、その目的のレーダーではないということですね。 ちゃんと、物理法則はレーダーの目的を教えてくれますからね・・・ 在韓米軍に配備される高高度防衛ミサイル（THAAD）のレーダーの有効探知距離が600−800キロ（最大探知距離1000キロ未満）なのに比べ、SBXはずっと長い。THAADのレーダーも、SBXと同じタイプのXバンドレーダーだ。ミサイルの探知に活用するという点も変わらない。中国側は「米国がTHAADのレーダーを韓半島に配備するのは、中国全域を監視するため」と主張している。 中国全域ではないですね・・・THAADのレーダーの性能からすると・・・釜山防衛でしょうね・・・リンクでつながっているイージス艦による迎撃を可能とするように・・・ということでは・・・？  グアム島のTHAADの配備は左のような感じで、グアム島を守っている・・・ しかし中国を監視するのが米国の目的ならば、あえてこうした非難を甘受する必要はなく、公海上にこうした海上レーダーを配備すれば済む。米国側は「韓国に配備するTHAADのレーダーは、北朝鮮のミサイルによる韓国攻撃に備えるためのもの。探知距離も中国にどうにか届くという程度の、終末段階における迎撃用」とコメントしている。 THAADミサイルシステムは・・・射程は200km、高度は100kmぐらいでの迎撃ですから・・・戦域高高度防衛ミサイルですから・・・13°37'26.4N 144°52'02.2E - Google マップ グアムだと・・・この周辺しか守れませんからね。従って、アメリカ様は空母を釜山へ持って行きたいのかね？それで、偉大なる安倍晋三閣下がビビっているとか？艦載機は岩国だし・・・それ以外にTHAADをあのゴルフ場に設置する意味が見えないですからね・・・36°03'00.9N 128°13'32.9E - Google マップ ここが配備予定地のようですからね・・・ このため専門家らは「これをよく理解している中国がTHAADを問題にするのは、韓国を手なずけるためだと考えるべき」と分析している。金載千（キム・ジェチョン）西江大学教授は「中国がSBXについては何も言わずTHAADばかり問題視するのは、大国らしからぬ行動」と語った。 これは違うのでは？公海上で何をしようが、それは仕方ないが・・・韓国領内で中国に対抗するのは問題ではないか？ということでは・・・さて、ミサイル防衛はなかなか難しいね。まあ、戦争が好きな偉大なる安倍晋三閣下を困らせるための米軍の再編かもしれませんし・・・横須賀から空母の配備を釜山に移すなんって面白いかも？ミサイル恐怖症の偉大なる安倍晋三閣下はどうするかね？父祖の地に戻りたくなるかもね・・・ ただ、北朝鮮の脅威を考えるなら、空母を釜山へは戦略的には正しい選択のような気がしますがね・・・中国の牽制のためにも・・・海南島の基地へも強襲揚陸艦を出せるでしょうからね・・・ CNNは今回、レーダーの正確な配置先については明らかにしなかった。一部メディアは、母港ハワイの北から出港して、アラスカに至る中間地点に配置される可能性を取り上げた。韓国軍の消息筋は「SBXは、昨年10月と2012年にも西太平洋に数回配置され、北朝鮮の長距離ミサイル発射を監視したことがある」と語った。一部では、東海（日本海）に配置する可能性も取り上げているが、韓国軍の消息筋は「このレーダーの探知距離は極めて長いので、強いて東海に配置する必要はない。（母港の）ハワイから日本に近い西太平洋へ移動し、北朝鮮のミサイル発射を監視する可能性がある」と語った。北朝鮮が、東倉里試験場から西海（黄海）を経てフィリピン上空に向かうルートで長距離ミサイルを発射する場合は西太平洋が、東海を経て日本列島上空を通過し北太平洋に向かうルートで発射する場合はアラスカ付近が、それぞれ探知・追跡に有利と評価されている。 宇宙空間を飛ぶ物体をとらえるためだから・・・弾道の下へ配備するだけでしょうね。日本海への配備はあまり意味が無いね・・・ SBXは、およそ4800キロ離れた野球ボール大の物体を識別できるほど優れた「目」を誇る。こんなことが可能な理由は、波長2.5センチ程度という短い周波数の電波（Xバンド）を利用し、強力な発電装置で遠くまで送信しているからだ。レーダーの電波の波長が短ければ短いほど、物体を精密に識別することができ、Xバンドレーダーは解像度も高い。 短い波長の電波は可視光線に近いですから・・・地平線の上・・・しかも、かなり高いところからでしか、地面からの反射で識別が困難になりますからね・・・しかし、このサイズのものからの反射波の強度はどのくらいになるかね？特に球体だと・・・戻ってくる電波は・・・？野球ボールか・・・ちょっと無理じゃないかね？受信機の熱ノイズに埋もれるのでは・・・？ このレーダーは、本土などに飛来する敵の弾道ミサイルを迎撃するために米国が開発しているミサイル防衛（MD）システムの中心的な装備だ。敵の弾道ミサイルの飛来を数千キロ先で探知し、迎撃ミサイル基地に伝え、正確に撃墜できるよう手助けする。 中心的な装備とはいいがたいと思いますがね・・・63°57'22.6N 145°44'04.6W - Google マップ 迎撃はここのミサイルということになるでしょうが・・・間に合わせ的に展開するだけの装備のような感じですからね・・・ なんとなく・・・洋上ではその実力を十分に発揮できるのやら？この巨体でも揺れますからね・・・完全に固定されていれば理論値通りに近い探知ができるでしょうが・・・5000ｋｍの往復だと100分の3秒ぐらいかかりますから・・・2.5cmがどれくらいぶれるやら？まあ2000km程度の探知が無難な気がしますがね・・・なぜか、レーダーの性能だけが独り歩きしているような・・・？ まあ、全面核戦争も面白いかもしれないしね・・・殺し合いが好きな人間もいますからね・・・私も楽しむことにしましたから・・・価値観の転換など簡単ですから・・・ 2017.01.13 |
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