現在をうろうろ(2272)
日本貧窮者経済新聞
 農業のIoTを実装するためには・・・?(62)

 さて、また、海岸の栽培システムが拡充されたんですが・・・今度は、カメラは電池切れ・・・写真が撮れないという情けない状態が続いていますね。どうやら、直上の空が見えないようにするとなんだか寒がりの植物たちは元気になるようですね・・・気のせいかもしれませんが・・・どうも、放射冷却によるストレスはかなり大きいのではないかと・・・

 ああ、しまった・・・放射冷却関連の基礎的なデータを取るための準備もしなかったし・・・サンプルのマルチの切れ端も持って来なかったし・・・何をやってたんだ・・・単に、色々と体を動かしてだるくなって帰ってきて・・・知的な作業を放り出してきちゃったという感じですね。

 まあ、新しい栽培システムを構築してきたから・・・良しとしますか・・・新しいシステムは・・・以前からやっている根圏への直接投入系の奴の超廉価版・・・廃材と、畦平を使ったものです・・・海岸の砂地では肥料や水の流出が激しすぎるので・・・その問題を解決する手段として・・・地中に水溜りを作ってそれを維持する・・・これをやっているわけです。

 しばらく前の、塩ビ管を使ったシステムは好調なんですが・・・塩ビ管を縦に切り開くのが面倒で・・・どうやら、容積がやや足りない感じですね・・・そこで、大型の樋を埋めるのも考えましたが・・・2mで4000円ぐらいになりますから・・・少々高価で・・・したがってパス・・・安価に・・・畦平2mで何とかならないかというわけです。

 30cm幅の畦平では15×9底部にRをつけることで・・・このぐらいの断面の樋が作れます。そして、野地板2枚と2x4の材15cmで長さ170cmほどの枠を作ってやれば・・・およそ20リットルの水を投入できる・・・まあ、軽石や砂利を詰め込むので、実際には3分の2以下でしょうがね・・・多分8〜12リットル程度・・・これでもかなりの水量ですから面白いかと・・・土中の木材はそのうち腐って無くなりますが・・・畦平の形状は土に埋もれているから枠が腐朽してもそのまま保たれるはずなんでね・・・

 というわけで、木枠を作って、畦平をタッカーで留めて・・・設置、軽石を3分の1程度詰めて、中央に例によって植木鉢を置いて・・・残りは砂利を詰め込んで・・・あとは・・・溝さらいをして・・・土を運んでかぶせて出来上がり・・・水をおよそ10リットルを超えたあたりで、周囲へ水がしみだしてきましたから、満水になったようです・・・あとは、丸くなる辛味大根の苗を、水圏になる部分と普通の土の境目の上に植えておしまいです。

 ああ、入れた水はハイポネックスの2000倍希釈の物ですね・・・ここに溜ったままになるはずですから・・・事実上の水耕栽培ですからね・・・溶液土耕は楽ができそうな気がしてね・・・植物が勝手に根を伸ばして勝手に水や養分を持って行くはずですからね・・・純粋な溶液栽培だと・・・溶液管理が面倒ですから・・・溶液土耕ならば、肥料分は土がある程度調整してくれそうなので・・・砂地へ逃がさなければね・・・

 でも・・・段々、庭が・・・アフリカ辺りの家庭菜園状態になってきていますね・・・廃材を使った施設とか・・・まあ、廃材の山が徐々に無くなっているとも言えますが・・・まあ、農業に不向きな場所で安価に安定して作物が栽培できればOKなのでね・・・私の場合は、循環農法などは考えていないですからね・・・何しろ、流出量が大きすぎるようですからね。流出を防げればある程度の循環はあるかもしれないですが・・・化学肥料に頼らざるを得ない・・・これが、一番安価で・・・肥料設計も楽みたいな感じですね。

 海岸は本当に有機資材は不足しているようで・・・木のテーブルの脚まで土に触れていると短くなっていきますからね・・・恐るべし・・・分解者はどこにでもいて、しかも、飢えている・・・蕪の苗の第二陣も全滅・・・恐るべきダンゴムシの襲撃・・・

 さて、午後・・・海岸の小屋へちょっと行ってきました・・・汚い製造品ですね・・・この黒いマルチの赤外線の透過率が気になるわけです。

 とりあえずは、直上への放射冷却は大きく緩和されているような感じですね。

 バジルの上のルーフの状況も非常に良いですね。

 辛味大根は・・・定植したのでここには無し・・・こいつはこのままここで育ててしまうか・・・肥料だけ十分に与えれば・・・とか、安易な道へ流れそうな感じです。

 左がシシトウの上の屋根・・・ポリカーボネートです。

 波板が1枚しかなかったので・・・足りない分は、野地板で・・・

 さて・・・放射温度計を引っ張り出して・・・悩むわけです・・・赤外線の透過率をどうやって測定するか?熱源もないし・・・あちこち温度を測って・・・手のひらは31℃か・・・ああ、熱源発見!というわけですね・・・

 かなり間抜けですが・・・右のように計測・・・ポリカーボネートは赤外線を通さないようです。手の位置からずらして測定しても・・・手の気配は検知できない・・・

 普通の農事用のビニールはほとんど素通しで31℃ぐらいです。そして黒マルチは25℃を示しましたから半分ぐらいは通しているようですね・・・ちゃんと黒いやつを通して手の位置がわかるのが面白いですね。

 従って、左のビニールの夜間の保温効果はほぼ皆無ということになりますね。昼間に土などに蓄熱した分が周辺の地面と同じ割合で下がっていくことになるようです。

 ビニールでは夜間の温室効果は無いということですかね?単なる風よけ・・・

 道理で、早朝のポリカーボネートの屋根の下と、普通に屋根のある小屋の中の温度が同じだったわけです。

 一応は、推測していましたが・・・実際にこんなだとは・・・こりゃ、ポリカーボネートの屋根をトマトにもかけるか・・・?葉物には・・・早朝で結露があるということは、結露である程度の防霜効果はあるのだろうけども・・・

 とりあえず、バジルの上は板と断熱シートと、その上にポリカーボネートですから、直上への放射冷却対策は完璧、図らずしもシシトウも完璧、トマトが50%程度か・・・本気の霜のシーズンまであと1か月近くありますから、何らかの対策を考える必要もあるかと・・・どうも、実験結果が・・・常識とは異なるというか・・・放射冷却対策はあまり考えられていないのか?なんだかよくわからない・・・一応、色々な農業資材をチェックしているのですが・・・なんだか変ですね?

 新作の根圏投入システムは・・・右の写真の赤で囲んだ部分ですね。この下に20リットルほどの貯水空間として軽石と砂利が入って、実効容積は12リットルぐらいのようですね。

 さて、この溶液土耕のようなやつの効果は・・・今までの実験結果からすると根は腐らないと思われますね。そして、水の蒸発もかなり抑えられるはずですし・・・

 追肥も・・・一般的な水耕栽培用の物を使えばよいですし・・・安い化成肥料を適当に鉢に入れて水を入れれば良いですからね・・・硫安かなにかにするかね・・・基本的に単肥で・・・周期を決めての投入が楽なような気がしますからね・・・多分、この植木鉢1個で3個運ぐらいの働きをしてくれそうな感じですね。日々食糧増産!戦争でも飢えないように・・・

 こりゃ、徒長防止の育苗用のビニール温室を作って、これとは別にポリカーボネート屋根で南側を普通ビニールで作物にできるだけ空を見させない温室を設計するのが良いのかもしれない・・・熱源無しで冬もOKという温室が良いですからね・・・さて、太陽エネルギーの有効利用を考えるか・・・ポリカーボネートが赤外線を通さないというのは、大きな収穫だね・・・ただ、これって、表面コーティングの関係で・・・特定銘柄だけなのか?そうだと、放射温度計を持っての買い物になるのか・・・まあ、手を標準熱源に使えるから・・・何とかなるね。

 栽培技術を高めて・・・高付加価値の機能性食材を・・・高度施設園芸システム・・・らしきものもいじっているし・・・ん!腹がいっぱいになるだけの食材じゃなくて・・・何か、かっこいいやつを考えるか・・・あの子は何をしているかね?まあ、昔々の話か・・・海岸にはかわいい子はいないし・・・蚊の女の子の襲撃は・・・パスだね。

 一口で腹いっぱいになる主食系の食い物は無いかね?甘いものも良いから・・・養蜂も・・・ああ、ここでも女の子が良く働くのか・・・生物界における男の役割は?なんだかね?

 ああ、食品機能性に優れた野菜・・・やはり腹にたまって力が出て・・・ああ、飯が食えるのは・・・シソ科の植物・・・シソの種を取ったから、来年はシソのスプラウトを味見しないと・・・ああ、色々とイノベーションネタはあるけどね・・・ただ、植物工場からは離れていくね・・・近頃の植物工場は・・・初期投資が大きすぎるのでは?エネルギー消費も大きいから採算性が悪い・・・ん・・・圃場のフィールド・サーバーも興味があるが・・・本当に、この手のモニターリングサーバーが必要なのか?ちょっと気になりますね・・・粗放栽培を目標にしていると・・・電力があれば、私の海岸の小屋にも・・・

 以前、自律制御システムをいじりましたが・・・カーテンの自動開閉とか・・・その結果による、温度の推移とか・・・満足いく結果というか・・・私はその場にいなくてデータの確認など面白くも無い・・・

 植物のアウトプットを、人間の理解できる形にできれば・・・ああ、別に植物に話しかけてはいませんからね・・・弔辞は・・・何で枯れるんだ!ってね・・・これも一種のファイトテクノロジーかね?私の学問分野じゃないけどね・・・

2016.10.23

  

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