現在をうろうろ(223) 日米安保・・・本当に日本をアメリカは守るのか? どうも・・・日米同盟の近代化の意味が違っているのではないかと・・・? で考えたことからすると安保体制に乗って日本が戦争を始めたら、アメリカがつきあってくれるかが鍵になると勝手に妄想していますが・・・果たしてどうなのか?日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約 をチェックして行きましょう・・・ まず、前文には両国が国際連合憲章に定める個別的又は集団的自衛の固有の権利を有している・・・個別的自衛権は勝手に自衛する権利、問題は集団的自衛権ですが・・・解釈からすると、集団的自衛権を行使する権利を持っているという解釈のようですから・・・双務的に思えば、日本が攻撃を受けても、米国は助ける権利を有するだけで、助ける義務は無い事になりますね。一応、これが 安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会 の資料の内容でしたね。義務ではない・・・地球の裏側まで戦いに行く事は無いような話でした。 第一条の中に困った文言があります・・・国際の平和及び安全を維持する国際連合の任務が一層効果的に遂行されるように国際連合を強化することに努力・・・日本が中国に対して宣戦布告するか初めの一撃を加えたとすると、国連の常任理事国に対して戦争を仕掛けた事になるので・・・国連から除名される可能性がありますね。従って初めの一撃を加える事はできないし、戦争準備もしてはいけない話になっている・・・ 第二条は心得のようなものですから良いでしょう・・・平和を増進する努力・・・戦力による抑止に走っている事は正しいか?ちょっと問題だと思いますが・・・ 第三条は・・・武力攻撃に抵抗するそれぞれの能力を、憲法上の規定に従うことを条件として、維持し発展させる・・・この部分ですね・・・憲法の規定に・・・戦争はしない事になっているから・・・領土拡張のための戦いはできないから・・・敵地に足を踏み入れての戦闘は基本的に禁じられている・・・そこから先は米国の仕事になるが・・・やってくれるかどうか? 第四条は・・・日本国の安全又は極東における国際の平和及び安全に対する脅威が生じたときはいつでも、いずれか一方の締約国の要請により協議する・・・協議して集団的自衛権を発動するか決める事になっていますね。だから、米国は日本を助ける権利があり、日本もまた米国を助ける権利が生じるという言い方をしたのだと思われますね。従って、この文言で、明瞭になっている・・・米国が日本を助ける場合は・・・一方的な武力行使・・・日本の善意無過失を要求しているはずですがね。さて、現状で日本は善意無過失か?ちょっと気になります・・・呪詛しているように見られていますから・・・兵力展開の指示もあるし・・・ちょっとね・・・ 第五条は・・・日本の執政下での領域で日本または米国が攻撃を受けた場合は・・・自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する・・・開始宣言、停止する・・・戦闘開始と停戦の規定ですね。 ・・・あとは・・・第十条・・・この条約が十年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行なわれた後一年で終了する。 条約を終わらせる意思表示ができる・・・したら、普通は助けない・・・だから・・・その後1年で自動消滅・・・米国にとっても日本のとっても心得のようなものですね。既に発効してから10年は経っていますから、続ける義務は無い・・・簡単だね。 じゃあ、米国の憲法の規定は?・・・大統領の権限で・・・大統領は、合衆国の陸軍および海軍ならびに現に合衆国の軍務に就くため召集された各州の 民兵団の最高司令官である・・・だから、戦争を始められる・・・大統領、副大統領および合衆国のすべての文官は、反逆罪、収賄罪その他の重大な罪または軽罪につき 弾劾の訴追を受け、有罪の判決を受けたときは、その職を解かれる・・・理不尽な事をすれば弾劾される・・・普通に責任は取らされるという事になる・・・ すると、米国に守ってもらうには・・・第4章第4条の共和政体条項の枠組みに入ればOK、これなら絶対に守ってくれる・・・合衆国は、この連邦内のすべての州に対し共和政体を保障し、侵略に対し各州を防衛する。合衆国は、州の立法部または(立法部が集会できないときは)執行部の要請があれば、州内の暴動に対して各州を防護する。日本もアメリカの州になれば確実に守ってもらえる・・・これは、駄目か・・・ しかし、我が国の首相は・・・戦争をすると言い・・・反面・・・他方、私は、日本国憲法が集団的自衛権を含め、自衛のためなら全ての活動を許しているとは考えていません。自衛隊が武力行使を目的として他国での戦闘に参加するようなことは、これからも決してありません。それは、今、申し上げたとおりであります。憲法が掲げる平和主義は、これからも守り抜いていきます・・・というのですから不思議なんです。 そして・・・、抑止力が高まることによって、より戦争に巻き込まれることはなくなると、私はこのように考えております・・・が、戦争への近道だと私は妄想しますが・・・見解の相違なのか?近頃・・・「積極的平和主義」が報道に現れる回数が減っている?そんな気がしますが?気のせいかね? 最新のものは・・・2014年6月11日のものですね・・・第5回日豪外務・防衛閣僚協議の、共同プレス発表でのものですね。これによると・・・。オーストラリアは,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の考え方による安全保障政策に関する最近の日本の取組を歓迎した。・・・こんな風に書かれていますが・・・この積極的平和主義の意味は?英文では・・・Proactive Contribution to Peace とありますね。平和への積極的な貢献・・・普通の言葉だけど?主義とするなら・・・Positive peace doctrine・・のような気がするが・・・こちらの語も結構使われている?Positive peace doctrine - Google 検索 これってなぜ? 2014.06.15 |
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