現在をうろうろ(2292)
日本貧窮者経済新聞
 地球儀を眺めて、パリ協定が批准できないのか・・・?(2)

 前回の続きで・・・特集ワイド:続報真相 これが「地球儀俯瞰外交」? 「パリ協定」批准遅れ、締約国初会合に間に合わず - 毎日新聞 どうも、単に「日本らしい日本」が幼いだけみたいな気がしますが・・・

 外交ジャーナリストの手嶋龍一さんは「環境問題は安全保障と同様に外交の最重要テーマ。米中の動きにノーマークだったことを含め、一連の対応は日本の認識の甘さ、戦略的思考のなさを世界にさらした。まさに『外交敗戦』です」とため息をつく。

 外務省は頑張っても・・・それを動かす頭脳の部分が・・・ただの馬鹿ですから・・・それは・・・平成28年4月6日 第50回 国家公務員合同初任研修開講式 安倍内閣総理大臣訓示 平成28年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ 信じられないことですが、この前は、霞が関ではなく、地方へ見に行って現場から情報収集でしたからね・・・国内は、国会に送り込んだ代表者がその役割を担うはず・・・山口県第4区の夢や希望は偉大なる安倍晋三閣下を通じて国会で議論されて方が作られて、それを霞が関に役人が実行すると思っていたのですが、違うらしいし・・・今年は・・・

 皆さんがこれから立ち向かう課題は、少子高齢化もそうでありますが、最初から模範解答などありません。参考にするような教科書も存在しません。皆さんなりの「答え」を、「現場」で見つけてもらいたいと思います。
 さらに、グローバル化が進む現代において、皆さんの「現場」は、もはや、日本国内にとどまりません。内向きな発想は、捨ててもらわなければなりません。
 
広い世界へ飛び出し、世界の人々と交わりながら、日本が進むべき針路を見定めてほしい。いかなる困難な課題にも、敢然と挑戦し、しっかりと「答え」を出して行ってもらいたいと思います。もちろん、「答え」を出すためには、判断が必要です。困難な判断もあるでしょう。その困難な判断を出すことができるようになるまで、皆さんもしっかりと研鑽を積んで行ってもらいたいと思います。

 これって?官僚が判断するのかね?判断をするのは行政府の長とその取り巻きじゃないのかね?政府の判断や指示によって手足のようにこき使われるのが官僚であると、私は認識していたのだが・・・日本では違うようですね・・・

 問題はまだある。5月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で、日本が議長国としてまとめた首脳宣言との言行不一致だ。宣言では「パリ協定の年内発効を目指す」とうたっていた。国会の代表メンバーとしてCOP21の関連会議に出席した共産党の倉林明子参院議員は「宣言しておきながら『年内発効は無理』と高をくくっていたのだろう」と批判する。

 議長国っていったって・・・原稿を読んだだけでしょうから・・・本当に、伊勢志摩サミットの内容は無かったような感じですからね・・・未だに伊勢志摩サミット関連のニュースをチェックしていますが・・・名議長ぶりの話など世界のどこにも存在しない・・・これって、凄いね・・・毎年自慢話があるのに、今年は無いですからね・・・

 実際、政府の本気度を疑わざるを得ない発言がある。宣言からわずか4日後の5月31日、丸川珠代環境相(当時)は記者会見で、国会の批准手続きについて「少なくとも次の通常国会中にはお願いしたい」と答えたのだ。通常国会が召集されるのは来年1月。「年内批准」の目標に全力で取り組もうという誠実な姿勢はハナから見えない。

 まあ、「この道しかない!」とか叫ぶと、誰かが道を探してきて、そこからスタートなのでしょうが、誰も道を見つけることができないようですからね。なんだか、ご飯!と叫ぶと食べ物が出てくる・・・そういった感覚なのではないかと・・・丸投げ、他力本願!まあ、本当に自分で考えて何かをするという習慣は「日本らしい日本」には無いのかもしれない・・・多くは先送り・・・そのうち何とかなるだろう・・・

 参院議員時代、生物多様性条約の締結などにかかわり、1997年に国連環境計画の「環境に貢献した25人の女性リーダー」にも選ばれた堂本暁子・前千葉県知事は嘆く。「議長国としてサミットで宣言した以上、いの一番に、せめて真ん中より前に批准してほしかった。批准の遅れは環境問題への熱意に疑念を持たれるだけでなく、『言葉と行動が違う』と国際的な信頼も失わせる」

 首脳会談を眺めていると、既に、偉大なる安倍晋三閣下のトリセツが出回っているみたいな感じですからね・・・判断を伴う難しい話をしてはいけない!これが書き込まれていると思われますね。プーチン大統領の動きからすると、思い込みが強いので、先に思い込みを遠回しに正さないとあとで大変なことになる。そんなことも書かれているような?

 だから、領土交渉の期限など・・・経済とは切り離しての話になるのに・・・金で領土を売る国は無い・・・8項目の経済援助で島を売ったとなると内政は非常にやりにくくなるでしょうから、こいつは無いはず・・・なのに・・・馬鹿だから・・・

日本は石炭火力推進「環境後進国」
 批准国としての権利が得られるのは批准の30日後。日本が今から最速で批准しても、CMA1には決定権のないオブザーバー参加しかできない。これによって、どのような影響が出るのだろうか。

 環境省国際地球温暖化対策室は「パリ協定の運用ルール作りは今後2年程度かけて話し合う。CMA1には間に合わないが、批准後は議論に参加できるので大きな影響はない」と強調する。

 これに対し小西さんは「発効して初めての会議で、批准国とオブザーバー国では存在感がまるで違う」と、ルール作りの議論をリードできなくなることを心配する。小西さんは言う。「影響を受けるのは産業界です。排出量の算定や取引の仕組みを、自国の産業に有利になるようにしたいという思惑は各国にあります。主導権を握れるかどうかは、国益に直結するのです」


 何もできないお馬鹿な日本政府には、実はこんなことは関係ないのかもね・・・参加しなければ、押し付けられたルールとして無視するとか・・・なんだか、炭素クレジット関連も詳細を把握していないから、原発の輸出とか騒いでいたような感じも無きにしも非ず?偉大なる安倍晋三閣下関連で受注できた物には何があるのやら?

 近頃は、効率が良くても石炭火力は廃止の方向へ世界は向いていますからね・・・どうするのかね?

 旧環境庁OBで、NPO法人「環境文明21」共同代表を務める加藤三郎さんも「『脱炭素に消極的』とレッテルを貼られたら、世界の市場から締め出され、不買運動を起こされるリスクもある。ルールがどうなるかは企業にとって死活問題です」と懸念する。

 日本は97年に京都議定書を取りまとめ、地球温暖化対策に熱心な国だったはずだ。いつからこんなに感度が鈍くなってしまったのか。

 加藤さんは「米国が京都議定書から脱退した時、小泉純一郎首相はブッシュ米大統領にとどまるよう説得を試みようとしました」と振り返り「日本が温暖化対策をリードしていたのは00年代半ばごろまで」と見る。そのうえで「『中国や米国は温暖化対策に消極的』『途上国は反発している』といった認識は時代遅れ」と語る。確かに米国は変わった。G7首脳宣言に「年内発効」を盛り込むよう求めたのはオバマ米大統領だった。「パリ協定脱退」を掲げる共和党大統領候補、トランプ氏へのけん制もあるだろう。中国は、大気汚染が国内でも社会問題化しているのを受け、化石燃料規制などに積極的に取り組み出している。


 多分、環境などファッションの一種なんじゃないかね?見栄のため・・・しかし、現実からすると・・・見栄どころではないことに気付いたのでは?炭素クレジットをどうするかで・・・省エネとかやっていますが・・・本当に?経費節減と補助金で動いているだけのようですからね・・・電力会社の夏の特別契約・・・大口需要者が契約電力を下げると格安になる・・・この差額で、ガスタービンなどでの自家発電も動いたが、電力の自由化で、この夏の特別契約がなくなったから・・・メンテナンス費用が莫大なガスタービンは段階的に廃止、メンテナンス費用の安いガス・ディーゼルへ移行・・・そういった感じですね。

 これに対し日本は、国際的には「温暖化防止に貢献する」と言いながら、国内では温室効果ガスの排出量が多い石炭火力発電所を増設したり、途上国への輸出を進めたりしている。前出の倉林議員は、COP21関連会議で、経済協力開発機構(OECD)事務総長が「世界にはいまだに石炭火力発電を推進している国がある」と批判する演説を聞き「名指しこそなかったけれど、日本のことを言われていると感じた。日本は環境後進国と認識されているのだと、肩身が狭かった」と明かす。

 これは、世界では話題になっていますね・・・「日本らしい日本」は裏技が好きだから・・・だから、世界は裏技封じを遅ればせながら行うわけですね。多分、オリンピックで、偉大なる安倍晋三閣下の出番は無いと思いますね・・・リオでの閉会式の奴も、世界のあちこちで問題にしていましたからね・・・

 日本はどこでどう間違えたのか。「安倍政権は経済最優先で、環境問題には無関心。首相官邸は、環境対策は経済成長の邪魔になると思っているのかもしれませんが、その考えが間違っています」。加藤さんはこう指摘し、「オバマ大統領は環境対策が産業を活性化させ、雇用をもたらすと強調しています」と首脳がビジョンを示すことが重要と語る。

 日本は、パラダイムシフトができなくて、石炭と手仕事の世界になるのでは?まあ、残存者利益が少しはあるかもしれませんが・・・

 その安倍首相、9月26日に行った臨時国会の所信表明演説では、パリ協定に一言も触れなかった。オバマ大統領のように、環境対策を経済成長と結びつけ、アベノミクスのど真ん中に据えるくらいの気概を見せてほしいものだ。

 だって、中国とアメリカ様が手を結んで・・・こんな事は僕ちゃんは知らなかったんだから・・・言及のしようも無いでしょうね・・・

 それとも、最初から気にもしたい無いとか?現実の地球を眺めるのは怖いから、地球儀を眺めているだけなのではないかと・・・ここに行ったとか・・・シールでも張って喜んでいる程度では?

 首脳会談ってのは、安倍晋三首相が今年もニコニコ超会議に登場、痛車選挙カーから若者にメッセージ マイナビニュース

角谷氏:日米首脳会談が終わったが、落ち着いたか?

安倍首相:あらかじめストーリーも結末も決まっているが、色々なことを議論して決めていくのが首脳会談。アジア太平洋地域の平和と繁栄を確保する上で、日米同盟が主導的な役割を果たしていくと世界に示せた。


 笑っちゃうね・・・あらかじめストーリーも結末も決まっているが、色々なことを議論して決めていくのが首脳会談・・・これが「日本らしい日本」の首脳会談の定義のようですからね・・・これじゃ、メルケル首相が、日本の総理と会っても意味が無い!と言い切るわけですね・・・台本通りの儀式なら、来る必要は無い・・・非常に明確ですからね。

2016.10.28

  

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