現在をうろうろ(2041)
日本貧窮者経済新聞
 偉大なる安倍晋三閣下の九州での自慢話は・・・?(34)

 さて、・・・平成28年7月27日 一億総活躍・地方創生全国大会in九州 安倍総理講演 平成28年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ これの続きで、内容的に未来への投資を実現する経済対策 ってのに迷い込んでの、その続きですね。こんなのを眺めるより、海岸の食糧増産のための資料集めをした方が良いとは思うのですが・・・あれは、ちょっと疲れるのでね。息抜きには・・・「日本らしい日本」の見栄とハッタリの「日本らしい日本」具現物の方が軽い読み物のような気がしてね・・・

 しかし、政府はどこへ庶民を連れて行く気なのかね?やはり、戦争への道なのかね?困ったものだ・・・

(3)地方創生の推進
 本格的な事業展開の段階を迎えた地方創生について、地方公共団体での先導的な取組を着実かつ強力に推進するとともに、その裾野を広げることが必要である。このため、情報、人材、財政の3つの側面を軸に、小さな拠点を始めとする地方創生に向けた取組を推進する。また、地域においてその特性を生かした付加価値の高い産業を創業・形成することにより、雇用機会を創出する。また、予算の執行にあたっては、地域企業の活用にも配慮しつつ、円滑かつ適切な執行を行う。
 @未来への投資に向けた地方創生推進交付金の創設地方公共団体が進めている地方版総合戦略に基づく自主的・主体的な地域拠点づくりなどの事業について、地方の事情を尊重しながら施設整備等の取組を進める。


 本格的な事業展開の段階に至ったのかね?小さな拠点?なんだか言っている意味が良くわからないね・・・地方都市の強化のための施策ってあるのかね?地方の中核都市のコンパクト化というより・・・縮小が起こっている・・・地方都市が地方の中核を担えない状況になっているという事だと思いますが・・・地域においてその特性を生かした付加価値の高い産業を創業・形成する・・・どうやって?どこにそんなやつがあるのかね?

 結局は、イノベーションや天祐の類まで頼まないといけないことになるのでは?地域の特質は・・・田舎で人口流出が止まらない、ごく当たり前の農村地帯を後背地としたショボい街・・・昔は農産品の集散地として問屋などもあったが・・・今はトラックで運び出しておしまい・・・出荷された後で、そこそこ加工されて輸出されているようだが・・・高い付加価値とまでは行かずに・・・困った事にジリ貧状態・・・そういったものぐらいしかないのではないかとね・・・

 雇用機会を創出する・・・なんでこの言葉が出るのかね?有効求人倍率は凄い事になっている・・・アベノミクスの大成功で雇用機会はかつてないほど創出されているようですがね・・・平成27年12月14日 内外情勢調査会2015年12月全国懇談会 安倍総理スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ

  アベノミクスの3年間で、有効求人倍率は23年ぶりの高さになっていますが、その効果は、東京や大阪など大都市圏だけでなく、地方にも広く波及しています。
  青森、秋田、徳島、高知、福岡、熊本、そして沖縄の7つの県では、過去最高となっています。中でも、高知県では、50年以上前の統計開始以来、初めて1.0倍になりました。もし、この場に、高知県出身の方がいらっしゃれば、喜びを分かち合いたいと思います。高知県にとっては、正に歴史的な出来事であり、その日は、県庁で、祝杯を挙げたそうであります。


 それなのに・・・雇用機会を創出するとか言ってますね・・・バブル期を超える凄い求人の嵐が吹き荒れているようですからね・・・

 ここでも地方創生の話が出ていますが・・・

  地方には、それぞれ、特色ある産物、豊かな自然、多彩な伝統・文化があります。こうした世界に誇るべき資産を、しっかりと活かして、元気で、豊かな地方を取り戻す。

 しかし・・・言葉で言うのは簡単ですが・・・特色ある産物、豊かな自然、多彩な伝統・文化があります。こうした世界に誇るべき資産・・・世界に誇るべきものがあれば、誰も苦労はしない・・・いつも威勢の良いハッタリのような馬鹿話だけですからね。誰が信じるのやら?未来への投資に向けた地方創生推進交付金の創設よりは・・・若年人口がもう少し欲しいというのが現実ではないかと・・・子供がいなければ滅びるしかないわけですからね・・・既に、子供の声を騒音と認識している社会ですから、すでに滅びの道を歩んでいる可能性は高いと思いますがね。

A生活密着型インフラの整備
 鉄道立体交差化やホームドアの設置の推進、高齢者や障害者が住みやすい街をつくるためのバリアフリー化を進める。また、無電柱化、交通安全対策等を促進するとともに、上下水道の整備などの生活密着型インフラの整備を進める。


 もう少しすると、鉄道が廃線になるところがありますから・・・立体交差化以前の問題かと・・・鉄道の廃線を止められないのですから、かなり厳しいのではないかと・・・日本では普通の鉄道は既に過去の遺物で、磁気浮上式鉄道にしか関心が無いのかね?

 廃線になったら、そのインフラは生き返ることはまずないですからね・・・バリアフリーにはなりますが・・・そのうち道路も橋も撤去されコンパクトな人間の領域へと変わっていくのでしょうね・・・人が住まなくなれば無電柱化も進みますしね・・・道が減れば、人間の領域が減れば・・・交通安全対策は大きく進展する・・・上下水道の無いところからの人間の撤退によって素敵なコンパクトシティーが誕生する・・・インフラを維持できなくなる街がそろそろ現れてくるのではないかとね。廃校になる小学校はどんどん増えているようですしね。

BPPP/PFI の積極的活用
 インフラ整備の手法として、民間資金等活用事業推進機構も活用しながら、公共施設等運営権方式等の PPP/PFI の積極的な活用を図る。


 人がいないから・・・公共施設も利用が減っているのではないかと・・・無住の家も増えているようですし・・・

C条件不利地域の振興
 奄美群島、小笠原諸島、離島など条件不利地域の活性化を図る。


 有利な条件に変える事はかなり困難だと・・・下手をすると・・・世界に誇るべき不便さという事になりそうですからね・・・母島も人間の領域がものすごく狭まっていますね・・・かつては、一部の山岳部を除いて耕地になっていましたが、今では自然あふれる場所になっていますからね・・・

 左の写真は昭和22年の母島の耕地の様子ですね・・・母島の農業は結構盛んで・・・都内なのですが、南国の作物・・・季節を先取りした作物というわけで、かなりの利益があった・・・現在は残念ながら、首都圏のハウス栽培によって、そういった地域的な特質は失われた・・・パッションフルーツがある!という感じですかね。

 私の気になる母島の特産品の・・・ラム酒・・・原料は廃糖蜜と思われますが・・・母島でサトウキビは生産されているのか?という素朴な疑問・・・

 左のように昭和22年には耕地が広がっていますが・・・ロールオーバーが組んであって、カーソルを乗せれば・・・自然豊かな2014年の様子が見られますね。

 あの、岸信介の属した内閣によってはじめられた戦争と、その敗戦によって・・・全員引き揚げ・・・母島から人口が失われ・・・一部の帰島と、返還で・・・人が戻りますが・・・観光とパッションフルーツの島へ・・・母島でもモデルにして特色ある産物、豊かな自然、多彩な伝統・文化があります。こうした世界に誇るべき資産を、しっかりと活かす方法でも考えると良いのかね・・・こういった規模の産業でどうやって生きて行こうというのか・・・観光で支えられる人口は極めて小さいと思いますが・・・漁業や農業で頑張っていてそれに観光が乗っている形でしょうからね・・・稀人では観光を構成しえない・・・小笠原丸が週1回の運行で定員は894人1人10万円を落として・・・50億円産業ですね。これが上限かと・・・このぐらい来るのであれば・・・船便も増えるでしょうが・・・1000kmを24時間で航行するスタイルは変わらないでしょうね・・・従って航海速度が23ノットあまり・・・もうちょっと大型船であれば・・・30ノットで18時間ぐらいになるのでしょうが・・・採算は無理でしょうね・・・大島航路ではボーイング929が使われて、これだと45ノット出ますが、航続距離が450km程ですからね。離島はよほどの観光資源が無いと、観光によって食っていくことは困難ですね。

 持続可能な産業がなければ・・・それがあって、観光は成立しそうな気がしますがね。

2016.08.15

  

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