現在をうろうろ(1781)
日本貧窮者経済新聞
 潜水艦という商品とナショナリズムと・・・?

 さて、前回の続きですね・・・基本的に文化の違いというやつが理解できていないのでしょうね・・・というより・・・Memorandum of Understanding: MOU 了解覚書の調印を契約だと偉大なる安倍晋三閣下は信じているのではないかと・・・安倍 トルクメニスタン 覚書 - Google 検索 私も、トルクメニスタンで色々と学ばさせていただきましたからね・・・この了解覚書は・・・こんな話があったよ!程度ですからね・・・内容は、法的拘束力などまるでないわけですからね・・・しかし、こいつで喜んじゃうのが能無し政治屋君だから仕方ない・・・まあ、話の糸口を作ったぐらいですが、それは評価しますがね・・・オーストラリアの潜水艦の件は、これにも至ってない・・・なんとなく雰囲気で騒いじゃった・・・ただそれだけですからね・・・

 たぶん、偉大なる安倍晋三閣下は・・・クロージングができないのではないのかと・・・たぶんね・・・食い散らかして喜んでいるというか・・・それに振り回される周りは・・・まさか・・・三菱重工はそうりゅう型は2900トンだと偉大なる安倍晋三閣下に言えなかったのか?それで、乗る気じゃなかったとか?

 私だって・・・そうりゅう型は2900トンという認識はありましたが、コリンズ級が3051トンというのも・・・でも、巷では4200トンのそうりゅう型・・・

 確かに、左の写真のように上がそうりゅう型、下がコリンズ級ですからね・・・2900トンのそうりゅう型の方が3051トンのコリンズ級より大きい・・・水ぶくれのそうりゅう型だなんって・・・

 豪にとって7番目に大きい貿易相手国である台湾も、豪に対して苛立ちを感じているようだ。台湾は豪とのFTA(自由貿易協定締結)を望んできたが、中国とのFTAを締結させた後ならば、と歴代の政権に期待を持たされ、結局今も待たされたままだという。台湾の交渉担当者は、経済と外交は切り離せるということを近隣諸国に見せる意味でも、あいまいな態度はやめ、交渉を進めてもらいたいとしている(SMH)。

 東洋的な気の短さなのか?それとも、単に・・・都合のよい記事を集めた結果なのか?・・・交渉が下手なのか?結局は詰めが甘いような感じですがね・・・結局は宙ぶらりん・・・交渉上手な欧米に持っていかれる・・・中国も上手いね・・・漁夫の利・・・究極の業だね。見栄とハッタリでは無理だと思うのだが・・・ロシアも上手いね・・・欧州で物乞いをする偉大なる安倍晋三閣下、うまくいってるのか?近頃は、報道に予定稿が上らないので面白くないね・・・2年前の勇ましさが・・・

 う・・・台湾の事例はちょっと違うのではないかと思うのだが・・・?経済と外交は切り離せるということを近隣諸国に見せる意味でも、あいまいな態度はやめ、交渉を進めてもらいたい・・・日本が切り離せなかったような感じですが・・・中国包囲網のおまけのそうりゅう型なのか、そうりゅう型のおまけの経済支援なのか・・・なんだかね?ディズニーアニメの三匹の子豚に出てくるオオカミの化けた商人かね?

 まったく・・・偉大なる安倍晋三閣下は何を売りたかったのかね?見栄とハッタリで男を売ろうと・・・ああ、「日本らしい日本」では見栄とハッタリで男を売らないとモテないような感じですから・・・ああ、見栄とハッタリか・・・私は面倒でね、その手の事をしてこなかったのがいけないのかね?小さな声で、嫁さん募集・・・

 G7用の3本の矢とか・・・世界経済の危機の回避に向け、G7=主要7か国が協調して財政出動を含む積極的な対応をとる必要がある・・・とか、日本がやるべきことがあるはずなんだが・・・どうやら、空っぽな頭では無理なのかね?少しは、中国のやり方を学んだら?中国の報道で・・・かなり明確に、中国が主張したので、私も確信が持てましたが・・・財政出動では無理だね・・・日本病の根はイギリスよりももっと深く根源的なものがあるから・・・こいつを使って、地方の富を中央へ集めての見栄とハッタリの「日本らしい日本」を生み出したのだから・・・既に、基盤は失われているから・・・同じ手は使えないのだよ・・・

 ああ・・・なんだか、頭を使うと疲れるね・・・1日遊び遊び大工仕事をしていましたが・・・大工仕事の方が変数が少なくてね・・・楽だね・・・体を使ていると、徐々に小屋の形が作られていくからね・・・じゃなくて・・・

 しかし、何で兵器とか・・・運用ではなく、その兵器のスペックにしか興味が無いのか?そして、特筆できることだけで膨らみ返った話になるのやら?そうりゅう型は2900トン・・・なぜか、水中4200トンが表看板になる。巨大な潜水艦と騒ぎたかったのでしょうがね・・・

 ロシアの潜水艦はデカいね・・・通常型の潜水艦も原潜も兵器としては同じ潜水艦ですからね。階級に分かれた試合ではなく、単なる人殺し・・・殺した方が勝ちになる戦争では、通常型も原子力を動力としているやつも対等に殺し合いを行うことになる。

 本気で戦争をする国になるのだと思うとね。まあ、大東亜戦争では機関銃に対して竹槍で戦おうとしたりしていますし・・・代用兵器でよいのかもしれないかね・・・

 水中で小さな都市に電力を供給できる出力を持った潜水艦と、カローラのエンジン4台分の出力を持った潜水艦の戦いってのも普通に起こるわけでね・・・右側の列の一番下の小さいのがロシアの攻撃型原潜ですね。水中で水深600mで短時間なら35ノットは出るらしいし・・・予備のディーゼルエンジンは5400馬力だし・・・

 私も、この写真のようにスケールを合わせて並べた時には驚いたね・・・こんなにそうりゅう型は小さいのだと・・・タイフーン型は水中27ノットですからね・・・そうりゅう型はカローラのエンジン4台で4ノットも出れば上等ですから・・・水中で7ノットも最高速度が違うと体当たりも困難でしょうね。非国民と呼ばれようが・・・これが、残念ながら事実ですから・・・

 日本の潜水艦熱は冷めるかね?

◆安全保障への影響は必至
 シェリダン氏は、今回の事件は日米豪の防衛関係にも影響を与えたと述べ、日本の識者の見方を紹介している。船橋洋一氏は、安倍首相は日米豪の同盟がいかにうわべだけのものかに気付かされたとし、日本をバックアップしたアメリカも落胆していると述べている。京都大学で国際政治を教える中西寛教授は、受注失敗に中国の影響があるとするなら、豪は日本、さらにはアメリカにも近づきすぎないというメッセージを送ったことになるとした。結局潜水艦問題で、アジアはさらに豪が中国の圧力に締め付けられていると理解し、アメリカも同盟国の不安定さをさらに認識したとシェリダン氏は分析している。(オーストラリアン紙)。


 ああ、これって・・・日本語で書かれたオーストラリアの安全保障政策を眺めると・・・?(11) ここで見たやつ・・・

その意味を理解する上で一つのヒントとなるのは、2000年国防白書の策定において中心的な役割を果たしたある元国防省高官の発言である。この高官は冷戦後の豪国防省内部の議論を振り返り、オーストラリアが考える日米同盟の役割の一つは、日本に対する米国の戦略的コミットメントであり、この戦略的コミットメントによって、地域の安定を損ねるようなあからさまな日中の戦略的競争が防止されているとした。この人物が述べる日米同盟による日中競争の抑制は、日本の軍事力拡大の抑制を意図する「瓶の蓋」論とは性質を異にする。彼によればオーストラリアの認識とは、日本がより積極的な安全保障上の役割を果たすことが日米同盟を強固なものにする、というものである。この論理からすれば、オーストラリアにとって 2国間および 3国間協力を通じて日本の安全保障上の役割拡大を積極的に支援することは極めて自然な選択といえるであろう。

 アメリカ様の後ろ盾あっての日本って・・・即刻根性のなせる業だね・・・しかし、潜水艦を買ってもらえなかっただけで、どうしてここまで落胆するかね?小さな子供が、同じものを持つことで仲間と認識するのに似ている気もするが・・・どうして、同じものを持っていないと仲間として認められないのか?不思議ですね・・・同じものを持っていたって・・・面白くないと思うのだが・・・?どうやら、私はこういった面でも・・・「日本らしい日本」から外れているような感じですね。

 まあ、価値観を共有する仲間・・・というのからかなり外れることになるのかね?フルート関連の掲示板を眺めたりすると・・・メーカーにぶら下がる派閥というのがあるみたいで、これまた興味深いのですがね・・・ムラマツ派やアルタス派とか・・・おかげで、色々なフルートに手を出してしまったし・・・日本にほとんど入っていない米国パウエルの安物フルートのAMADEUSでフルート遍歴は終わりになりそうな気配ですね・・・こいつは、日本では話題になっていないから・・・一応、名のある高級フルートメーカーの製品ですからね。

 どうやら、オーストラリアは日本についてよくわかっているような感じですね・・・私は、こんな政治的な見方よりも・・・単に、そうりゅう型がスターリング基地での運用に関して・・・母港に入るのが困難だという単純な理由を取りたいのですが・・・海図からするとそうとしか思えないのでね。それに、たった2900トンしかない小さな潜水艦だっただけでね。

 そういえば、通常型の潜水艦で大きい奴は3800トン弱の奴が中国にありましたね032型潜水艦・・・そうりゅう型と比較すると左のようになりますね。この032型潜水艦は38°48'06.3N 121°15'28.3E - Google マップ この辺りに係留されていますね。これは、全長92.6m吃水は6.8mだからスターリング基地での運用は可能ですね。乗員は88名+100名ほどの技術者を乗せて30日間の航行が可能なようです・・・実験用の艦艇ですからね・・・そういえば・・・北朝鮮にも大型の実験艦がありましたっけ・・・

 左の写真にまとめてみると、一番上が北朝鮮の大型潜水艦。その下がそうりゅう型、そして、中国の032型ですね。宣伝してはいないですが、北朝鮮の潜水艦は結構大きいですね。まあ、そうりゅう型だけが一般的な攻撃型の潜水艦で、北朝鮮のも中国のも垂直発射管を備えたミサイル潜水艦ですから、大きさの比較をするものではないですね。なお、写真の黄色の線が50mです。

 同氏は、もし豪のリーダーが自国が直面する複雑な安全保障環境について語り、アジアとのつながりの必要性を訴えるなら、そしてアメリカの衰退とアジアにおける戦略的縮小が真実であるなら、豪にとって何よりも大切なのは日本との密接な関係だと主張する。今回の事件がそのチャンスを遠ざけたとし、影響を軽視することはできないと見ている(オーストラリアン紙)。

 まあ、いずれにせよ吃水8.5mでは買えませんね・・・私の自宅のガレージにはリンカーンは入りませんから・・・これと、理由は同じでしょう。残念ながらオーストラリアのスターリング基地で運用できるのは吃水が7mまでの艦船のようですからね。修理工場までの浚渫された水路が9mですから・・・8.5mの吃水は問題外・・・

 日本側の売込み担当者は、右の海図を見ていなかったんですかね?まあ、4兆円に目がくらみ、オーストラリアが求める物を、水中4200トンで売れる!・・・と喜んだ偉大なる安倍晋三閣下をだれも止めることができなかった・・・的外れな暴走するドリルを止められなかったのかね?

 なんだか、「日本らしい日本」だとこのパターンの方が・・・そして、原因は中国にある!で火をつければ完璧じゃん!さすがに、オーストラリア政府は中国関与は否定するが・・・日本経済新聞 電子版 [FT]安倍首相に打撃 豪潜水艦、仏が契約獲得 この記事がやたらと早かったのがね・・・

 日本の提案に通じた人々は、受注失敗は安倍氏にとって「かなり大きな個人的な面目喪失」の元になり、日本政府と関係企業はこれから「責任のなすり合い」の時期に入るだろうと話している。

 消息筋によれば、オーストラリア政府は米国政府に対し、受注失敗に対する「日本の反応をうまく扱う手助け」を求めたという。

 入札プロセスに関与したオーストラリア側、日本側の関係者は本紙(英フィナンシャル・タイムズ)に、日本の提案は商業的な点で最も弱く、終始一貫して日本の経験不足が明白だったと話している。


 事前にアメリカ様への根回しもあったようですから・・・日本政府と関係企業はこれから「責任のなすり合い」の結論として中国陰謀説できれいに収まる・・・「日本らしい日本」の解決・・・そうりゅう型も水中4200トンの大型潜水艦である続けることになる・・・

 しかし、問題は・・・オーストラリアが世界最大の通常動力型の潜水艦を手に入れることになるわけですからね・・・中国の032型をしのぐ潜水艦を・・・水中5300トンクラスですね。でも、中国のはミサイル潜水艦なので水中での排水量は6628トンのようですね・・・まあ、いずれにせよ・・・そうりゅうが2900トンの軽い潜水艦であることが認識されるようになるのでしょう・・・

2016.05.06

  

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