現在をうろうろ(245)

 戦闘機のタイヤと・・・日本の総合技術力は?

 戦闘機のタイヤ関連で調べていたら・・・戦闘機の生産技術基盤について・・・なんって、平成21年のものを見かけました・・・戦闘機の生産技術基盤について - Google 検索 ちょっとリンク元が不明なんで検索したものを掲げておきましょう・・・どうやら、これは深刻な問題のようで、関連する文書が検索の中に現れてきます・・・

 戦後の航空機産業の話が前半にありますが・・・国策として、中長期的・戦略的維持育成が必要とかありますね。この語の使い方は流行りなのか?国策として・・・戦略的・・・・というやつ。戦略か・・・何でも国策と戦略をつければよいのかね?国策は国益に則って行われれうのだから・・・国益という意味不明な概念が気になるのですがね?国益って名詞ですが・・・中身が実はないような気がしますね・・・平和によって得られる国益、戦争によって得られる国益、経済の発展による国益、国益を増進するために?国益って、立派な名前ですが・・・国益の中身は時代や人によって捉え方によって決まりますから・・・多分、私が考える国益の輪郭と、現在の政府が考える国益の輪郭がまるで違うのではないかと思われます・・・

 私が考える国益の輪郭は・・・まずは、平和であること、平和を愛している事、戦争はしたくない・・・まわりの国が安心して取引してくれる国、共栄・・・日本のやり方はおかしい・・・これでは人が集まりませんからね。昔、我が国は共栄の名で無茶をしましたから・・・まだ、政府はちょっとおかしいが、商売相手としては問題ないし・・・日本の国債は日本人が持ってるだけで、対外的にはドルで決済してくれているし・・・外貨準備は米国債で運用しているから安心・・・という感じですかね?これがいつまで続くのやら?現状からすると・・・商人たちは日本から資産を海外に移転させるのに熱心ですからね。この国は・・・本当に空洞化が進んでいるような感じです。

 おっと・・・戦闘機の話でした・・・しかし、戦闘機に関しても基本は経済基盤と工業力の問題ですから・・・さて・・・

 気になるのは・・・戦闘機生産技術基盤の構造で示されている内容ですね。ここでの結論は・・・先行き不透明感から撤退企業増加⇒基盤の裾野は崩壊の危機・・・と記されていますが、多分現実問題としては・・・市場規模が小さすぎるのと・・・戦闘機の開発サイクルが長すぎるのではないかと・・・昔は軍需が最先端の技術を要求しているはずなんですが・・・近頃は民需の方がサイクルが短く、最先端が軍需ではないのでは?そんな気がしますね・・・戦闘機のタイヤに関してチェックしていたのに撤退を表明しているメーカーに戦闘機用タイヤとありますから・・・このX社はどこかね?

 という事で・・・戦闘機用のタイヤは国産品は無くなるという事になるのか?それとも、国際標準品を使うだけで良いので、軍用機開発に名を連ねる必要が無いという事なのですかね?この辺が微妙な気がします。さて、どちらなのか?気になりますね・・・ちょっと気になるのは・・・ここで示されている製造業者のヒエラルキーですね。トップに三菱重工があって・・・これから抜ける企業が増え始めている・・・市場規模が小さすぎるのと、開発サイクルが長すぎるからやる気が無いと私は妄想するので・・・何で食うのか?というわけで・・・三菱重工の航空機のもう一つの民生用のMRJ=(Mitsubishi Regional Jet ってやつに興味がわくわけですね・・・三菱リージョナルジェット・・・YS-11以来の小型旅客機・・・多分、軍用機よりも予算的な物や経済性など多くのハードルを備えている機体の方が・・・そして、販売上の・・・世界に売れる航空機・・・ガラパゴス航空機は不要という戦略なのではないかと・・・日本独自など魅力が無いという事なのでしょう・・・

 まあ、日本の技術は小さなものに多くのものを詰め込むのが得意ですから・・・機体と内装を日本の技術で・・・航法装置・エンジンなどは世界標準のものを組み込まば早い開発ができるような気がしますが・・・ああ、正解!航法装置はロックウェル・コリンズのものを使う予定ですね。

 装備品一覧がWikiにありますね・・・
 油圧システム:米国パーカー・エアロスペース社
 電源・空調・補助動力(APU)・燃料タンク防爆・高揚力装置・防火の各システム:米国ハミルトン・サンドストランド社
 フライト・コントロールシステム:米国ロックウェル・コリンズ社および日本のナブテスコ株式会社
 降着システム:住友精密工業

 国際分業の時代ですから・・・今更、戦闘機などばかばかしくてやってられないという感じですかね?それとも三菱は国産品を使ってくれないと日本の企業が嘆いているのか?・・・というわけで、MRJのニュースをチェックすると・・・三菱航空機と三菱重工業は6月17日、次世代リージョナルジェット機「MRJ」飛行試験初号機の主翼と胴体を結合したと発表した・・・米国のスピリットからエンジンと主翼を結合するパイロンを、米国のプラット・アンド・ホイットニーから大幅な燃費低減を実現する最新鋭エンジンPure Power PW1200Gを受領している・・・部品は揃ったようですね。さて、こういった事業形態が中心になると・・・どうやらガラパゴス戦闘機に食指は動かないという事になるのか?

 さて・・・戦闘機の方は・・・戦闘機生産技術基盤の運用支援貢献例には・・・何と1971年に導入したF-4EJは米空軍では1996年に退役したが・・・航空自衛隊では現在も現役・・・国内生産技術基盤の存在によって、米軍運用終了後も運用継続が可能・・・これって自慢できるのか?まあ、延命修理・・・う・・・昔の自動車みたいな話・・・優秀な板金屋が・・・エアコン内の腐食、空気取り入れ口の腐食、主翼内の割れ、ヒンジの摩耗・・・わ!私の1997年に廃車した丸目の117クーペを思い出しますね。ドア下の腐食の穴、メンバーの割れ、ドアヒンジの摩耗・・・最後は旅行先でエンジンのタイミングチェーンが切れて廃車を余儀なくされた・・・

 はあ・・・バルクヘッド他が損傷・・・・中/後胴切り離しとバルクヘッド交換・・・通常、定期修理では行わない作業・・・普通はしないだろ・・・昔々見たVWゴルフ・・・全塗装するとかでペイントを剥がしたら前が青、後が赤の塗色が出て大笑い・・・大規模・複雑修理には国内生産技術基盤が必要・・・う・・・分かるけどね。

 航空戦力の確保は高い可動率により達成されるけど・・・車だと新車を買って、値段の下がらないうちに売り飛ばして買い替える・・・私は貧乏だから、中古車を直し直し、中古車としての価格が無くなっても乗りますから・・・訂正、乗るしかない・・・高い可動率の確保には国内生産技術基盤の存在が不可欠・・・これもわかります。私も技術力を向上させることで、車を無理やり動かしている部分がありますね。いま乗っている車のエアコンのラジエーターの電動ファンは殺してあります・・・シャフトが何かを噛んで曲がって良く回らずヒューズが飛ぶ、するとコンプレッサーの電動クラッチも死ぬので・・・ファンだけ殺して、停車中にはエアコンは使わないという運用ですからね・・・知識と技術は稼働率を高める・・・生産技術基盤の中核は、熟練工と高いシステムインテグレーション能力を有する技術者か・・・自動車だと、自分にそういった能力が無ければ金で解決できますが・・・金もないので技術を維持しなければならなくなる・・・そろそろ解体屋へ行って電動ファンを買って来るか・・・

 熟練工と高いシステムインテグレーション能力を有する技術者の散逸は、現在の部隊運用支援及び将来の戦闘機開発に支障をきたす・・・危機感は分かりますが・・・どうなるのか?まさか我が国の首相はF-4の退役前に戦争を始めたいのかね?気になります・・・しかし、既に何でも国産の時代は終わっているという事なのではないかと・・・だから、諸国は仲良くしなければならないのに・・・経済や技術の話なら私には良くわかるのに、政治屋の言う話は私にはちっともわからない・・・きっと、頭がおかしいのは私なんだろうね?もっと私にも理解ができる話をする政治家が現れないかな・・・

2014.06.26

  

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