現在をうろうろ(188)

 宇宙初期のモンスターの再来??

 ふむ2013年4月27日に過去23年間で最も強いガンマ線バーストってのがあったのか・・・JAXA “近所”で爆発した宇宙のモンスター −観測史上最大級のガンマ線バーストを日本のグループが宇宙と地上から観測− 放射線遊びをしてたのは、こいつをちょっと理解するためにお勉強だったんでね。

 ガンマー線バースト・・・ガンマー線はX線なんかと同じような電磁波である事は理解、そしてX線とガンマー線の違いは、発生メカニズムの違いですね。X線は原子核のまわりの電子が軌道を変える際に放出される電磁波、ガンマー線の方は原子核の中での電位の変動で起こるさらに短波長の電磁波・・・で・・・ガンマー線バースト、強烈な電磁波がやってきたという事なのでしょう。

 そして・・・ガンマ線バーストとしては"近所"の38億光年の距離で起きたにもかかわらず、その性質は遠方、宇宙初期の「モンスター」と変わらない・・・という、なんとなく魅力的な説明・・・宇宙初期の「モンスター」が分からないが、なんだか凄そう・・・でも、説明には・・・宇宙初期に発生する普通のバーストと同じ「モンスター」としての性質をもっている・・・う〜ん、宇宙初期には普通で、近頃では「モンスター」か・・・矛盾しているが面白い表現・・・なんだかアメリカ的・・・

 今から140億年前のビッグバン宇宙ができる時のでたらめな環境では普通に発生していた非常に強力なガンマー線の漏出と同じような・・・そのような、今では絶えてしまったと思われるような強烈なガンマー線の漏出が近頃といっても38億年前に起こって、それが観測されたという事ですかね?・・・なんだか美しくない文になってしまった・・・

 宇宙ね・・・宇宙は137億年前の明け方突如本当に何もない空間の真ん中でぱちんとはじけて始まった・・・そして、その宇宙は光の速度で広がっているなら・・・半径137億光年の広がりを持っていると思うのだが・・・理論上観測可能な宇宙空間は450億光年・・・直ぐに私の理解を越える・・・

 こうなると、ビッグバン理論ってのをちょっと理解しなければならないようですね。事の起こりは、エドウィン・ハッブルがジョージ・ヘールがジョン・フッカーから多額の金をせしめて作ったウイルソン山天文台に1917年に完成した口径100インチの望遠鏡で遠方の星達は、本来の色より赤っぽく見える事を発見します。これが赤方偏移と呼ばれる現象ですね。

 ジョージ・ヘールは、望遠鏡のために色々な人から金を引き出していますね。1897年に口径40インチの望遠鏡をチャールス・ヤーキスから、このころ親から直径60インチのゴバン社製反射鏡材をせしめ、このガラス素材はカーネギー財団から金を引き出して1908年に稼働を開始します。そして、フッカーから金を引き出した口径100インチの望遠鏡、1928年にふたたびカーネギー財団から600万ドルを引き出して・・・口径200インチの望遠鏡を建造する事になります。残念ながらヘールはこの望遠鏡の完成を見ずに1938年に亡くなられます。戦争によって計画は遅れますが1948年に完成しますね。

 そして、この赤方偏移の観測データが蓄積して行く中で、ある経験則が生まれます、遠くにある2つの銀河の間の距離が大きくなればなるほど、赤方偏移の違いが大きくなる・・・・それぞれの銀河はそれぞれが離れて行くように見える・・・宇宙は広がりつつあるという事を見出し、1929年にエドウィン・ハッブルとミルトン・ヒューメイソンがそれを定式化します。

 これと並んで、アレクサンドル・フリードマンは、アインシュタインの一般相対性理論の方程式から膨張する宇宙を予測します。それとハッブルの研究が結びつき・・・膨張する宇宙の始まり・・・現在のビッグバン理論へとつながるわけです。

 このビッグバン理論の宇宙によれば・・・宇宙の最初期には超高温度・超高密度の状態のものが宇宙の中心にあって・・・これがはじける事になります。このような状況下では、普通だった強烈なガンマー線の放出が・・・100億年も経ってから起こったので・・・「モンスター」という事のようですね。さて、この時代外れの「モンスター」でなにが起こったか?

 それは・・・今までで最も近傍で発生したバーストの場合は爆発エネルギーが著しく小さく、別種の現象の可能性が高かったが、地球に近いからこそ得られた「普通のモンスター」の高品質のデータによって、従来のガンマ線放射機構の理論は再考を迫られることになった・・・という事なんですって・・・

 分かったような分からないような?なにが違うのかね?ガンマ線バーストでよく見かけるパターンは、継続時間が2秒を越える長いガンマー線バーストは、太陽の数十倍の質量をもつ恒星がブラックホールになるときに放出される光速に近い物質の放出によって放射されると考えられているようですね。この光速に近い速度で放出される物質の原子核は強く励起されて、ガンマ線で輝きながら一気に放出されてジェットのように宇宙空間広がり、さらにその放出された高速の物質で励起された宇宙空間にふらついているガスなどを励起してX線や可視光線などの広い範囲の電磁波を発生してその光は数日間観測される事があるという事かね?

 ふむ、ガンマー線バーストはパルス状に発生し、その後しばらく、その空間に様々な波長の電磁波が観測される・・・こいつを残照っていってるわけですかね?ふむ、そして、ガンマー線バーストは年間100以上観測されている・・・ふむ?地球の近所で毎年100個以上のブラックホールができているという事か・・・38億年で3800億個以上のブラックホールが近所に空いたという事か?普通の星は後どれくらい残っている?気になるな・・・どうもブラックホールも信じがたいが・・・見えない穴ぼこなんって・・・

 ガンマー線は・・・原子核に一般にガンマ崩壊が起こった時に発生するようで、ガンマ崩壊って陽子や中性子の数は変わらないから・・・原子核が音叉のように振動して特有の波長のガンマー線が出るのかね?ふむ・・・強烈に圧縮される星の中で強く励起されて潰れるボールから噴き出す粒子たち・・・そんなイメージですかね?

 ふむ・・・グラフの中にかに星雲がありますね。かに座の中性子星ですかね?ここから出されるエネルギーの漏出量と比べているという事かね・・・まったく、基本がないから読み解くのも大変・・・知識や技術が多ければ多いほど楽しく遊べるのになぁ・・・まあ、地上でガンマー線バーストが起こらない事を祈りましょう。

 宇宙空間での光速の定義も良くわからないし・・・昔は時間がどんな風に流れていたのやら?時空は手ごわい・・・

2014.06.05

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)

 産経ニュース検索 世界読解
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

















inserted by FC2 system