現在をうろうろ(1859)
日本貧窮者経済新聞
 核は運べるか 北朝鮮ミサイルの謎を暴くだって・・・?(2)

 さて、前回の続きで・・・核は運べるか 北朝鮮ミサイルの謎を暴く  WEDGE Infinity(ウェッジ) これって興味深いですからまず私なりに前提をチェックしてみているわけです。一応、元山付近での実験に関しては、韓国領内の上空からでも観測可能ですね。永興湾の奥だと、海上からの監視という事になりますが、北朝鮮の防空識別圏というのもあるでしょうから・・・韓国領内の高空からの可能性がありますが、高度が・・・雲があるとね。それでも、一応・・・観測可能だと思われますね。

【北朝鮮の弾道ミサイル能力を読み解く4つのポイント】
1. 日本にとってまず脅威となるのは、技術も運用も確立済みのノドンやスカッドER
2. 現在、日本にとって迎撃しにくいのはムスダン。ただし、4月の発射実験は3連続で失敗?
3. ムスダンの発射実験失敗で米国本土に届く弾道ミサイルの開発も揺らぐ可能性
4. 北朝鮮が発射実験に成功したとする潜水艦発射弾道ミサイルは将来の日本にとって大きな脅威


 ムスダンの発射実験を何で元山でやるのかが私にはわからない・・・これがね・・・北朝鮮の誇る中距離弾道弾ですから・・・本気の試験というか日本攻撃だと・・・元山から発射するか?という素朴な疑問・・・目標は当然東京でしょうからね・・・東京から1500km圏は左のようになりますから・・・北朝鮮のどこからでもムスダンで攻撃できるから、元山にこだわる必要はない・・・従って、ムスダンの発射実験とは考えにくい・・・

 そして、一般的にこの手のミサイルの配置場所は国土の中心部分になるという事ですね。

 例えば、トルクメニスタンにもスカッドミサイルが配備されていて・・・37°19'39.6N 62°13'56.8E - Google マップ ここに発射機がありますね。この南にも発射場があって2基ほどあるようですね・・・左の写真のようなミサイル発射場は・・・

 左の・・・あまりよく見えませんが中央の緑の中の赤丸の部分に基地があって、この場所は国境線から等間隔の中央にあるわけです。カスピ海側の防衛は別枠と思われますね。これが、一般的な戦略ミサイルの配備場所であるようです。

 米国のICBM基地も当然のことながら国土の中心にありますからね。

 右の赤い円内にミサイルサイロが分布していますね。ここを航空機で攻撃することは困難ですね。ミサイルで宇宙空間から・・・それぐらいしか攻撃手段は無いですね。41°30'40.7N 103°59'41.2W - Google マップ こういったミサイルサイロがあるわけです。

 従って、移動式だろうが、サイロだろうが・・・国土の中心付近に配備されて、そのあたりを走り回って適当に攻撃することになるわけですね。当然、高速道路に隣接している必要があるでしょうからね。海岸線や国境線に近いところは奇襲攻撃を受ける可能性があるから、この手の兵器を配備することは無い・・・テストなら海岸でしょうが・・・実戦配備している兵器のテストの話になっているのが納得できないのでね・・・

 中国などだと、列車から発射するみたいな感じですから・・・その基地らしきものは、北京の近くにありますね・・・40°18'32.7N 116°31'24.8E - Google マップ ここが怪しそうです。単なる弾薬庫かもしれませんが、列車の出入りできる建物の周囲に避雷針がきちんと立っていますから、爆薬かミサイル搭載車両を保管しているとしか思えないのでね・・・左の写真のような場所ですね。この基地と本線の間には列車を編成できるヤードがありますし、列車発射の核ミサイルを置いてあってもおかしくない場所ですね。

 従って、北朝鮮でムスダンがすでに配備されているとするならば、海岸近くの元山のはずはない・・・簡単な話です。何しろ、中距離弾道弾を開発したのは・・・日本をターゲットにするためでしょうからね・・・韓国国内なら1000kmも射程があれば十分だし・・・韓国が釜山から垂直発射管を備えた潜水艦に射程500km程のミサイルを搭載すれば平壌を攻撃できるわけですからね。従って、北朝鮮が射程300km程のロケット弾を国境近くに大量配備するのは非常に理に適っている・・・という事になりますね。

 韓国の航空基地は、国境線からおよそ100kmの所にありますから・・・航空基地を破壊するための切り札になる射程300kmのロケット弾・・・従って・・・元山で実験をするとなると・・・多分、潜水艦発射ミサイルの研究じゃないかと思うわけです。つまり、水面から30m程の高度までの発射実験・・・これぐらいしか思いつかない・・・そして、潜水艦発射ミサイルの実験に潜水艦を使うのは不合理・・・狭いし、技師が水中で作業して水中発射したのでは水上へ出てくるところの確認などができない・・・

 さて、手っ取り早く水中発射ミサイルのシステムを構築するために必要そうなものを考えると・・・アメリカ様の機動揚陸プラットフォームのような半沈船が欲しいですね。ムーンプールがあって・・・左のような感じの船が、私は欲しくなる・・・一応、潜水艦からのミサイルの放出と点火を試験するだけですから、飛び出してメインエンジンの点火を確認するだけでしょうから・・・

 ああ、これだと液体燃料ロケットというわけにはいかないかね?

 そして、実際の高価な潜水艦でテストしたという事は、それなりの信頼性を確保できていたという事ですからね。発射筒がムーンプールの上に横たえられていて、こいつが垂直になり、さらに下げるか、船首か船尾側で回転して半沈状態にしてやればよいわけですから・・・これなら、技術者を載せて発射管やミサイルの点火までの一連のテストができるはずですから・・・

 この妄想であれば・・・何度も失敗実験をやらかしたように見えるはずですからね。ムスダンの実験は海岸でやるわけがない・・・それに近頃北朝鮮は危険海域の指定をするようになりましたからね。領海内での低空までの放出実験ですから・・・しかも極秘・・・なら、これしかないという単純な推測です。

 そして、この手の特殊船舶は・・・元山の造船所の得意なものですから・・・それをチェックすればよい事になります・・・され、何か特殊船があるかどうかですね。

2016.06.01

  

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