現在をうろうろ(2236) ムラマツ・スタンダードとニッカンNo.30とコタケK-25Sというフルートは・・・? さて、時間的に余裕があるので・・・新しくやってきたニッカンNo.30も少しはきれいになってきましたね。以前購入したやつですが、ケースが無くてテーブルの上に常駐しているので・・・私の常用の奴を2本、あとの1本は・・・いつものコタケK-25Sですね。 まあ、一応、頭部管はどれも同じようにきれいです。上は、ムラマツのスタンダード、基準に使っているものです。その下が、コタケK-25Sですが・・・錆さびでガサガサでかなりひどい状態だったものですね。頭部管は施された銀メッキをすべてはがしてありますが・・・一応、鏡面仕上げをしましたから、普通のフルートですね。 これにはケースがついていましたが・・・黴臭くてね・・・内貼りを交換するか?とか思ったりもしますが・・・箱は使ったことが無いですね。 湿気のあるところで保管されていたために、ばっちり錆を吹いていましたね。粗いペーパーをかけてヘアライン仕上げにしていましたが・・・なんとなく普通のフルートに戻ってしましましたね。 ニッカンNo.30はケース無しで安価でしたね。年代相応で表面はうっすらと細かな粉を吹いたような感じでしたね。表面の荒れはそれほどひどくなかったので再生は問題ないですね。 樽のあたりは右のような感じですね。ニッカンNo.30はキイがピントップだったので気になっていて、安価なら買おうと・・・それで手に入れたものですね。 キイの構造の違いは・・・あまり音などには関係ないような感じですね。剛性に関しても・・・クラリネットなどは、普通にピントップですから・・・ ただ、古い管ですからA=440Hzかな・・・大体2mmほど抜いた状態で、頑張ると442Hzで鳴らすことができるので・・・ある程度は吹き方の問題ですかね・・・普通に吹けば440Hz・・・一人で遊んでいる分には問題なし・・・ メカニズムは、どれもしっかりして十分な強度がありますね。キイの遊びも適切ですね・・・ニッカンのフルートは特に悪いとは思えないのですが・・・1963〜1974 管楽器制作に着手 - 1963〜1974 - ヤマハ株式会社 第2次大戦後、日管は「ニッカン」ブランドを掲げて再出発し、1961年[昭36]には教育楽器の好調に支えられて東証二部に上場を果たすまでになりますが、貿易自由化によって海外製品の輸入が活発になると、管楽器部門は品質向上や市場拡大の立ち遅れが顕著になり、危機的な状況に陥りました。 このような中、ヤマハは海外進出を目指して諸外国の視察を行ないますが、世界の管楽器マーケットの将来性を確認する反面、欧米メーカーの水準の高さと国際競争力の必要性を痛感する結果ともなりました。 そこでヤマハは、日管の管楽器事業を積極的に支援することを決断。1963年[昭38]、まず、生産技術の支援、具体的には冶具・工具、専用機の設計・製作に着手し、同年に新設された日管・埼玉工場にも導入しました。ところが実際には、当時の日管には製品図面というものが一切なく、全製品の設計を一からやり直すことを余儀なくされました。 さらに1965年[昭40]には、開発体制を一本化すべく専門部署として「管楽器研究課」を発足させ、支援を一層本格化させていきました。ヤマハ社内から鉄工や工具のベテランを結集して、生産チームの再編成・レベルアップも図られました。 楽器を作るための治具はあるわけですからね・・・多分・・・私も図面を引かずにものを作る時がありますからね。何個か同じものを作ることになる場合は、試作段階で部材の長さを記録した馬鹿棒の類や組み立て治具も作りますからね・・・別に、もの作りには図面は必要ない・・・フルートは組み立て治具が無いと精度が出ませんからね。このフルートは・・・純粋なニッカン?それともヤマハ?ちょっとわかりませんね。 ん・・・ヤマハっぽいですね・・・ まあ・・・気になりますが・・・足部管は、右のようなものですね。下品に色のついたフルートとは比べ物にならないですが・・・1本ぐらい変なのがあっても・・・持ち主にはこれが一番似合っているかもしれませんが・・・ さてさて・・・なんだか、ニッカンの音も気になりますね・・・今風でないような気もしますが・・・悪くないのでね・・・ この3本を吹き比べていると・・・コタケが比較的ムラマツに傾向の似た音なので・・・ニッカンもその傾向の音にするように吹いちゃうような・・・なんだか、ちょっと気に入らない・・・ヤマハっぽくない・・・普段吹いているのと音が違う・・・なんとなくね。 2016.10.11 |
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