現在をうろうろ（2289） ムラマツの総銀から総洋銀までの5本のフルートは・・・？ この数日・・・古いムラマツのフルートを並べて遊んでいます。常用のスタンダード、オフセット・リングキイ・Eメカ付きは引っ込んでいて、代わりに・・・オフセット・カバード・Eメカなしの５本のムラマツですね。  ちょっと制作時代はばらつきますが、東京時代の２本所沢時代の3本です。 左のように・・・まあ、大差のないものですが・・・上から、スタンダード（総銀）、M-180（管体銀）、M95（頭部管銀）、M-85（リッププレート銀）、総洋銀製・・・これのモデル名はよくわかりませんね。そのうちムラマツに問い合わせないと・・・ 近頃、この手の銀と洋銀の見分けが、かなりうまくなりましたね。歌口の形は、総洋銀製の物がちょっと丸くて、古いムラマツの雰囲気を残しているという感じですね。 あとは、おおむね同じですが・・・音が微妙に違いますね。今となっては、ムラマツの総洋銀製の物は希少かな？なんってね・・・一応、どれも今につながるムラマツの刻印の入ったやつですが・・・ああ、総洋銀製の奴には頭部管への刻印は無いですね。  樽のあたりは、右のようですね・・・洋銀は固いからか・・・頭部管の刻印がシャープな感じですが・・・まあ、見た感じは同じですが・・・私のところのこの5本は・・・銀の頭部管と洋銀系の頭部管で音が違いますね・・・ 1本1本音が違いますが・・・ムラマツっぽい音であることに違いは無いですね・・・やはり洋銀製の管体は少し高域の倍音成分が多い感じですね・・・息が少ないと暗い音になりますね・・・ 多分、歌口が大きいから暗くなるのか？歌口のカットの違いなどは、よく分からないので、何とも言えませんが・・・微妙な違いがあるような感じですね。 持って、適当に音を出して・・・いい加減に曲を吹くのですが・・・1本1本どうも吹く曲が変わりますからね・・・多分、何かの違いに反応して曲を選んでいるような感じですからね・・・どうも、私は自分自身に関していい加減なので、こういった違いの把握というものが・・・十分でなくてね・・・  まあ、どれも同じようなフルートの音ですが・・・何で、フルートに取りつかれたんだろうと・・・困ったものです。確かに、微妙な音の違い・・・吹いた時の感覚の差かな・・・同じ口の形で吹いているわけでもなさそうですし・・・自分の事ですが・・・・どんな風に吹いているのやら？自分でよくわからないが・・・口の筋肉が色々と勝手に調整しているようですからね・・・ 半ば、無意識に・・・そう、何本もフルートを並べて吹き始めた時は・・・ある程度意識して・・・歌口の形をイメージしての口の形作りをやっていましたが・・・ある時期から・・・半ば無意識のようですね・・・ 新しいフルートだと・・・まず、良い音が出るように・・・しばらくいじっていると、ああこの音！ってね・・・そうなると、急に音が良く鳴りだしてね・・・ いま、この脇に、ナツキフルートが出ていますが・・・こいつはちょっと工夫しないと良く鳴ってくれないですね・・・やっと、景気良く鳴るようになってきましたね・・・これ、なかなか大きな音が出てね・・・まあ、息が大量に要りますがね・・・やはり、ちょっとタンポの調子が悪いかとか・・・あとでチェックしてみないとね・・・じゃなくて、ムラマツ・・・  まあ、工業製品ですから、見てくれはあまり変わりませんね。足部管は、総洋銀製の物とM-95が補強金具など、古いタイプのものだと感じさせますがね。多分、ムラマツが東京から所沢に移転した頃のものではないかと・・・ ああ、吹き比べていると・・・どれも音が似てくるね・・・段々口が慣れてくるというか・・・同じような音へと収斂していくという感じ・・・まあ、いつもの事ですがね・・・ しかし・・・どうも、口の方に問題が大きいような感じですね。だって・・・フルートの口の形は変わりませんからね・・・いつもの事ですが、人間の方が、フルートに歩み寄らなければならないわけですからね・・・ こんな風な、似たようなフルートを並べて吹いていると・・・そんな気がしますね。でも、なかなか面白いですね・・・これとは、別に・・・オークションで大した値のつかないフルートが出ていますが・・・これも悪くない・・・ なんだか、近頃・・・値のつかないような安いやつが面白くてね・・・メンテナンスの価値の無いようなフルートも・・・フルートですからね。 2016.10.28 |
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