現在をうろうろ(1981)
日本貧窮者経済新聞
 北朝鮮の新しい潜水艦基地の報道があるが・・・?

 あれあれ?随分と遅い報道だ事・・・北朝鮮が潜水艦用ドックを建設、大型ミサイル潜も隠ぺい可能 DailyNK Japan(デイリーNKジャパン)

 軍事情報分析会社のIHSジェーンズ(英国)は22日、北朝鮮が弾道ミサイル潜水艦を隠せる新たなドックを建設している、とする衛星写真を公開した。

写真は今年5月に撮影されたもので、同社は、東部の新浦(シンポ)にある造船所から2.25キロ南の地点に、潜水艦2隻を収容できるドックを新たに建設していることが確認されたとしている。


 IHSジェーンズのレポートですね・・・私には既知の内容ですが・・・ジェーンズのレポートは・・・North Korea building new, larger submarine pens IHS Jane's 360 これですね。

Commercial satellite imagery shows construction of the base began sometime between August 2009 and November 2012. Much of the harbour seen in 2009 (an area covering some 6,000 m2) had been blocked off by a sea wall and filled in by November 2012. Spoil from the surrounding hills was likely used as filling material.

The harbour area was nearly filled in by October 2013, excavation of the docks was progressing, and the construction of a new peer had begun. The docks were taking shape by 24 July 2014, with the North Koreans getting ready to pour their concrete bases.

By mid-2015 the steel structures over the docks were being set and some concrete slabs had been laid to form the roofs of the pens. Imagery from 13 May 2015 shows the two pens are approximately 150 m long, 10 m wide, and 14 m apart.

Satellite imagery from 8 May 2016 revealed that construction on the pens had progressed to the extent that portions of them were being covered with earth. Construction was still ongoing on the front of both pens and a barge was tied to the seawall. The new pier, now 137 m long and 13 m wide, was nearing completion.


 ここで記述されている内容は・・・Google Earthの物を示しているようです。写真の日付からするとね。最新のものは2016年5月8日の物ですから・・・間違いないですね。40°00'39.8N 128°08'52.2E - Google マップ ここに建設中のドックの話と思われます。サイズも一致しますからね・・・

 結構、世界の北朝鮮への関心は低いようですね。不思議なのは・・・North38では左の写真のAの潜水艦建造工場とSLBMに関するレポートと、Bのミサイル発射実験施設のレポートはありましたが、Cの部分の今回の報道にかかるドックに関するレポートが無かったことが不思議なんです。

 特定の場所に関する関心はあるが、その周辺の地形変更などには関心が無いのか?なんって奴ですね。

 まあ、私の関心の対象が特殊なのかもしれませんがね。とにかく、今回話題になっている建設中の基地として紹介されているのが・・・

 右の写真の奴ですね。なんとなく、中国の潜水艦基地のブンカーとの類似性があるような気がしますが・・・サイズ的にね。

 ただ、これが地下の潜水艦基地になるのか?それとも、潜水艦の建造所になるのかが不明ですね。なんとなく、護岸の様子からすると・・・地上での艦艇の建造所になりそうな気もしますね。その場合は、単に・・・植えの写真のAの部分の工場で建造できる潜水艦の吃水の問題の可能性もあると思われます。

 Aの工場での岸壁を海側に突き出したのは、多分・・・水深が不足することに対する対策ではないかと思いますからね。40°01'22.6N 128°09'43.0E - Google マップ この工場ですね。

 北朝鮮の秘匿性の高い艦艇建造所は、どこも左のようなパターンですね。平らな地面の上に建てられた工場の中で建造され、レールの上を移動して、浮きドックへ移されて進水することになります。欧州でよくみられるパターンの建造方法で、多分・・・この工場などはロシアの技術援助の結果ではないかと思われますからね。従って・・・簡単には、ドックでの潜水艦建造を行うとは考えにくいのでね。

 この近くにも干ドックがあって・・・40°01'52.5N 128°12'34.8E - Google マップ ここのドックはどうやら修理ドックとして使われているような雰囲気ですからね。たぶん、施設の整った工場での建造の方に慣れている・・・ドックでの建造では・・・基本的に仮設の施設での建造になると思うのでね。

 そして、上の建造所の周辺の水深がかなり浅いために、大型の・・・吃水の深い潜水艦の建造が困難なのではないかと・・・それで、新たな建造所を作っているような気がしてね・・・まあ、新しく作っているところの中央に水道が掘られるようであれば・・・ドックというか、潜水艦のブンカーが作られることになるのではないかと思います。

 たぶん、中国の潜水艦基地にあるような・・・最寄りだと青島の・・・36°06'20.4N 120°35'01.4E - Google マップ ここに口を開けているやつですね。多分、これと同じような施設になるか・・・それとも上のような工場になるかの問題ですね。

 半年もすれば、結果が出る事になるでしょうね。

2016.07.24

  

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