現在をうろうろ(2482)
日本貧窮者経済新聞
 プーチン大統領インタービューだって・・・?(3)

 さて、プーチン露大統領インタビューの全文<1> 政治 読売新聞(YOMIURI ONLINE) これの続きですね・・・

 ――1956年の共同宣言をベースにということを言った。2000年も含めて、多くの首相、ロシアの大統領が協議を重ねてきた。今の安倍首相も4島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結するという立場だと認識をしている。そして、大統領と安倍首相の間ではこの1年以上、かなり精力的に議論が行われたと理解している。特に、昨年の秋のニューヨークから始まって、その時は10分だと思うが、今年になってからもソチ、ウラジオストク、リマで、2人だけの会談を重ねてきた。私たちがカウントすると、その時間だけで2時間15分になる。現在、この領土の問題を解決して、今度の首脳会談で平和条約の締結にまで持って行くということは現段階で見通すことができないと考えていいのか。

 プーチン もちろん、平和条約締結をめざしている。もちろん、そうした結果をめざしている。しかし、あなたは共同宣言に触れたが、日本のせいで交渉が中断した。日本のパートナーが求めたので、我々は2000年に再び共同宣言に基づき、平和条約締結をめざすことにした。

 共同宣言には2島について書かれている。だが、(あなたは)4島の問題について言及した。つまり、共同宣言の枠を超えた。これはまったく別の話で、別の問題提起だ。

 明確だね・・・2000年の・・・日ソ共同宣言 - Wikipedia これによれば・・・

その後、(平和条約締結後に歯舞群島・色丹島を日本へ引き渡すことを明記した)日ソ共同宣言は、1993年のボリス・エリツィン大統領来日時に「日ソ間の全ての国際約束が日露間でも引き続き適用される」ということが確認され(東京宣言)、2000年にはウラジーミル・プーチン大統領が来日時に「56年宣言(日ソ共同宣言)は有効であると考える」と発言した。2001年に両国が発表した「イルクーツク声明」では日ソ共同宣言の法的有効性が文書で確認されている。

 この一連の流れですね・・・にもかかわらず・・・だが、(あなたは)4島の問題について言及した。つまり、共同宣言の枠を超えた。これはまったく別の話で、別の問題提起だ。・・・日本では世論が4島一括返還で塗り固められていて、それが期待されている・・・なんだか、嘘つき君がいるようですね・・・2時間15分の内容がどうやら・・・報道が流したものとは内容が著しく異なるということではないかと・・・真面目に偉大なる安倍晋三閣下は交渉をしているのかね?言うべきことを言っているような雰囲気ではないね・・・4島と言った瞬間・・・別の問題提起だ・・・このパターンなのですからね。

 私は日本、日本文化、柔道などの日本のスポーツが大好きだ。しかし、私はロシアの方がもっと好きだと言っても、みなさんを侮辱することにはならない。私はロシアの、安倍首相は日本の国益の観点から交渉する。

 ああ、共同宣言の履行ということになりますね・・・既に決まったことで・・・署名されただけではなく、ソ連の議会であった最高会議と日本の国会によって批准された。あとは、この線にしたがって平和条約、2島の返還・・・これしか無いね。

 私たちは妥協点を見出さなければならない。第2次大戦という20世紀の恐るべき悲劇の結果は、しかるべき国際的な文書によって確定していることを理解しなければならない。第2次大戦の結果として成立した国際法の基礎を崩さず、論争をどうやって解決するかはとても難しいことだ。

 問題点は・・・しかし、その後、日本側は共同宣言を履行しないと発表した。・・・これですね。ロシアの一般認識では・・・その後、しかし、日本側は米国の圧力の下で署名を拒否・・・4島に固執することになる・・・

 だから、我々の交渉の進展や結果について、予測することはできない。今、我々が話していることは、70年前の出来事から引き継いでいることだ。いずれにしても、70年にわたり、我々は平和条約の締結問題を含めて、対話を進めてきた。

 ロシア側の問題ではないから・・・予測することはできない。ということになりますね。ロシア側は、平和条約、そして2島の返還・・・この道しかない!と明瞭に述べているわけですからね・・・そして、これは・・・署名されただけではなく、ソ連の議会であった最高会議と日本の国会によって批准された ものだから・・・第2次大戦の結果として成立した国際法の基礎・・・これって、1975年のヘルシンキ宣言かね?まあ、ナチの台頭ってのが共産主義との闘争の中で生まれて、東方の征服・・・を予定していたが、英仏の離反・・・ポーランド侵攻の結果ですね・・・東部総合計画 - Wikipedia これがベースですね。東方生存圏 - Wikipedia この考えに基づく・・・基本的には、西欧とロシアの対立・・・第二次世界大戦の終結後も、基本的に・・・この線で東西冷戦が・・・その終結が・・・ヘルシンキ宣言 (全欧安全保障協力会議) - Wikipedia これで、欧州安全保障協力機構の概要 | 外務省

【ヘルシンキ最終文書の主要点】
1)欧州における安全保障に関する諸問題(「第1バスケット」)
・加盟国の相互関係を律する諸問題(主権平等、武力行使または武力による威嚇の禁止、国境不可侵、領土保全、紛争の平和的解決、内政不干渉、人権並びに基本的自由の尊重、民族の平等及び自決、国家間の協力、国際法上の義務の誠実な履行
・安全保障(軍事演習の事前通告及び軍事演習へのオブザーバー相互交換等の信頼醸成措置)
2)経済、科学技術及び環境の分野における協力(「第2バスケット」)
3)人道及びその他の分野における協力(「第3バスケット」)
・人的接触(離散家族の再会、異なる国の市民との結婚等)
・情報(新聞等の刊行物の配布、ジャーナリストのビザ取得等)
・文化協力と交流


 これですね・・・問題は・・・国境は1975年時点の実効支配に決した・・・

 安倍首相の故郷を訪れる中で、この問題をどうやって解決できるか、はっきりと理解できるようになりたい。そうなれば、とてもうれしい。チャンスはあるのだろうか。おそらく、いつもある。なければ、話し合うことはなにもない。これらのチャンスがどれくらい大きなものなのか、今は言えない。それは我々のパートナー(日本)の柔軟性にかかっている。

 さて・・・それは我々のパートナー(日本)の柔軟性にかかっている・・・これだけの話ですね。お馬鹿な弱虫の政治屋君は何を話すのかね?

 ――1956年の共同宣言から60年たった。プーチン大統領の国内的な政治基盤は非常に強固だ。80%以上の人の支持を集めている。安倍首相も、強い政権基盤を持っている。私たちの世論調査でも、50%を超える人の支持を得ている。日本国民の側の理解だが、世論調査を見ると、かつては4島一括返還でないといけないという声が大きかったが、最近では2島先行返還でもいいという人の声も大きくなってきた。今はまさに三つの要素がそろったジャストタイミングだと思う。大統領は、これだけの条件が揃いながらも、前に進むことが困難な状況だという認識なのか。

 支持率の問題ではないですからね・・・署名されただけではなく、ソ連の議会であった最高会議と日本の国会によって批准された 事柄の誠実な履行なのでしょうが・・・

 プーチン そうだ。おっしゃる通りだ。安倍首相も私も国内の支持率はかなり高い。しかし、私にその信頼を乱用する権利がないと考えている。

 見いだすことができるどんな解決策もロシアの国益に合致しなければならない。しかし、我が国の国益のリストには日本との関係正常化が含まれていて、それは最後の項目ではない。

 これが解決のために提案された総合的な対策だ。両国間の関係の正常化に関する対策だ。その後、どのように進むのかという重要な課題のパッケージだ。それは討議され、決断されなければならない。ただし、その解決策は実務的なものであるべきだ。

 実務的なものに関しては・・・どうなるのかね?まずは、平和条約を締結・・・その後・・・ロシアと真の友になるには?結局は、アメリカ様との関係が問題になるようですね・・・日米安全保障条約・・・日ソ共同宣言 - Wikipedia 1960年、岸信介内閣が日米安全保障条約改定を行った事に対してソ連が反発し、歯舞群島と色丹島の返還(ソ連側は「両国間の友好関係に基づいた、本来ソ連領である同地域の引き渡し」と主張)を撤回したため、両国の政治的関係は再び冷却した。・・・日本は未だに、冷戦下にあるみたいですからね・・・結局、本気の外交をやってこなかったためでは・・・すべて、先送りしてきただけ。国民に対して話が無いですからね・・・だから、何事も終わらない・・・

 例えば、私は首相と一緒に両国、両国民の間の友好と信頼の雰囲気作りについてよく話し合ってきた。これは正しいことだと思う。

 その信頼を基礎として、平和条約締結への準備について合意すべきだ。それは、例えば、南クリル諸島(北方領土)における大規模な共同経済活動の結果として達成することができるかもしれない。

 また純粋に、人道的な問題を解決することによって達成できるかもしれない。例えば、南クリル諸島の元島民がビザなしで昔の居住地を訪ね、墓参りをし、故郷を訪れることなどだ。

 それは我々が検討し、一つ一つ解決する大きな問題のパッケージだ。2000年に交渉が再開された後、我々は平和条約の締結に向けた交渉を拒否したことはない。

 しかし、数年前に、日本が一方的にその交渉を中断して、我々との接触を断った。我々が日本との接触をやめたのではない。

 日本側が我々との接触を拒否した。これが第一だ。第二は、日本はロシアに対する制裁に加わった。制裁を受けたまま、経済関係をより高いレベルに進展させることができるのだろうか。私は今、日本は何ができたか、何をするべきだったかと評価したくない。それは私ではなく、日本の指導部のやるべきことだ。

 しかし、日本が(米国との)同盟で負う義務の枠内で、露日の合意がどれぐらい実現できるのか見極めなければならない。日本はどの程度、独自に物事を決められるのか。我々は何を期待できるのか。最終的にどのような結果にたどり着けるのか。

 それはとても難しい問題だ。今おっしゃった通り、明らかに前向きな前提があるにもかかわらず、その前提は確かにあるのだが、我々は今すぐ最終的な合意を達成できると100%確信を持って言えるのだろうか。わからない。これはまだ、真剣な検討が必要な問題だ。でも、我々は本当にそうした結果を目指している。


 非常に明確じゃないかね。誰かさんのわけのわからない話と違ってね・・・都合が悪くなると逃げちゃう弱虫な日本じゃないかね?日本が(米国との)同盟で負う義務の枠内で、露日の合意がどれぐらい実現できるのか見極めなければならない。日本はどの程度、独自に物事を決められるのか。我々は何を期待できるのか。最終的にどのような結果にたどり着けるのか。・・・結局は日本が外交自主権を有していないだけの話のようですね。

 長くなったから一旦切るとしましょう・・・

2016.12.15

  

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