現在をうろうろ(1826)
日本貧窮者経済新聞
 日本の中国嫌いが引き起こすことは・・・?(3)

 前回に引き続いて・・・日本の中国嫌いが徒に?潜水艦売り込み失敗の真相|田岡俊次の戦略目からウロコ|ダイヤモンド・オンライン これですね。続きは何かな?

 各国が提示した価格は維持費の一部(交換部品など)を含むかもしれないが、それにしてもやはり異様な高値だ。「造船所も建造するつもりか」とも考えたが、今のコリンズ級も同国南部のアデレードの造船所で作られており、施設の一部改修程度で済むはずだ。

 用地からすると、次世代潜水艦陸上試験場用地が確保されていますね。Australia’s premier naval industry hub supporting The Australian Navy AWDs このページの右側のPDFのパンフレット・・・左のような感じに・・・

 造船所も半ば作るつもりのような感じですね。テックポートオーストラリア - Google 検索 如何に日本では関心が薄いかがよくわかるような気がしますね。ここの施設概要に関して述べているような日本語のネット上の情報はほとんどない・・・34°47'02.6S 138°30'40.3E - Google マップ ここで、潜水艦いじりをやっていますね。

 これでは、そうりゅう型が売れることにしか関心が無いとしか言いようがないですからね・・・まあ、「日本らしい日本」って・・・非常に表面的で、深く掘り下げることは無いようですね。戦略とか無くて、非常に単純な戦術しかない・・・突撃あるのみ・・・そうりゅう型があるから日本は勝てる・・・どうやら、この程度の信念なのでは?そうりゅう型は世界最高!世界に冠たるニッポン!がその根拠・・・従って、世界最高の不磨の潜水艦であるそうりゅう型の性能に関しての疑問は無い・・・そもそも、オーストラリアの潜水艦がスターリング基地を母港にして活動している事、スターリング基地と対岸の潜水艦修理工場との間の水道の深さが9mであることの認識も無いようですから・・・そこに吃水8.5mのそうりゅう型を投入しようという間抜けな営業をしたわけですからね・・・完璧な潜水艦に、不完全な基地という事になるかね?

 「日本らしい日本」は・・・極めて単純で、子供みたいですね・・・そうりゅう型は最強!それだけで満足している・・・2950トンの基準排水量が忘れられ、大きな数字の4200トンが歩き出す・・・ほんとに小さな子供みたい・・・スローガンのみを掲げているだけの政治屋・・・馬鹿じゃない?いや、間違いなく大馬鹿だね・・・係長級の連中が現場まで行ってチェックしないと何もできない・・・政治家が、自分の選挙区の夢や希望、理想などを国会へ持ち込まないで、定府の殿様みたいになっている・・・「日本らしい日本」は江戸時代の封建制と変わらない民主体制ですから仕方ない・・・

 マリズ・ペイン国防相(女性)は26日のテレビインタビューで、フランスと共同建造する次期潜水艦の1番艦の進水は「2030年代の初期」と述べている。コリンズ級6隻は1996年から就役を始めているから、30年もつとしても2026年から退役が始まり、次期潜水艦はそれに間に合いそうにない。すでにある「そうりゅう」型なら十分間に合うはずだ。

 まあ、日本のF-4・F-15戦闘機などのように延命処置を取ればOKでしょうね・・・台湾は第二次世界大戦に参戦した中古の潜水艦を未だに運用しているようですから・・・アフリカなどには1913年に作られ、第一次世界大戦を砲艦として戦い自沈し、後日引き上げられて今もなお現役の貨客船リエンバがタンガーニカ湖を走っている・・・

 エジプト海軍は中古艦隊ですし・・・

 私がオーストラリアの軍事記者なら「法外の高値」や「更新計画のギャップ」を追及するところだが、そうした詳しい現地での報道は見当たらない。同国では7月に上下両院の同日総選挙が行われる見通しで、雇用問題が大きな関心事となっている。このため、政府は「潜水艦は材料も国産、2850人の雇用を創出」と主張している。同国の財政は赤字なのだが計画に投入する金額は大きいほど景気良く聞こえるから、30年間のランニングコストまで含め「総額50億豪ドル」と大きく出た様子だ。

 というか・・・Companies at Techport South Australia ASC AWD AMI Marine Raytheon こういった企業群に仕事が流れることが大切なのだと・・・鋼材のカットやら・・・バッテリーの供給業者や兵器システムの会社とか・・・この地に4兆円のかなりの部分が落ちるのなら・・・ちょうど12隻の潜水艦で神戸が潤う事を夢見たわけですから。だから、日本で全部作るのか?という事が問題になったりもしたわけですからね。2850人はASC社の造船部門の話でしょうから・・・何しろ、潜水艦建造を中心に作られた工場地帯ですからね・・・ここで不足しているのは設計部門ですから・・・船舶設計の基本の400mの実験用水槽とか研究施設と設計部門を作って、ここでこの周辺の工場の有する機器にあったデータを流せれば問題なかったと思いますがね・・・「日本らしい日本」は、突撃あるのみか・・・馬鹿だね。

 少し掘り下げると、すぐにわからなくなって投げ出す・・・根気が無い・・・政治的な偉い人ほどこの傾向が高い・・・係長や下士官などは世界一の能力・・・という事ですね。企画能力が無い・・・戦略が立てられない・・・ああ、偉大なる安倍晋三閣下そのものですね。確かに「日本らしい日本」の体現者であらせられる・・・私も少しずつ日本精神の芽が出てきたようです。田舎の山口組系の三次団体の元組長さんや、青森県の某市の某市長の自称馬鹿長男氏のお話のパターンが、偉大なる安倍晋三閣下とそっくりで・・・日本精神は「日本らしい日本」の体現者に接することで開花するという、戦前の説がよくわかった気がしますね。偉そうにしているが、実は馬鹿のカモフラージュが日本精神というわけのわからないもののようですね。

 落語に出てくるバカ殿の類を戴かなければならない日本で考案された素敵な社会・思想システムなのかってね。偉い人の言葉は拍手を以て聞き流す、どうせ、一過性の物だから・・・その間はじっと耐える・・・来年はきっと豊作だろう・・・楽しみはその時へ先送り・・・砂漠の限界状態で生きる民とは違った思考パターンになるのは自明ですね。

オーストラリアは原潜を造るつもりか
 それにしてもフランスの1隻2330億円は異様な価格だから、日本では「オーストラリアは原潜を造るつもりでは」との見方も出る。フランスの「シュフラン」級原潜のエンジンを通常推進に変えたものをまず造り、国民の反応などを見て原子力機関に換装し、12隻中の後期型は始めから原潜にするつもりならフランスと契約したことは筋が通る。


 オーストラリアでの原子力の導入は無いのではないかと・・・原発嫌いがイギリス本国からもかなり流れてきていますからね。冷戦時代の小説「渚にて」、映画化もされましたが・・・まあ、あんな雰囲気ですから・・・北半球の戦乱に巻き込まれる南半球・・・そんな感じですからね。ネット上に映画は落ちていないかと・・・ロシア語の弁士が語るやつがありますね。まあ、これでもあとで見ることにしましょう。On the Beach 1959年の映画ですね。2000年にもTV映画としてリメイクされているようですが、そのうちチェックしてみましょう・・・DVDは貧乏だから買えないしね・・・

 フランスのDCNSはブラジルで共同で潜水艦造船所を建設しており、2014年12月に開所式を行った。最初に建造する4隻はフランス設計の通常推進潜水艦「スコルペヌ」型(1870t)だが、5隻目は「シュフラン」級原潜とする計画だ。それと同じ構想をオーストラリアにも売り込んだ可能性はある。

 たぶん、これは無いと思いますがね・・・冷戦時代の感情が残っているようですからね・・・ニュージーランドはそれで太平洋安全保障条約に関して、アメリカはニュージーランドの防衛義務停止を行っていますからね・・・戦争には巻き込まれたくない・・・オーストラリアではイギリスが核実験を行っていましたね。オーストラリア本土での実験は28°41'54.8S 132°22'17.9E - Google マップ ここで行われたようですね。そして、白い線を南に辿ると、もう1か所・・・ここで2発の原爆がテストされたようですね。他には29°53'52.0S 131°37'30.9E - Google マップ このあたりでも1957年に3発の核爆弾がテストされていますね・・・感情的なものに関しては推して知るべしかな・・・

 インドは国産の弾道ミサイル原潜「アリハント」(6000t、射程700kmのK15弾道ミサイル12基)を2009年に進水させ、現在海上テスト中で、2、3番艦も建造中の様子だ。またロシアから「アクラ」級攻撃(対艦船用)原潜1隻をリースしていて、これはさらに増えそうだ。オーストラリア海軍もインド洋を主たる活動海面としているし、第1次大戦当時は巡洋戦艦「オーストラリア」を持ち、第2次大戦後には空母「メルボルン」を保有していたから、今日の主力艦である原潜を持ちたいだろう。

 さて、これはどうだか?一応、イギリス連邦の国々ですからね・・・緩い結合体ではあるかもしれませんが、価値観を共有することは・・・間違いなく強いでしょうね。まあ、何かあれば、軍事的にも協力体制ができるはずですからね・・・潜在的には大英帝国は存在しているともいえるわけですからね。ちょっと気になるのはアフリカのイギリス連邦諸国ですね・・・日本の戦略にも関わる地域、なぜか日本政府はアフリカの英語圏の国々に関心が高いようでね・・・

 だが、もしオーストラリア政府や海軍が元から原潜保有への足掛かりとしてフランスと組むことを企図していたのなら、なぜ日本に対し「そうりゅう」型が有力候補であるかのような素振りを示したか不可解だ。原潜建造の狙いがあってフランスと気脈を通じており、日本は単なる当て馬だったなら、日本に強い期待感を抱かせ、最後にどんでん返しをして恨まれるようなことをする理由はないだろう。

 オーストラリアにとっては単なる選択肢の1つとしての日本のそうりゅう型だったのではないかと思いますが・・・単なる潜水艦という商品に余計な思いを沢山詰め込んでいただけではないかと・・・なぜ日本に対し「そうりゅう」型が有力候補であるかのような素振りを示したか・・・買い物をするときの普通の行動パターンでは?他にも声をかけているところがあるんだよ・・・でもね・・・これもいいね!譲歩を引き出す方法には2つあって、このパターンと、難癖をつけての交渉とがあるが・・・リチウム電池は燃える!とかいろいろとやっていたような気がしますが・・・

 買い物ですからね、売り手の日本に強い期待感を抱かせなければならないと思いますが・・・そこでの対応って重要ですよね。ああ、「日本らしい日本」の商人はけなされるのが当然で、期待感を抱かせるような客に遭遇したことは無いのかもしれないね。勝手に舞い上がって、売れた売れたで大喜び・・・あとは客を放っておいたのかね?商売は客が寄って来たら客を喜ばせないといけないのでは?ここから商売が始まるものだと認識しているのだが・・・客が寄ってきて、売り手の日本に強い期待感を抱かせて、これから商売の話になるはずが・・・売れた売れたで大喜び!そうか、神戸製鋼所ではろくな注文が取れなかったからかね?この部分の経験不足で勝手に舞い上がっていた・・・だから、最後にどんでん返しをして恨まれるようなことをする理由はないだろう。・・・ってなるのかね?「日本らしい日本」が言わせているみたいな感じですね・・・

2016.05.21

  

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