現在をうろうろ(250)

 中国の航空母艦と艦載機訓練基地・・・

 中国の航空母艦「遼寧」がちょっと気になります。日本には空母は無いのでね。そして、これが東シナ海を遊弋するようになると・・・なかなか厄介ですからね。どんな陣形を取って航行するのかとか・・・ミサイル駆逐艦や対潜ヘリなどを搭載した巡洋艦のようなものを御供に出てくると・・・ちょっと攻撃しにくい・・・

 とりあえず母港は分かりましたが、どうやら、あと2隻ぐらい建造するとか噂が流れているようです。そうなると訓練基地が必要になるというわけで情報を集めると・・・

 右の写真の空母を陸上に模した、基地が出てきました。

 左の写真のようなものを設置した空軍基地がね・・・空母のアウトラインが黄色のペイントで描かれ、滑走台がありますね。

 私はてっきりスチームカタパルトかと思っていましたが、ジャンプ台で飛んでいる事が判明・・・しばらくはこのタイプの空母を建造するとかそんな噂もあるようです。

 基地は渤海湾に面していて、その座標は・・・

 40°30'02.01" N 120°39'25.86" E ここですね。そして基地の全体像は右のようなものです。

 発艦・着艦用のスペースが2組あります・・・風向によって使い分けでしょうね。

 右の写真の左側の方の拡大写真が左のものです。

 ここで、艦載機の訓練を行い・・・北海艦隊・東海艦隊・南海艦隊の3艦隊に1隻ずつの空母を配備するような感じですかね?

 さて、中国には大型のスチームタービンが無いとか噂されていてますが・・・これで、空母を建造する技術が無いとか・・・果たしてどうなのやら?別に、スチームタービンでなくても・・・ターボ・エレクトリック方式ってのもあるし・・・基本的に、東シナ海・南シナ海の制空を担えば良いと考えればね。ターボ・エレクトリック方式の空母は・・・ちょっと古いですが・・・米国海軍のレキシントン級航空母艦が3万3千トンでしたね・・・中国は、この方式の原潜を製造しているはずですから技術はあるはずですね。この漢型潜水艦の主機は・・・加圧水型軽水炉1基(90MW)、蒸気タービン2基(12,000馬力)、1軸推進という噂ですから・・・これを4機乗せれば・・・48000馬力程になるから・・・問題ないですね。

 それに、黄海・東シナ海・南シナ海を作戦海域とすれば、基地から800km程の進出ですから・・・20ノットでも1日で進出できる距離でしょうから・・・地域戦略としてはこれで良いのではないかと・・・原子力空母にする必要も無い・・・高速ジーゼル
で十分かね?と思うのは・・・艦載機の詳細が分かってきたからで・・・

 艦載機の地上発艦・着艦訓練ができるという事は・・・静止した航空母艦からも離着陸が可能という事ですから・・・速力を無視しする事ができる事になりますから・・・事実上、航空母艦など・・・タンカー改造でも良い事になるとか?浮かぶ空軍基地という割り切った使い方をするのなら、それでも良い事になる?

 従って・・・空母は単なるバージでも良い事になるから・・・やはり、空母の搭載機が問題ですね。配備されている搭載機は右のようなやつです。

 この艦載機は・・・J-15と呼ばれていて、瀋陽飛機工業集団と601研究所の共同開発とか・・・当面の中国の戦略が黄海・東シナ海・南シナ海のシーレーン防衛というのであれば・・・空母などどんなものでも良いという事になりますかね?そして、この艦載機は上の陸上基地での訓練からするとジャンプ台があれば、カタパルトなしで100mの滑走で離陸でき、着艦はアレスティング・ワイヤを併用して180mという事になりますから・・・私なんかが、制海・制空用の空母を設計したら・・・

タンカーの上に・・・こんな珍妙なものを考えてしまいますからね・・・敵の機動部隊から400km程度離れた場所ならこんなもので良いのでは?どうせ元はタンカーだし・・・ただ、注排水区画は細かく分け、基本的には不沈化処理を施した区画を増やしてやるか・・・最低限度の事をして・・・安く・・・艦対空ミサイルを山ほど積んで補給基地にも使える程度の在庫を抱えるとか・・・

 だって・・・陸上基地でのこの艦載機の離陸の様子は右の写真のようなんですから・・・多分、搭載兵器が少ないのでしょうが、それでも、離陸時の沈み込みが無いのでね・・・静止した状態でも運用可能・・・そりゃ、近頃の戦闘機は垂直上昇ができるようなものがありますから・・・第二次世界大戦までの空母の運用とはまるで違った運用方法があるという事になると思うのでね。

 見敵必沈程度の装甲・対空火器の空母で、速力だって20ノットも出ればよいとか・・・やばくなったら、艦載機は空中退避とか・・・それでも良いのですからね。乗組員は高速艇で退避?いや・・・航空機で逃げちゃう・・・自動操舵で適当に回避、対空射撃をしながら自力で逃げてくる空母とか・・・

 どうせ、この手の兵器は、実戦に使われる事は極めて稀な存在ですから・・・馬鹿にされるのを前提に作ってしまったら・・・そして、艦載機が2本の滑走路を使って80機程度を運用したら・・・ちょっと馬鹿にはできないですからね・・・空母などは・・・航空機運搬船で、それに滑走路が付いていれば良いとか・・・それでも搭載力によっては砲艦外交だってできるはずですからね。空母の攻撃・防御力の主役は航空機で、空母はその御伴ですから・・・御伴が立派である必要はない・・・なんってね。安い空母なら・・・浅瀬に擱坐させて・・・固定基地に化けるとか・・・水平を取れるような道具立てが必要ですが・・・甲板がジャッキで水平になるように調整できるとか・・・不沈空母・・・

 空母もある意味見栄ですかね?

2014.06.27

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)

 産経ニュース検索 世界読解
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 寄り付き前の外資系証券会社経由の注文状況

 Chinese Military Review













inserted by FC2 system